天童市が整備していた「移動系」の防災行政無線のデジタル化が完了し、3日に市役所で運用開始式が行われた。
市役所と成生公民館を基地局に、13公民館と公用車載、携帯用の計30の移動局を結んで市内全域をカバー。音声だけでなく、文字情報のデータ送信が可能になる。ミサイル発射や災害による全国瞬時警報システム(Jアラート)が発せられると、各公民館に即伝わり館内放送される。
式で山本信治市長が「全国各地で大災害が起きており、強靭(きょうじん)なまちづくりを進めたい」とあいさつし、各公民館と通話でやりとりした。
昭和50年代に導入したアナログ機器の老朽化に伴い、約7100万円かけデジタル化を進めた。市は本年度から3カ年で、屋外拡声器で情報を伝える「同報系」を小中学校に配備するとともに、防災ラジオも導入する計画だ。
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