サッカーJ1・モンテディオ山形は、天童市のNDソフトスタジアム山形に第3位のベガルタ仙台を迎えてJ1リーグ戦第12節「みちのくダービー」を戦いました。まだ1勝しかあげていないモンテディオ山形に対して、いまだ負けなしのベガルタ仙台。ここで勝利を収めて、チームの雰囲気が上向いていくのを期待していましたが、結果は0対1…。得点差以上に、力の差を見せ付けられたというか、チームとしてうまく機能しておらず「どうやったら勝てるのか…」と思ってしまう内容でした。
この日は午前6時過ぎから雨が降り出し、午前7時30分のシートチェックでスタジアムに向かう際には舞鶴山(まいづるやま)も霞んで見えるほどでした。
「みちのくダービー」は毎回多くのファン/サポーターが集まりますが、シートチェックの段階で山形はもちろん仙台サポーターもたくさん詰め掛けていました。熱心なサポーターが集まるホーム自由席・通称「ゴール裏」には、数百人が集まっていたように思います。
シートチェックのあと午前8時ごろにJR天童駅前に向かうと、沿道で花を咲かせている白ツツジと「ベガルタゴールド」のノボリ旗が雨上がりに映えていました。
今回の試合では、モンテディオ山形のノボリ旗が道路北側に、対戦相手・ベガルタ仙台のノボリ旗が道路南側に並んでいました。
午前7時30分のシートチェックのあと、雨は一度上がりましたが、2回目のシートチェックのころには雨・風ともにつよくなってきました。
時おり突風が吹き、傘も持っていかれそうになるほどです。「そういえば、去年も突然の雷雨で、みんな体育館のなかに避難させられたっけなぁ」「このあと虹が出れば、今年もモンテディオの勝利!」と去年のダービーを思い出しました。
6,000台収容可能な特設駐車場からスタジアムへ入ってくると、被災地の石巻市と南三陸町からやってきた物販業者の出店にたくさんの山形サポーターが並んでいました。
これは山形県村山総合支庁が取り組んでいる仙山交流事業の一環として行われたもので、モンテディオ山形の公式サイトでは次のように紹介されています。
入場したあと車へ不要になった荷物を置きに戻ると、応援ツアーのバスがたくさん並んでいました。仙台からのバスも多くありましたが、今回は在京の山形サポーター・通称「関東組」のみなさん向けの応援バスツアーも企画されました。
バスといえば、シャトルバス乗り場からスタジアムまでの通路がちょっと気になりました。昨年はこの部分にもフードコート(食べ物の出店)があったのですが、今年はなにもありません。バス乗り場からスタジアムまでは100メートル程度の距離しかありませんが、ちょっと殺風景なような…。たとえば、ここにモンテディオ山形のチームフラッグやノボリ旗が並んでいると、試合の雰囲気が出て良いように思います。
東日本大震災の影響で工事が遅れていたスタジアムの増設工事ですが、座席の部分だけはみちのくダービーに合わせて利用できるようになりました。ただ、増設部分の地面はまだそのままの状態になっていて、外溝工事などが7月ぐらいまで続くようです。
増設部分の真下は、2階フロアのように利用できるスペースに見えます。このまま終了ではなく、雨が降ったときの退避スペースになるように、梁(はり)の部分に床板をはめるなど検討して欲しいと思いました。
「今年も来るのかなぁ〜。雨降っちゃったけど」と思いながらスタジアムをぶらぶらしていると、ベガルタ仙台のマスコットキャラクター「ベガッタくん」を発見! 雨を避けるためかコンコースでアピールをはじめ、その後、屋台村(フードコート)のほうにも姿を現しました。
今年は宮城県観光PRキャラクターの「むすび丸」もスタジアムに駆けつけました。「むすび丸」は仙台・宮城デスティネーションキャンペーンのシンボルマークとして平成19年3月8日に誕生し、平成22年4月からは「仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局宮城県観光PR担当係長」として活躍しています。
この日は、プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」、サッカー「ベガルタ仙台」、バスケットボール「仙台89ERS」のユニフォームなどを取り入れたスポーツバージョンでお目見えしてました。
入場待ちをしているあいだは雨と風が強く、気温もあまりあがらなかったため、蕎麦や芋煮などあったかいメニューに多くの人たちが集まっていました。
NDスタ名物の「炎のカリーパン『対戦相手を喰っちゃおー!』」、今回は
「牛タン入りカリーパン」はほかよりも入荷が遅れ、入場開始直後の午前10時過ぎでは入手できませんでした。午前11時ころにあらためて様子を見に行くと、仙台サポーターなどでものごい行列ができていてしまい、今回は購入をあきらめました…。
せっかくだからと、増設されたスタジアムの最上部から写真を撮ってみました。目線の高さは、スタジアム南側にあるビジョンよりも上に来ます。試合の様子を眺めながら、なおかつ、飛んで跳ねて応援したいかたは、この場所は最適かもしれません。
バックスタンドなどを中心に観客席には空きが目立ちましたが、試合開始直前には、ほぼ満席になる1万8,008人が集まりました。朝から雨が続いたため、できるだけ濡れないようにと試合開始に合わせて来た人が多かったのかもしれません。
また、入場時には各ゲートで山形新聞と河北新報の共同企画による「応援号外」が配布されました。片面がモンテディオ山形、片面がベガルタ仙台を応援する内容でしたが、雨に濡れてグシャグシャに…。とにかく、雨の日の試合は大変です。
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