山形県天童市のふるさと納税の返礼品にもなっている超促成栽培のさくらんぼ(佐藤錦)が、1月4日に初出荷を迎えました。例年、東京・大田市場の初競りで1箱20万円で落札されていることから、今年も高値での取引が期待されています。
超早出しさくらんぼがつくられているビニールハウス(YBC「news every.」より)
ビニールハウスのなかには、合計240本のさくらんぼの木があります(YBC「news every.」より)
超早出しさくらんぼは、冷蔵庫で「冬」を体感させます(YBC「news every.」より)
温度管理が非常に難しいことを説明する花輪和雄さん(YBC「news every.」より)
生産者・花輪和雄さんのコメント(YBC「news every.」より)
生産者の花輪和雄(はなわ かずお)さん(YBC「news every.」より)
さくらんぼを桐箱に詰める様子(YBC「news every.」より)
霧箱に詰められたさくらんぼ(YBC「news every.」より)
天童市荒谷で4日、超促成栽培のサクランボが初出荷され、ハウス内で育った「佐藤錦」が全国の市場に発送された。天童青果市場と東京・大田市場では昨年とおととしの2年続けて、500グラムに20万円の最高値が付いている。
雪深い園地のハウス内は夜に13度、日中は20〜25度に保たれ、6月ごろの環境をつくりだしている。冷蔵庫で休眠した鉢植え240本は昨年10月に花を咲かせ、今が盛りと真っ赤な実を付けた。生産者の花輪和雄さん(68)=同市下荻野戸=の家族、知人ら10人ほどが摘み取り、選別し、きり箱に丁寧に詰めていった。
JAてんどうによると、開花期の低温続きで、収量は昨年より少なめの約120キロ。「玉の肥大、着色とも良好で高品質に仕上がった」という。
初夏の味覚を新春にも楽しんでもらおうと、同市の生産者が1987(昭和62)年に栽培を始め、現在は15年目の花輪さんのみが引き継ぐ。「人がやっていないことに挑戦しており、毎日が真剣勝負。わくわくしながら出荷を迎える思いは変わらない」と話した。
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