JAL(日本航空)では山形−名古屋便を1日1往復運行していますが、これを子会社のJEX(ジャル・エクスプレス)に移管すると山形県に通知してきました。移管されるのは今年の10月からです。しかしながら、JEXに移管されたあとも機体はこれまで同様に150人乗りのボーイング737-400型が利用される予定ですので、子会社に移ったからといって不便になるということはないようです。運賃の自由化によって航空各社の競争が激化していますので、その対応策の1つといえるでしょう。昨年1年間の山形−名古屋便の搭乗率は67.8%で、一昨年よりも5,000人多くなっています。そういう点からも、廃止ということはまずあり得ないでしょう。
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- ■「JAL、2000年度の路線便数・機材計画を策定」(日本航空)
- http://www.news.jal.co.jp/JAL_NEWS.nsf/3f0c671aa08aadb8492564180033e126/ac314614552da77149256865001e7394?OpenDocument
山形県企業振興公社の発表によると、天童市内の商店街での空き店舗率は6.3%ということでした。1997年に実施した前回調査と比較すると空き店舗率は3.1ポイント上昇していて、山形県内では河北町(かほくちょう)や真室川町(まむろがわまち)などに続いて4番目の上昇率を記録しています。天童近辺ではここ最近、山形市へ向かう国道13号沿いなどに大型店舗が集中的に出店し、一大ショッピング・ゾーンを形成しています。既存の商店街では各商店で店先の数台分の駐車スペースしか持たないのに対して、これらの大型店では何百台という規模の駐車場を持っています。山形は「日本一の車社会」(山形県の公式サイトを参照)なので、駐車場の確保は各商店にとって死活問題です。
既存商店街が大型店に対抗するためには「商店街で協同して駐車場を確保する」「各商店を紹介するマップをつくる」といったことが思い浮かぶますが、みなさんならどういうアイデアを思いつくのでしょうか?
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- ■「千世帯当たりの自動車所有数量」(山形県公式サイト)
- http://www.pref.yamagata.jp/kt/toutopix/kttk9911.html
天童市が位置する東南村山地方(とうなんむらやま・ちほう)では、広域合併の動きが見られます。広域合併について調査しているのは、県庁所在地の山形市と隣接する上山市(かみのやまし)、中山町(なかやままち)山辺町(やまのべまち)です。これらの市町では、合併研究会に当たる特別委員会が議会内に設置されています。しかしながら、天童市は市町村合併については消極的な態度を示していて、広域行政で十分対応できるとしています。
自治省サイト「合併相談コーナー」では、日本全国での広域合併の動きを地図で示しています。これらの市町村では住民から合併を求める声が出ているそうですが、山形での市町村合併では行政が主体となっていて住民からは合併を求める声がほとんど聞かれません。「周りでやってるからうちでも合併しよう」と安易に結論づけられないよう、住民一人一人が意識しなければならない問題だと思います。
- (関連ページ)
- ■広域合併についてのリンク集
- http://www.ikechang.com/links3.htm
現在ある天童市立天童病院を移転して、より大きく建て直すという計画が事実上中止になりました。天童病院のベッド数は現在70床ありますが、「天童病院第2次整備計画」ではこれを200床に増床する計画でした。しかし、山形県に申請されているベッド数が「山形県保健医療計画」でのベッド数を大幅に上回っていて、申請しても間違いなく却下されるという状況から申請自体を取りやめることに決めたようです。これは、今月21日におこなわれた市議会全員協議会で、天童市長が議会に対して発表したものです。
病院のベッド数については「医療法」で知事の許可を受けなければならないと定められていて、それぞれの病院で勝手に増やすことはできません。「医療法」は各県ごとに医療計画を策定することを義務づけていて、各病院からの申請ベッド数がこの医療計画でのベッド数を超える場合には、知事は認可を与えないことができます。山形県では今後ベッド数を大幅に増やす計画はなく、また申請されるベッド数は減少することがないと予想されるため、天童病院のベッド数が増えることは今後ともあり得ないそうです。
平成12年度には、現在山形市のJR山形駅の北側・霞城公園(かじょうこうえん)近くにある山形県立中央病院が、これまでよりもずっと天童市寄りに移転してきます。山形県としては、こちらの県立中央病院を利用してくださいということなのかもしれません。しかし、近くなったとはいえ車で20分〜30分のところにある病院というのは、特に高齢者の方々には利用しづらいのではないかと思います。
なお、今回の件について「医療法」の「第七条の二」に以下のように定められています。
- 第七条の二
- 2 都道府県知事は、前項各号に掲げる者が診療所の療養型病床群の設置の許可又は診療所の療養型病床群に係る病床数の増加の許可の申請をした場合において、当該申請に係る診療所の所在地を含む地域(医療計画において定める第三十条の三第二項第一号に規定する区域をいう。)における前条第二項に規定するその他の病床(診療所の療養型病床群に係る病床を含む。)の数が、第三十条の三第四項の厚生省令で定める標準に従い医療計画において定める当該区域の必要病床数に既に達しているか、又は当該申請に係る療養型病床群の設置若しくは療養型病床群に係る病床数の増加によつてこれを超えることになると認めるときは、前条第四項の規定にかかわらず、同条第三項の許可を与えないことができる。
- (関連ページ)
- ■「医療法」全文
- http://www.normanet.ne.jp/~hourei/h205R/s230730h205.htm
昨年12月4日に延伸開業した山形新幹線は、「パーク&ライド方式」を大々的に採用した全国初の路線として注目されています。多くの方の期待どおり、「ライド」に当たる新幹線の利用客は2倍ほど増えましたが、「パーク」にあたる無料駐車場の利用状況はイマイチのようです。
JR東日本の発表によると、延伸開業日の昨年12月4日から1月23日までの51日間で、1日あたり平均で3,470人の利用客がありました。これは特急「こまくさ」時代と比べると2倍以上の数だそうで、山形新幹線の延伸効果がハッキリあらわれています。しかしながら、沿線で合計して2,770台分のスペースがある無料駐車場については、1日平均680台で25%程度しか利用されていないそうです。「屋内駐車場じゃないから、東京から帰ってきたら車に雪が積もっちゃって大変だよ」という理由がまっさきに思いつきますが、もしかして「首都圏からお客さんはやってくるけど、山形からはあんまり出かけてない?」という理由もあるのでしょうか?
一方、山形県知事は全日空の販売本部を訪問して、副社長兼販売本部長に「山形−東京便」の2便化を改めて要望しました。全日空は、山形新幹線が延伸開業したにもかかわらず70%以上の搭乗率をキープしていることについて高く評価したものの、料金が2,000円値上げされる4月以降の利用状況も見極めないとという返答をしました。山形県知事は、ビジネスマンの利用をメインに2便化要望の熱意を伝えましたが、明確な返答は得られなかったそうです。
山形市でおこなわれた「山形県高度道路交通システム推進懇談会」の席上で、日本道路公団は、2002年度までにETCを山形蔵王インターチェンジ(IC)と山形北ICに設置すると表明しました。ETCは(Electronic Toll Collection System)の略で「自動料金収受システム」のことです。ETCを使えば、料金所を通過するだけで自動的に料金精算がおこなわれるので、渋滞緩和の一手段としてとても期待されています。ETCの利用者は、自動車にあらかじめICカードとICカードを読み書きする装置を置くだけでOK。あとは、料金所を通過する際にその装置が無線でデータをやりとりして、自動的に料金精算をしてくれます。
山形自動車道では、6月から7月にかけてのさくらんぼ狩りシーズンと8月中旬のお盆のシーズンに、毎年ながい渋滞が起きています。山形蔵王ICは山形市内への入り口として、山形北ICは天童市内への入り口として交通量がとても多いため、ETCが導入されればとてもスムーズに車が流れるようになると思われます。
- (関連ページ)
- ■日本道路公団
- http://www.jhnet.go.jp/
天童市とニュージーランドのマールボロウは、姉妹都市になってから今年で10年になりました。その10周年を記念して、天童市役所と天童市国際交流協会が市民訪問団を結成し、きょう成田空港からニュージーランドに向かいました。天童市とマールボロウは農業の技術交流がもとで姉妹都市になりました。毎年、英語指導助手のかたがいらっしゃり、今年は女性の方が毎日小中学校をまわって英語を教えています。市民訪問団のみなさんは現地で開催される記念式典に出席したあと、牧場や学校の視察をして30日(土)の深夜に戻ってきます。
郵政省では、子どもたちの文章表現力や情操を豊かにする目的で、毎年「手紙作文コンクール」を開催しています。今年おこなわれた「第32回手紙作文コンクール」では、天童市立天童中部小学校3年の四釜智彦(しかま・ともひこ)君が手紙作文部門で郵政大臣賞を受賞しました。コンクールには合計148,800通を超える応募があったそうですが、四釜クンの作文はその中で「ナンバー1」だったということを表しています。さらに、4年生の植松未知(うえまつ・みち)さんも入選に選ばれました。
先日おこなわれた山形県内の広報誌のコンクールでは、天童市役所の広報誌が山形県でナンバー1になりました。さらに、今回の作文コンクールでも四釜クンが全国一になりました。市民のみなさんは、小さいころから文章を書くのに慣れているのかも知れませんね。「その結果がこういったコンクールでの受賞なのかな?」と思います。