新春恒例の消防出初め式が、1月6日に天童市役所周辺で開催されました。天童市消防本部や消防団からおよそ370名と38台の消防車両が参加し、観閲、分列行進、祝賀放水を行いました。昨年(2007年)天童市内で発生した火災の件数は前年とおなじ21件で、死者は1名減の1人だったそうです。しかしながら、救急車の出動件数が前年よりも148件多い2040件を記録し、初めて2,000件を超えたそうです。
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天童市下荻野戸(しもおぎのと)でサクランボの超促成栽培に取り組んでいる花輪和雄(はなわ・かずお)さん(58歳)が、佐藤錦(サトウニシキ)の初出荷を1月4日に行いました。超促成栽培は天童市内で1987年(昭和62年)から取り組まれているもので、夏場にサクランボの木を冷蔵庫で低温保存し、秋に温室に移して開花させることで、1月に実を結ばせる方法です。栽培5年目となる花輪さんのところでは、240本の佐藤錦を10月初旬に2棟のビニールハウスに移し、10月下旬に受粉作業を行いました。今年は原油高騰の影響で加温用ボイラーのコストが3割程度高くなったそうですが、手間隙かけた結果、例年以上に赤く色づいたサクランボができあがり、着色や糖度も申し分ないそうです。
この日は生産者仲間が朝からサクランボを収穫し、もぎとられたサクランボ1粒1粒をハシで桐箱に詰めていきました。今年はおよそ120箱が首都圏や北海道、九州など全国250ヶ所ほどの主要市場に発送され、1月5日に初競りにかけられます。例年であれば2Lの42粒入り1箱300グラムが3万円から4万円の競り値になるそうですが、「今年は灯油コストの上昇に苦しめられたが、とてもいい出来。競り値は不安と期待が半々だが、1人でも多くの人に味わってもらえれば」とコメントしています。1月末までおよそ100キログラムが出荷される予定です。
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