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天童のニュース(平成26年5月14日) (最終更新:2014年5月19日)

2014年5月14日(水) Jリーグチェアマンが専用スタジアムを県知事に要望

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(2014年5月19日追記)
河北新報、朝日新聞の記事を加筆。

 Jリーグ理事長の村井満(むらい・みつる)チェアマンが山形県を訪れ、サッカーJ2・モンテディオ山形の練習環境やNDソフトスタジアム山形などの試合設備などを視察しました。その後、吉村美栄子(よしむら・みえこ)山形県知事と懇談し、サッカー専用スタジアムの建設を要望しました。

 山形新聞の報道を見る限りでは、

    「クラブと地域は簡単に切り離せるものではない」
    「試合開催は現施設と新たなサッカー専用スタジアムとの併用も十分考えられる」

という具合に、天童市と山形市、双方にバランスをとった発言がされています。以前からよく言われている「都市型スタジアム」について、山形市に分があるという見方も一部ではされていましたが、天童南駅が来年3月に開業することや、天童南駅から徒歩2分の場所にイオンモール天童があることから、天童市も十分にその条件を満たすものと考えられます。

山形新聞:村井Jチェアマン サッカー専用要望 モンテのスタジアム 吉村知事と懇談
山形新聞:冬でも楽しめる環境を 村井Jチェアマン モンテ施設を視察
河北新報:「2スタジアム利用も」Jリーグチェアマン J2山形本拠地視察
朝日新聞:サッカー競技場 知事に建設要望 Jリーグチェアマン

[山形新聞]村井Jチェアマン サッカー専用要望 モンテのスタジアム 吉村知事と懇談

 Jリーグの村井満チェアマンは14日、Jクラブの巡回視察のため来県し、吉村美栄子知事と県庁で初めて懇談、J2・モンテディオ山形の新スタジアム構想について、サッカー専用とする必要性を訴え、整備に積極的に協力する考えを示した。吉村知事は「自治体だけでは(財政的に)大変な部分もあるが、財政や支援をいただけるとありあがたい」と述べた。

 村井チェアマンはJ1のG大阪やJ3の長野などサッカー専用の新スタジアム建設を進める事例を挙げ、サッカーくじtotoの助成実績を説明した。「スタジアムは単に競技場でなく、1万人規模の人が出入りする劇場と捉えている。街のにぎわいや経済波及効果も生まれる」と強調。「設備面はクラブ(モンテディオ山形」からどういう形にしていいきたいか提案させてもらいたい」とも語り、観客席の3分の1以上が屋根で覆われているなどのクラブライセンスを満たした専用スタジアムに理解を求めた。

 吉村知事は財政支援の必要性を強調した上で「totoの助成事業で各地に専用サッカー場ができていけば、山形でも造りやすいと思う」とし、他クラブの動向を注視していく姿勢を示した。

 懇談後、村井チェアマンはモンテの新スタジアム構想をめぐり、山形市と天童市で誘致合戦に発展した経緯に触れ、「クラブと地域は簡単に切り離せるものではない。試合開催は現施設と新たなサッカー専用スタジアムとの併用も十分考えられる。クラブと行政が一体となって方向性を考えることが大切」と述べた。

 村井チェアマンは吉村知事との懇談に先立ち、天童市の県総合運動公園を訪れ、モンテディオ山形のスタジアム環境を視察した。

(山形新聞2014年5月15日 第1面より)

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[山形新聞]冬でも楽しめる環境を 村井Jチェアマン モンテ施設を視察

 Jクラブ巡回の一環で14日に本県入りしたJリーグの村井満チェアマンは、天童市の県総合運動公園を訪れ、J2・モンテディオ山形の練習、施設を視察した。スタジアムの現状について、株式会社モンテディオ山形の高橋節社長らから説明を受けた後、報道陣の取材に対応。スタジアムは都市型のサッカー専用が望ましいとし、「山形が積雪地域のモデルとなることを期待する」と述べた。以下は一問一答。

視察した感想は。
「設備面、練習環境は最高だ。スタジアムと練習場、クラブハウスが至近距離にある。作家だけでなく(県総合運動公園の)施設内にはプール、体育館があり、いろんなスポーツが楽しめる環境が整っている。スタジアムは陸上競技場としては立派だが、サッカーは臨場感が重要で、迫力を楽しむにはピッチと観客席の距離はもっと近いほうがいい。サッカーをエンターテインメントという側面から見ると、観客のことを考えて屋根は必要で、専用スタジアムが望ましい」
Jリーグは「秋春制」のシーズン制への移行が議論になっている。
「積雪地域が、練習環境や観戦環境の確保という点で課題を抱えていることは認識している。ただ、雪が降るから試合ができないという話ではなく、冬でも楽しめる環境をつくることが大事。他の積雪地域に対して、山形が一つのモデル地域となることを期待している。私自身の役割として丁寧に話し合っていきたい」
スタジアムの環境の理想は。
「交通の便がよく、お年寄りが集まりやすいことを考えれば、駅が近いなど都市型が一つの理想と言える。近くにショッピングセンターや多機能型の設備を用意することで、にぎわいを創出することも大切。まちづくりの観点で考えることが重要だと考える」
ワールドカップ開催でJリーグの注目も高まる。山形には何を期待するか。
「山形のようにこれだけ緑が多く、食べ物がおいしい場所は世界スポーツのベースとなる可能性を秘めている。五輪のキャンプ地などとしても期待される。どんどん世界とコラボレーションして、アジアの拠点となってほしい」
山形はJリーグ唯一の公益社団法人でトップチームを運営していたが、2月から株式会社が運営を担っている。
「サッカーはプロの興行。お客さまに試合に来てもらい収益を上げ、それを基に選手強化などを図る。ビジネスという観点が大事。株式会社化を機に運営がスムーズになり、最終的にはファンサービスにつながるはずだ」
(山形新聞2014年5月15日 第26面より)

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[河北新報]「2スタジアム利用も」Jリーグチェアマン J2山形本拠地視察

 サッカーJリーグの村井満チェアマンは14日、J2山形の本拠地天童市のNDソフトスタジアム山形(県総合運動公園陸上競技場)や練習を視察後、山形県庁に吉村美栄子知事を表敬訪問した。

 村井氏は「競技としてのサッカーだけにとどまらず、スポーツを通じた観光などによる活性化の視点も大切だ。toto(サッカーくじ)を利用してスタジアムと複合商業施設を造った例もある」と話した。

 山形訪問後、仙台市で取材に対し「(J2山形の)練習環境は練習場とクラブハウスの距離が近く、J2の中でも最高レベルにある。ただ一般論としてはサッカーは専用スタジアムでスピーディーなプレーを見られる方が臨場感がある」と指摘した。

 本拠地誘致を視野に入れた山形市の新スタジアム構想を念頭に「例えば名古屋は二つのスタジアムを交互に利用するなど多角的に運営している。スタジアムは重要な要素なので、天童と山形のどちらか一方という形でなくてもいいはず」との認識を示した。

(河北新報2014年5月15日 第24面より)

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[朝日新聞]サッカー競技場 知事に建設要望 Jリーグチェアマン

 サッカーJリーグの村井満チェアマンが14日、J2モンテディオ山形を視察に訪れた。練習場やスタジアムを見学した後、県庁の吉村美栄子知事を表敬訪問し、サッカー専用スタジアムの建設を働きかけた。

 全国訪問の一環で、山形は51クラブ中27クラブ目。村井氏は「7千人規模が集まるイベントはなかなかない。サッカーをまちの活性化に役立ててもらいたい」と話し、「スタジアムは競技場としてだけでなく、まちのにぎわいづくりにも役立つ。私の方でも、ぜひ応援させていただきたい」と呼びかけた。

 吉村知事は「スポーツは県民に元気と活力を与えるもので、これからも出来る限り支援していく」としたうえで、スタジアムについては「いろいろと相談させていただきながら、前向きに進められれば」と応えた。

 訪問後、村井氏は「今のスタジアムは駐車場が広いのはメリットだが、今後の高齢化社会を考えると駅近くや市街地にスタジアムを設けるのも一つの考え方。他クラブでは複数の施設を利用しているケースもあり、併用という考え方もあるかと思う」と話した。

(朝日新聞2014年5月15日 第29面より)
(関連ページ)
■天童のニュース:新スタジアム建設計画
http://www.ikechang.com/news/new-stadium.html
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