天童市南部の清池(しょうげ)工業団地にある日新製薬株式会社が、12月29日にシンジケートローン(協調融資)で10億円を調達しました。シンジケートローンは複数の金融機関が協調融資団を組成し、同一の契約書で貸出等の信用供与を行う融資形態です。今回は主幹事(アレンジャー)のみずほ銀行がに対して殖産銀行と荘内銀行が参加し、合計3行が同一条件で日新製薬に7年間の期限で10億円を融資します。日新製薬では、現在建設している4階建て・延べ床面積およそ3100平方メートルの新工場にこの融資を充てる計画です。
みずほ銀行は「経営方針や業績推移、技術力を評価し、一般的には上場企業が対象となるシンジケートローンで対応することを決めた」とコメントしています。日新製薬はジェネリック医薬品(後発医薬品)の開発や大手医薬品メーカーからの受託生産(OEM/Original Equipment Manufacturing)などで企業ピークの売上高を更新し続けていますが、こういった背景が好影響を与えたのでしょう。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:商工業
- http://www.ikechang.com/news/news150.htm
- ■シンジゲートローンの説明(みずほコーポレート銀行)
- http://www.mizuhocbk.co.jp/syndicate/
- ■日新製薬株式会社
- http://www.yg-nissin.co.jp/