新幹線初のリゾート列車「とれいゆ つばさ」が、大型点検に合わせてリニューアルされました。新しい車両では、座布団に将棋の駒があしらわれたり、天童木工の特注のソファーが設置されたりと、天童市がPRされています。運行は4月6日(土)からで、初日は乗務員の皆さんが手作りしたリースがプレゼントされます。
足湯を乗せたリゾート列車として知られる「とれいゆ つばさ」がリニューアルされ、来月6日から運行が再開されます。きょうその内部がマスコミに公開されました。
「とれいゆ つばさ」は2014年7月に世界初の足湯付き新幹線としてデビューし、これまで4万人以上を乗せて、福島−新庄間を運行してきました。より多くの山形の魅力を発信できる車両にしようと、5周年を前に、この春リニューアルされました。
なんといっても「とれいゆ」の目玉はこの足湯車両。この足湯車両で、山形の魅力がより強く感じられるようになったんです。
それが、紅花色の浴槽で足湯を楽しんだあとにくつろげるソファーです。ふんわり背中にフィットするこの曲げ木のカーブは、天童木工のソファーなんです。
リニューアルに合わせてつくられた特注品で、世界に認められる成形合板の美しさを新幹線の中で堪能できます。
急きょ足湯に入りたい、そんな方も安心です。日本語、英語、中国語、足湯の予約状況が一目でわかる案内板ができました。
リアルタイムで表示される予約状況は、各車両で見ることができます。年々増加している海外からの個人客も、気軽に足湯車両を利用することができる狙いです。また、こちらのモニターには、車両案内や沿線の観光情報も映し出されます。
デザインが一新されたこちらの座布団、紅花、さくらんぼ、花笠、将棋。山形の魅力がぎゅっと詰まってます。そして、裏の滑り止めの形も、将棋の駒なんです。技が細かいですね。
とれいゆ限定で提供される弁当は、三元豚やさくらんぼ地鶏、舟形マッシュルームなど、彩りも豊かな地元食材のおかずに一新されました。バーカウンターで提供される県産酒も、この弁当に合うラインナップに変更されました。
食、温泉、歴史、文化、そして自然。宝物がたくさんあります。山形の良さをですね、感じていただくために、ぜひ「とれいゆ つばさ」に乗っていただきたいと、いう風な思いでございます。
リニューアルされた「とれいゆ つばさ」は、来月6日に運転が再開されます。初日は、運転手や車掌が手づくりした啓翁桜のストラップも配布されるということです。
列車というと「移動」というイメージがみなさんあると思うんですが、ただの移動ではなくて、地域の魅力をきちっと発信する「ツール」、こんな場として運行されている「とれいゆ つばさ」、非常に素晴らしいなと思いますね。実はわたし乗ったことがないんでね、乗ってみたいなと思いました。足湯に入りたいという方は、乗車券とは別に足湯の利用券が必要だという事ですから、そこは覚えておいていただきたいと思います。
足湯が楽しめる新幹線として5年前のデビューした「とれいゆ つばさ」がリニューアルしました。来月6日の運行開始を前に、山形の魅力がより多く詰まった車内がお披露目されました。
2014年7月に運行が始まった「とれいゆ つばさ」は、新幹線で初めてとなるリゾート列車で、多くの観光客から人気を集めてきました。リニューアルは車両の大型点検に合わせて行われ、装いが新たになった車内がきょう報道機関に公開されました。
お座敷指定席の座布団も新しくなりました。さくらんぼや将棋駒など、山形の魅力がぎっしり詰まった座布団になっています。
紅花色を基調にした車内と、畳式の座席。その上に置かれる座布団が今回新しくなりました。
将棋駒がデザインされていますが、座布団の表だけでなく、ひっくり返した裏側の滑り止めの部分まで。見えないところまでこだわっています。そして、車両の前後についたのは…。
こちらが新たに車内に設置されたディスプレイです。車内の案内や観光情報だけでなく、このように足湯の予約状況も確認することができます。
「とれいゆ」の特徴である人気の足湯は、列車の一番端の車両についていて、利用状況はこれまで直接行って確認するしかありませんでした。しかし、ディスプレイを見ることで、一目で空き状況を確認することができるようになりました。最近は海外からの観光客の利用も増えているため、三カ国語で表示されます。
「とれいゆ」の目玉、足湯スペースにあるこちらのソファーも新しくなりました。いままでのソファーとは違い、木目の良さを存分に生かしたソファーになっています。
そして、空間にマッチしたこちらのソファーは、天童市の家具メーカー天童木工が手がけました。ほかにも、足湯のあとに一息つけるラウンジには、これまで車内になかったコンセントが新設され、弁当のメニューも春らしくリニューアルしました。
新しい「とれいゆ つばさ」は、来月6日から運行されます。
山形新幹線の足湯付きリゾート列車「とれいゆ つばさ」が来月から内装をリニューアルして運行するのに合わせ、JR東日本は29日、新車両を公開した。天童木工(天童市)のソファなど、新たな山形らしさが加わった。
天童木工のソファは足湯スペースに設置し、白色と黒色の2種類ある。お座敷指定席の座布団はダークカラーから明るめの青色に一新。将棋の駒や紅花、さくらんぼなど山形ならではのデザインをあしらった。足湯の予約状況などを示すディスプレーは英語、中国語でも表記する。
新型車両は4月6日から運行する。初日の乗客(定員143人)には社員が手作りした啓翁桜のストラップをプレゼントする。感謝のメッセージも添えた。
同仙台支社の佐藤文俊輸送計画課長は「乗った瞬間に山形を感じてもらいたい。とれいゆで旅行し、本県各地の色や自然を満喫してほしい」と話した。
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