全国的に冬型の天候になった11月9日、天童市内でも午前10時過ぎから時おり雪が降りました。日中は特に問題はなく「時々けっこう降るなぁ」と見ていましたが、午後6時を過ぎると道路が白くなるほどの「本降り」になり、カーショップやガソリンスタンドに、冬タイヤへ交換する人たちがたくさん訪れたようです。
天童市は山形県内で最も雪が少ない地域で、例年、11月下旬に初雪が来たあとは、クリスマスの頃までまとまった雪になりません。冬タイヤへの交換もスキー場へ行くようになるまでやらないできましたが、今年は「これはヤバい」と思って、午後10時過ぎからタイヤ交換を行いました。
今年の初雪は、平年より9日、去年より16日早いそうです。雪がない中でのスキー場開きになった去年と比べれば「いつもの冬らしい冬がやってくる」という感じかもしれません。
道路に雪は積もりませんでしたが、11月9日の午前中から時おり雪がチラつきました
午後8時30分ころ車に戻ると、完全に雪に覆われていました…
午後9時から10時過ぎぐらいまでは風も強く吹き、吹雪になりました
9日の県内は強い冬型の気圧配置となって気温が上がらず、山形市で初雪が観測されました。10日の明け方にかけても断続的に雪が降り続いて、平地でも雪が積もるおそれがあり、気象台では交通への影響などに注意するよう呼びかけています。
山形地方気象台によりますと、北日本を中心に強い冬型の気圧配置となり、上空には氷点下33度以下の強い寒気が流れ込んでいます。このため、県内は各地で雪が降り、気象台は山形市で初雪を観測したと発表しました。初雪は平年より9日早く、去年より16日早くなっています。午後5時現在の各地の積雪は、大蔵村肘折で5センチ、西川町大井沢で4センチなどとなっています。また、風も強まり、酒田市の飛島では午後3時29分に28.9メートルの最大瞬間風速を観測しました。
気象台によりますと、県内は10日の明け方にかけ、山沿いを中心に断続的に雪が降り、平地でも雪が積もるおそれがあります。10日午前6時までの12時間に予想される雪の量は多いところで平地で5センチ、山沿いで15センチとなっています。気象台は積雪による交通への影響などに注意するよう呼びかけています。また、庄内地方では9日夜遅くまで波の高い状態が続く見込みで、高波による被害にも警戒するよう呼びかけています。
JR東日本によりますと午後5時現在、山形新幹線は平常どおり運転しています。また、庄内では強風の影響で、羽越線の特急「いなほ」が、酒田と秋田の間の上下あわせて4本が区間運休となりました。普通列車も、酒田と秋田の間で上下あわせて4本が運休となりました。羽越線では現在も強風の影響で、断続的に速度規制がかかり、遅れが出ているということです。
また、庄内空港事務所によりますと、9日朝、羽田空港から庄内空港に向かっていた全日空の機体に雷が落ち、安全点検を行ったため、折り返しの1便に遅れが出たということです。このほかの便は通常どおり運航しています。
山形地方気象台は9日、山形市の中心部で初雪を観測したと発表した。午前9時ごろ、雨にみぞれが混じっているのを同気象台で観測したという。平年より9日早く、昨年より16日早い。冬型の気圧配置で、上空に強い寒気が流れ込んだためという。10日も冬型の気圧配置が続く見込み。
同気象台では、今冬の初霜と初氷は10月31日にすでに観測している。
積雪に備え、国土交通省山形河川国道事務所と寒河江署などは9日朝から、西川町の国道112号を通る車を駐車帯に誘導し、冬タイヤに変えているかなどを点検した。
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