天童温泉「ほほえみの宿 滝の湯」が、太陽光発電での売電をスタートさせることが地元紙で紹介されていました。滝の湯では、宿泊客の食べ残しを家畜のエサにリサイクルしたり、電気自動車の日産「リーフ」を導入したり、観光客向けのレンタル自転車に電動自転車を導入したりと、環境に配慮した取り組みを続けています。
天童市の滝の湯(山口元社長)は、災害時の非常用電源の確保と地域貢献を目的に、旅館屋上に出力50キロワット規模の太陽光発電設備を整備し、21日に東北電力への売電をスタートさせる。
東日本大震災時の停電を教訓に設置を決めた。屋上のスペースに216枚の発電パネルを設置し、出力は49.5キロワット。停電時は非常用電源として使う。本館の照明を賄える電力に相当し、非常時に地域住民から携帯電話充電などの利用要望があれば対応する考え。地元企業を支援するため、発電パネルはエスパワー(天童市)、施工はテクノス(同)が手掛けた。
設備費は1850万円。売電による年間収益は約200万円を見込み、メンテナンス費を含めても、稼働13〜14年で投資額を回収できるという。滝の湯は省エネ照明装置の導入なども進め、環境保全に力を入れている。
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