サッカーJ2・モンテディオ山形は、天童市のNDソフトスタジアム山形にJ2・カターレ富山を迎えて第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会の2回戦を戦いました。
前半35分に先制を許したものの、後半18分にFW林陵平(はやし・りょうへい)選手がヘディングシュートを決め、1対1で延長戦に突入しました。前後半15分ずつ行われる延長戦では、後半2分にまたまた先制を許してしまいましたが、終了間際の後半14分、DF中村太亮(なかむら・たいすけ)選手のクロスボールをクリアしようとした相手チームがオウンゴールとなり、土壇場で同点に追いつき、PK戦へ突入となりました。
PK戦はモンテディオ山形が後攻となりましたが、1人目のFW林選手がキーパー正面に蹴り、3人目のFW中島選手が枠の外に外し万事休すとなりましたが、その後、GW常澤選手がボールを止め、5人目まででまたまた同点に追いつきました。その後、両者譲らずの展開が続きゴールキーパー同士でも決着がつきませんでしたが、12人目となった2順目最初にGW常澤選手が相手のシュートを止めると、1本目は外した林選手が今度はしっかりと決め、PK9対8でモンテディオ山形が3回戦進出を決めました。
スタジアムに入った午後1時から午後5時過ぎまで、途中で雨に降られましたが、1,500円の入場券でたっぷりと楽しませていただきました。
小中高生の無料チケットがないこともあってか、例年、天皇杯はリーグ戦よりも入場者数がガクンと減ります。今回は「土曜の昼間」ということもあって「人の入りは少ないだろうなぁ」と思ってましたが、中央広場はごらんのように閑散としてました。入場者数は2,037人でした。
キックオフ1時間前のスタジアム。対戦相手はJ2のカターレ富山。
リーグ戦と違って天皇杯は試合前のBGMがなかったり広告看板がないので、雰囲気が全然違います。
カターレ富山の選手バス(写真左)とモンテディオ山形の選手たちを乗せてきた山交バス。
バックスタンドに掲げられた両チームのフラッグ。チームフラッグは、リーグ戦では掲揚台に掲げられますが、天皇杯ではこのようにピッチに近い場所に掲げられています。
ボールもリーグ戦とは異なり、桜のデザインがあしらわれた天皇杯仕様のボールを使います。
練習のためにピッチに姿を現したカターレ富山の選手たちと、声援を送るサポーターたち。「二度あることは三度ない!!」と、モンテディオ山形への勝利を願うゲートフラッグもありました。
選手紹介の画面も、リーグ戦とは異なり天皇杯仕様でした。
最初は、ビジター側に位置づけられていたカターレ富山の選手紹介。背景は控えめな黒色です。
続いて、ホーム側の位置づけられたモンテディオ山形の選手紹介。背景にチームカラーの青色があしらわれています。
キックオフ10分前。ビジョンの対戦カード。
キックオフ直後の様子。広告看板がないため、ピッチが見やすい!
90分で勝負がつかず、前後半15分ずつの延長戦に突入することになりました。ベンチ前では、両チームの選手たちがアキレス腱を伸ばすなどのマッサージを受けていました。
延長戦でも1点ずつ得点し、試合はPK戦へ突入しました。雨の降りしきるなか、まずはモンテディオ山形の常澤選手がゴールを守ります。
モンテディオが4人目に入る時点で得点は3対1。ここで外したら試合終了でしたが、8月13日付けで加入した大久保剛志選手がきっちり決め、後につなぎました。その後、ゴールキーパー同士も蹴りましたが決着がつかず、2順目の最初に常澤選手が相手のボールを止めると、1本目外した林選手がゴールを決めて、9対8で勝利を手にしました。
メニューその1「えび&とろろ入りカリーパン」。
富山名物のトヤマエビやシロエビ(シラエビ)と、消費量日本一の「とろろ」が元ネタと思われます。
メニューその2「山形牛入りカリーパン」。富山サポーター向けの商品として用意されました。
なかには山形牛のスライスが入っていました。ちなみに、山形牛は「最高ランク5の出現率が日本一」らしいです。
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