将軍家献上寒中挽き抜きそば賞味会が開催

　「将軍家献上寒中挽き抜きそば賞味会」（しょうぐんけけんじょうかんちゅうひきぬきそばしょうみかい）が、天童温泉のアンジェリーナで開催されました。これは、矢萩長兵衛（やはぎ・ちょうべえ）さんが会長を務める「天童市麺類食堂組合」と、伊藤彰（いとう・あきら）さんが部会長を務める「天童商工会議所観光部会」が毎年開催しているイベントで、今年で8回目になります。

　「将軍家献上寒中挽き抜きそば」は、江戸時代、天童織田藩が徳川家に蕎麦（そば）を献上していたことが歴史書「大成武鑑（たいせいぶかん）」に書き記されていたことからをきっかけに、天童市麺類食堂組合のみなさんが研究を重ねて復活させたものです。賞味会のまえには、織田信長を祀っている建勲神社（たけいさおじんじゃ）で奉納の式典も行なわれました。

　この日はおよそ630人がイベントに参加し、田麦野（たむぎの）地域で栽培された蕎麦「でわかおり」を使い、およそ2,000食を平らげました。寒中挽き抜きそばは、ノボリ旗を立てた天童市内11のお店で、2月末までの期間限定で味わうことができます。