耐震工事が進められている天童市役所で、1階のレイアウトが全面的に更新されました。これまでは、市役所に入るとすぐに市民課の窓口がありましたが、新しいレイアウトでは証明や相談 、福祉などの窓口が一列に並んでいます。これまでよりも通路が広く取られていたり、全面カーペット敷きになっていたり、LED照明になっていたり、窓口の仕切り板が将棋駒の形をしていたりと、1階部分だけは新しい施設に来たような印象を受けます。
天童市は業務窓口を置く市役所1階フロアを全面改修し、5日から利用を始めた。各種窓口の場所を分かりやすくし、相談時のプライバシーにも配慮した。
正面玄関から入ると、すべての窓口が横一列に並ぶ形でレイアウト。向かって左側保険給付や各種証明を受け付け、右側で税務、子育て支援などの相談に応じる。プライバシーに配慮して個別相談室を増設したほか、窓口を仕切るパネルに特殊な装置を施してパネル自体を振動させて音楽を流し、隣の会話が漏れ聞こえない仕組みを一部の相談コーナーで採用している。中央部には地元特産品の展示スペースも整備した。
市は「待ち時間が楽しめる空間づくりがテーマ。職員対応の質を高め、真のサービス向上を図っていく」と話している。
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |