［山形新聞］来年3月に新駅　市長表明　奥羽本線　名称は「天童南」

　天童市芳賀地区のJR奥羽本線・高擶−天童間に、JR東日本と市が設置を計画している新駅について、山本信治市長は19日、オープンは2015年3月で、名称は「天童南」駅に決まったことを明らかにした。

　市役所で記者会見し、JR東日本が国土交通省に提出した新駅設置申請の認可と合わせて発表した。

　新駅は天童駅の南2.1キロ、高擶駅の北1.3キロに位置。21日にオープンするイオンモール天童まで約200メートル、サッカーJ2モンテディオ山形が本拠地とするNDソフトスタジアム山形（県総合運動公園内）まで約1.6キロ。無人駅で130メートルのホームと雨よけの屋根、簡易な駅舎が整備され、普通列車のみ停車する。利用圏内の人口は約1万2千人、1日平均700〜800人の乗降を見込む。

　駅舎建設費と運行システムの変更費がそれぞれ約3億円、駅前広場（約4千平方メートル）の整備費が約2億8千万円。市がJRに要望して設置するため、総額約9億円の全額を市が負担する。名称は駅の位置がイメージしやすいことを考慮してJR側が決めた。

　記者会見で山本市長は「交流人口の増加が、中心商店街の活性化にもつながってほしい」と期待を込めた。山形市が誘致に名乗りを上げたモンテの新ホームスタジアムに関し、「（存続に）プラスの効果が出ることを臨んでいる」と述べた。県内でJRの新駅設置は1966（昭和41）年以来で、87年の民営化後は初。

［朝日新聞］新駅は「天童南」　来年3月開業へ　市・JR東日本発表

　天童市とJR東日本は19日、同市芳賀地区に設置する新駅の名称を「天童南」と決めたと発表した。2015年3月ごろの開業を目指すという。県内に新駅ができるのは1987年のJR東発足後初めて。

　天童南駅は奥羽線の高擶駅と天童駅の間にできる。無人駅で山形新幹線つばさは止まらない。イオンモール天童まで徒歩3分、NDソフトスタジアム山形のある県装具運動公園の中央口まで徒歩11分の距離にある。駅名は天童の市民だけでなく、県外の人にも分かりやすいように考慮してJR東が決めたという。

　駅舎と駅前広場は天童市が計8億8千万円かけて整備する。駅のホームの長さは130メートル。駅前広場からホームまでのスロープや待合室も整備するという。

［河北新報］JR奥羽線　新駅は「天童南駅」　東北運輸局整備を許可　来年3月開業へ

　天童市とJR東日本は19日、同市芳賀地区のJR奥羽線高擶−天童間（3.4キロ）に、新駅「天童南駅」を設置すると正式に発表した。東北運輸局が17日に新駅整備を認可した。JRは新年度に駅舎やホームの工事に着手し、2015年3月の開業を目指す。

　市やJRによると、天童南駅は無人駅。単線の高擶−天童間の西側に、普通列車の最大6両編成に対応する延長約130メートルのホームを設置し、雨よけ用の屋根を架ける。

　乗降客の出入り口はホーム西側につくる。市が整備する駅前広場は敷地面積が約4000平方メートル。送迎の車停車帯や公衆トイレなどを配置する。

　天童南駅は自治体が整備費を負う「請願駅」で、駅舎やホームの建設費約6億円は市が全額支出し、JRが工事を行う。駅前広場の整備費は2億8000万円を見込む。

　新駅の周辺は土地区画整理事業で住宅開発が進み、駅西側には21日、大型ショッピングセンター「イオンモール天童」がオープンする。

　駅東側にはサッカーJ2山形の本拠地、、NDソフトスタジアム山形を含む県総合運動公園があり、観戦客の利便性向上につながると期待される。

　天童南駅の利用客は1日平均700〜800人、年間30万人弱を見込む。停車するのは普通列車だけで、現行ダイヤでは1日上下37本。

　山本信治市長は市役所で記者会見し「市内外から多くの人が駅周辺に集まり、交流人口の拡大につながる」と話した。

［毎日新聞］JR奥羽線新駅「天童南駅」認可　来年3月開業予定

　天童市の山本信治市長は19日の記者会見で、同市の芳賀ニュータウンに建設予定のJR奥羽線の新駅について、国土交通省東北運輸局が今月12日付けで、JR東日本に対し正式に設置を認めたと発表した。名称は「天童南駅」。開業は来年3月の予定。

　天童南駅は同市の高擶駅から北約1.3キロ、天童駅から南約2.1キロに位置する。21日オープンのイオンモール天童から徒歩約3分、モンテディオ山形のホームスタジアム・NDソフトスタジアム山形から徒歩約20分となる。ホームの長さ約130メートルの無人駅で、1日当たり700〜800人の利用者を見込む。

　山本市長は「ニュータウンの住民やイオン従業員をはじめ、多くの方々が利用する。モンテの新スタジアム議論にも、プラス効果が出ることを期待したい」と話した。

　天童南駅は自治体がJRに建設を要望する「請願駅」のため、駅舎やホームの整備費用として約6億円を市が負担。これに加えて市は、約2億8000万円かけて駅前広場を造る。

［日経新聞］天童南駅を認可　ＳＣの玄関口に　山形・奥羽本線

　山形県天童市は19日、奥羽本線天童駅と高擶駅間への新駅設置を東北運輸局が認可したと発表した。駅名は「天童南駅 で、来年3月開業の予定。約9億円の設置費は市が全額負担する。周辺には今月21日に開業するショッピングセンター「イオンモール天童」や、土地区画整理事業が進む芳賀地区があり、買い物客らの利用を見込む。

　新駅は天童駅から南へ約2.1キロに位置。駅舎と約130メートルのホームのほか駐車場、公衆トイレを備える。サッカーJ2のモンテディオ山形のホーム会場「NDソフトスタジアム」の徒歩圏内にあり、最寄り駅としても期待される。

［読売新聞］JR新駅名「天童南」　来年3月頃開業予定

　天童市とJR東日本は19日、天童〜高擶駅間で計画されている新駅の駅名が「天童南」に決まったと発表した。2015年3月頃の開業を予定している。

　同市によると、位置を想像しやすい名称として、JR側が決めた。国土交通省東北運輸局から新駅設置の認可を受けたJRは、4月以降、ホームや駅舎などの施工に関する協定を締結する。約6億円の工事費は、駅設置を要望した市が全額負担する。

　天童南駅は無人駅で、停車するのは普通列車のみ。長さ約130メートルのホームの一部には雨よけの屋根や防風壁も設置され、駅前広場とホームの間には車いすが行き来できる通路も設けられる。1日平均の利用者は700〜800人とみこまれている。

　同駅は、21日開業のショッピングモール「イオンモール天童」まで徒歩3分。サッカーJ2・モンテディオ山形が本拠とするNDソフトスタジアム山形には徒歩20分の距離で、高擶駅から歩くより約10分近い。

　天童市の山本信治市長は19日の記者会見で「近隣住民の利便性が向上し、交流人口拡大への活用にも大いに期待できる」と述べた。