過度な返礼品競争になっている、として批判の声が聞かれるようになってきたふるさと納税制度について、福井県が呼び掛けた「ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合」が5月16日に発足しました。会の趣旨に賛同した天童市も、発足メンバーとして参加しています。
福井県や山形県、天童市など27自治体が16日、「ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合」を発足させた。高額な返礼品で寄付を集める自治体間の競争に批判がある中、地域活性化につなげた例などを紹介し、制度の意義を広く訴える。
設立趣意書は「(返礼品問題を受けて)制度変更や規制を議論するより、制度の理解者を増やし、裾野を広げることが必要」と強調。参加自治体の取り組みをまとめた事例集を作成するほか、11月ごろには全国から優れた活用例を選んで表彰する計画だ。
都内で同日開いた総会では、設立を呼び掛けた福井県の西川一誠知事が「ふるさと納税は地域への関心を持ってもらう役割を果たす。本来の趣旨に立ち返る動きが大事だ」とあいさつした。西川知事はふるさと納税の提唱者として知られる。
参加は福井、岩手、山形の3県と、天童市など24市町。3月時点で26自治体が参加予定だったが、新たな参加や見送りがあり、一部メンバーが変わった。
ふるさと納税 本県など自治体連合
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