毎年恒例の春季消防演習が、市役所そばの老野森グラウンドで実施されました。演習には消防署員のほか各地区で活動している消防団員が参加し、消防車両のパレードや放水訓練などが披露されました。天気が良かったこともあり、会場周辺には消防団員の家族や消防車見たさの子供たちが多数詰め掛け、にぎやかな演習となりました。
ここ最近、天童市内では野火火災や住宅火災が続き、消防団のみなさんも連日のように出動していました。風が強い日が続いていますので、畑での野焼きは十分に注意しておこなってほしいと思います。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:行政の取組み(消防・防災)
- http://www.ikechang.com/news/news686.htm
天童市は4月16日に天童市防災会議を開催し、地域防災計画の見直しをおこないました。地域防災計画は災害対策基本法に基づいて各自治体が策定することになっていて、これまでの天童市地域防災計画は1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災などに対応する形でつくられていました。しかし、地震調査研究推進本部の地震調査委員会が「山形盆地活断層」で今後30年以内にマグニチュード7.8程度の大地震が最大7%の確率で発生するという予測を2002年(平成14年)5月8日に発表したことを受けて、計画の一部見直しをおこなうことにしました。
今回見直しされた主なものは以下の項目です。さらに、災害が発生した際に即座に対応できるよう防災マニュアルも策定されます。いずれにしても、「山形盆地活断層」の地震では震度6強から震度7程度の地震が予想されています。こうなると救助の手が全域に及ぶまでには数日かかることになりますので、1日〜2日分ぐらいの水と食糧はきちんと用意しておく必要がありますね。
<天童市地域防災計画の主な見直し項目>
- 避難場所として公共施設以外に民間企業の所有地などを充てること
- 障害者や外国人などへの広報体制の強化すること
- 外部からのボランティアに的確な対応をとるための受け入れ体制を整備すること
- 初動態勢の整備をおこなうこと
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- (関連ページ)
- ■災害対策基本法(法庫)
- http://www.houko.com/00/01/S36/223.HTM
- ■天童のニュース:天候・災害
- http://www.ikechang.com/news/news120.htm
内陸地方の自治体と山形県で組織される山形空港利用拡大推進協議会が4月15日に山形グランドホテルで開催され、2003年度の事業報告と2004年度の事業計画決定がおこなわれました。2004年度も利用者に対する助成金事業は継続しておこなわれますが、搭乗率が採算ラインの70%を下回った場合に運行会社へ支出される損失補填(ほてん)は行なわれないことになりました。
<山形−東京便の利用拡大策(2004年度)>
名目 |
内容 |
対象数 |
個人向け利用推進助成金 |
片道あたり2000円を助成 |
先着1万人 |
4回回数券の助成 |
1セットにつき7000円を助成 |
先着200セット |
旅行商品助成金 |
旅行代理店に対する助成 |
内容を一部変更して継続実施 |
2003年度の事業報告によると、個人助成が2984人、回数券助成が185件など、利用者に対する助成事業は当初予想していた申請件数を大幅に下回りました。そのため、7000万円の予算を計上していましたが、実際に使われたのは2060万円しかありませんでした。ただし、運行会社に対する損失補填は搭乗率が70%を下回って65.2%だったことから、およそ4176万円を支出することになりそうです。コレの負担割合は、当初の計画どおり山形県と33市町村が折半することになりました。ただし、空港周辺の6市町(山形市、天童市、東根市、寒河江市、村山市、河北町)が負担する分1733万円(=33市町村分のうちの83%)については、6市町村が当初予算で支出したものの実際には使われなかった1469万円から充てることになったため、実際に負担する額は263万円程度で済みそうです。
<山形−東京便を取り巻く収支額(2003年度)>
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支出内容 |
支出額 |
利用拡大助成金 |
2060万円 |
着陸料軽減 |
1500万円 |
空港ビル使用料免除 |
3000万円 |
運行欠損支援 |
4176万円 |
合計 |
1億736万円 |
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差し引き合計 |
2億9264万円の黒字 |
山形県の試算によると、東京便が復活したことによって山形県にもたらされた直接的な経済効果は、およそ4億円にのぼるそうです。一方、利用拡大推進のために支出した金額は合計1億円ちょっとですので、差し引きすると3億円弱の「もうけ」になるようです。具体的な計算方法は分かりませんが、この計算が正しいとすれば、税金を投入して東京便を死守しようという取組みは正当性があるように思われます。
- (関連ページ)
- ■山形−東京便、2003年度の欠損金支出は4100万円の見込み (2004.04.01)
- http://www.ikechang.com/news/2004/ne0404j1.htm#040401
- ■山形−東京便、JASの運行で5ヶ月ぶりに復活 (2003.04.01)
- http://www.ikechang.com/news/2003/ne0304j1.htm#030401
今年1年間、天童市の観光PRをお手伝いをしていただく「ミス将棋の女王」(こまのじょおう)に、市川麻里枝さん(23歳)と荒川めぐみさん(20歳)のおふたりが選ばれました。第25回ミス将棋の女王コンテストは、4月11日(日)に天童ターミナルビル「パルテ」で開催されました。武田貞夫(たけだ・さだお)天童市助役を筆頭に合計11人の審査員が市内外から参加した26名の方々に対して面接をおこない、質問に対する受け答えや笑顔などを基準にして審査しました。
ミス将棋の女王に選ばれたおふたりは、4月24日(土)の「人間将棋」1日目でお披露目されます。当日は「網走市・天童市総合交流調印式」もおこなわれますので、ぜひ足を運んでみましょう。
<「第25代ミス将棋の女王」のおふたり>
おなまえ |
年齢 |
職業 |
市川麻里枝(いちかわ・まりえ)さん |
23歳 |
会社員(スポーツクラブ天童) |
荒川めぐみ(あらかわ・めぐみ)さん |
20歳 |
学生(羽陽学園短期大学) |
- (関連ページ)
- ■人間将棋
- http://www.ikechang.com/chess/