JR仙山線の山寺駅で、山寺観光協会やJRが、かつて使われていた転車台周辺の草刈り作業を行いました。山寺駅の転車台を含む「仙山線鉄道施設群」は、平成26年度に土木学会選奨土木遺産に認定されています。
県内で展開中の観光誘客キャンペーン「ポスト山形DC(デスティネーションキャンペーン)」の盛り上がりに一役買おうと、山形市のJR山形駅と山寺観光協会が23日朝、JR仙山線の山寺駅構内の転車台周辺で草刈りを行った。
転車台はかつて機関車の方向転換に使われたもので、仙山線沿線では山寺駅と作並駅の構内に残る。転車台を含む仙山線の鉄道施設群は昨年、「土木学会選奨土木遺産」に認定された。山寺駅の転車台は2005年に住民グループによって掘り起こされ、地域活性化の取り組みに活用されている。
草刈り作業には、山寺駅を管理する山形駅、同観光協会、山寺観光ガイドきざはし会などから約10人が参加。草刈り機などを使い、約5年ぶりに雑草を刈り取った。杉田明彦山形駅長は「今ある資源を地元の人たちと大切に守り、きれいな環境で貴重な鉄道財産を見てもらいたい」と話していた。
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