東北楽天ゴールデンイーグスルの秋季キャンプに参加していた元・広島東洋カープの栗原健太(くりはら・けんた)選手が、東北楽天へ入団することが正式に決定しました。
NHK:広島退団の栗原 楽天に入団へ
山形新聞:栗原(日大山形高出)楽天入り「合格」 恩師や家族が地元東北で復活願う
河北新報:栗原らテスト合格
デイリースポーツ:栗原“ファン後押し”で楽天入団決定
スポーツ報知:前広島・栗原、入団テスト合格「スタメンで出たい」
プロ野球、広島で、一時主軸として活躍しながら、けがに苦しみ今シーズンかぎりで退団した栗原健太選手が、楽天に入団することが決まりました。
これは楽天の秋のキャンプが行われている岡山県倉敷市で梨田監督が発表しました。
栗原選手は山形県天童市出身の33歳。平成12年にドラフト3位で広島に入団し、平成18年から4年連続で20本以上のホームランを打つなど主軸として活躍しました。その後は右ひじのけがにも悩まされて、ここ2年は1軍での出場がなく、今シーズンかぎりで広島を退団しました。
今月12日からは、楽天のキャンプに参加して入団テストに臨み、フリーバッティングでは首脳陣に長打力をアピールするなどけがの不安を払拭(ふっしょく)し、入団が決まりました。
梨田監督は「栗原選手は相手バッテリーを怖がらせるような雰囲気がある。銀次選手とファーストのポジション争いをしてほしい」と期待を寄せていました。
栗原選手は「入団が決まってほっとしている。期待に応えられるようどんどん得点に絡むバッティングをしてきたい」と意気込みを話しました。
楽天は15日、広島を退団することが決まり、入団テストを受けていた栗原健太内野手(33)=日大山形高出=の合格が決まったと発表した。所属球団で戦力外となり、同じくテストに合格したロッテの川本良平捕手(33)、中日の山内壮馬投手(30)、ソフトバンクの金無英投手(29)とともに12月上旬に入団記者会見に臨む。
栗原は2006年から4年連続で20本塁打以上をマークした大砲。ここ2年は出番がなかったが秋季キャンプでのアピールが実り「ほっとしている。山形県(天童市)出身なので、地元東北の球団に入ることができて親も喜んでくれていると思う」とコメントした。
栗原健太内野手の楽天入り「合格発表」があった15日、恩師と家族は喜びに沸いた。新天地は地元・東北。これまでの苦労を知るだけに思いを込めて活躍を願った。
高校時代の監督で、現在は山形市スポーツアドバイザーで山形商高監督の渋谷良弥さん(68)=山形市青田南=は「夕方に本人から電話をもらった。本当に良かった」と声を弾ませた。広島時代の活躍ぶり、けがとの闘いについて「いい時もどん底も経験した」と思いやり「本人には『1軍でやらないと意味がないぞ』と伝えた。東北、山形の皆さんに打つ姿を見せてほしい」と語った。
栗原内野手の実家で焼き肉店を切り盛りする母順子さん(62)=天童市山口=は「ここ何日かは(入団は)本当かと不安だった」と胸をなで下ろした様子。本人からは「大丈夫。梨田(昌孝)監督からOKをもらった」と電話連絡があったという。楽天入りについては「近いので店を長く空けずに試合を見に行ける」と順子さん。「やっぱり打撃に期待したい。けがをせずに頑張って」とエールを送った。
東北楽天は15日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで開催中の秋季キャンプで、2度目となる紅白戦を実施した。七回まで行い、4-3で紅組が勝った。
紅組先発の安楽智大投手は3回を無安打無失点の好投。先発マスクをかぶった下妻貴寛捕手が三回に先制の右犠打つ五回にも左翼線へ打者一掃の3点二塁打と全4打点を挙げた。白組は六回に伊東亮大内野手の右越え3ランで1点差に迫ったが、及ばなかった。
梨田昌孝監督は試合後、テスト生として参加している前広島の栗原健太内野手(日大山形・出)、前ロッテの川本良平捕手、前中日の山内壮馬投手、前ソフトバンクの金無英投手の獲得を明言した。
東北楽天の梨田監督が紅白戦後、今キャンプ最多約4200人の観客の前でテスト生4人の合格を発表した。盛んに声援を送ってくれた観客に感謝の気持ちも込め「このまま帰すのはもったいない。選手にとってもうれしいだろう」と粋な計らいをした。
グラウンドで自らマイクを握り、各選手の合格理由を語った。突然の出来事に選手たちは驚いた様子。スタンドから祝福の拍てを浴び、喜びをかみしめた。
前ロッテの川本は「まさか球場で発表があるとは思わなかった。野球ができる喜びを感じ、チームの力になりたい」と決意を新たにした。
テスト生として秋季キャンプに背水の陣で臨んだ前広島の栗原が東北楽天入りを決めた。応援に駆け付けた広島時代のファンが見守る中での合格に「たくさんの声援が力になった」と感謝を口にした。
紅白戦には3番一塁で先発出場し3打数1安打。1打席目は三振に倒れたが、左方向に本塁打性の特大ファウルを打ち、2打席目は中前に痛烈な安打を放った。「合格にほっとしている。紅白戦では結果を意識していたので、1本打てて良かった」と笑顔を見せた。
梨田監督からは一塁の正選手として期待が掛かるだけに、栗原は「優勝を目指し、少しでも力になれるよう頑張りたい」と地元東北での活躍を誓った。
楽天が倉敷で秋季キャンプを始めて5年目。過去最多となる4200人のファンが詰めかけた。これを見て、梨田昌孝監督(62)が粋なプレゼントだ。
紅白戦が終わると全員をグラウンドに並ばせ、入団テストを受けていた広島・栗原健太内野手(33)、ロッテ・川本良平捕手(33)、中日・山内壮馬投手(30)、ソフトバンク・金無英投手(29)の“公開合格発表”を行ったのだ。
マイクを手に金、山内、川本と順に「合格です」と伝えると、最後の栗原の番では「合格は皆さまの拍手によって決めます」と梨田監督。隣県の広島からも、多くのファンが来ており、大拍手に「合格です!」とやってまた拍手。
紅白戦では中前打を放った栗原は、このパフォーマンスに「聞いてなかったので、ビックリしました」と笑顔。山形出身で「縁を感じる」という楽天入団に、「チャンスで打つのが持ち味。(広島のファンにも)元気でやっているとアピールしたい」と気持ちを新たにしていた。
広島を自由契約となった栗原健太内野手(33)が15日、楽天の入団テストで正式に合格となった。この日の倉敷秋季キャンプでの紅白戦で、3打数1安打をマーク。「ホッとしてます。山形出身なので、東北は地元。縁を感じます」と笑顔がこぼれた。
割れんばかりの声援が響き渡った。試合終了後、マイクを持った梨田監督は、ファンが見守る中で一人ずつテスト生の合格を告げていった。最後に「そして栗原選手、みなさまの拍手によって決めたいと思います。どうですか?」と呼びかけると、赤い広島カラーも目立った観客席は沸き上がった。復活を願うファンの声が、力強い後押しとなった。
実戦は広島でプレーした9月末の2軍戦以来だったが、初球から積極的に振った。「自分のスイングをすることを考えていた。これでダメならと開き直っていたので」。5回先頭で同じテスト生の前中日・山内から、鋭い当たりの中前安打を放つなど結果も残した。
梨田監督は「代打というのではなく、ポジションを取るくらいの気持ちで頑張ってほしい」と期待を込めた。栗原も「スタメンで出たいと思っている。どんどんアピールしたい」と気合十分。通算153本塁打を誇る大砲が、新天地で復活へのスタートラインに立った。
広島退団の栗原 楽天に入団へ
栗原(日大山形高出)楽天入り「合格」 恩師や家族が地元東北で復活願う
球団発表 来月上旬に入団会見
栗原らテスト合格
梨田監督、観客の前でサプライズ発表
栗原「声援が力になった」
栗原“ファン後押し”で楽天入団決定
前広島・栗原、入団テスト合格「スタメンで出たい」
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