天童市の地域おこし協力隊に、福島県相馬市出身の近藤勇作さんが10月15日付けで着任しました。「地域おこし協力隊」とは、都市部から地方に住民票を異動してその地域で生活し、地域のPR活動や住民の生活支援などに取り組み、その地域への定住・定着を図る取り組みで、総務省が推進しているものです。近藤さんは国際交流推進担当として、持ち前の高い英語力を活用して、在日外国人の支援などを行います。
天童市の地域おこし協力隊に近藤勇作さん(29)=福島県相馬市出身=が15日、着任した。国際交流推進担当で「天童は魅力的な地域。自分の能力を生かし貢献したい」と抱負を語った。
近藤さんはエストニアの畜産現場でのボランティア、国内企業での勤務などを経てきた。大学卒業後に独学で英語力を磨き、TOEICは「本格的にビジネスで応用できるレベル」の820点を誇る。3年前に三重県の農業法人で、技能実習生を取り巻く過酷な待遇に驚いた。言葉や文化の違いに苦労する在日外国人の力になろうと、国際交流を通じた地域おこしの道を選んだ。
辞令交付式で、山本信治市長から「外国人への対応、交流に力を発揮して」と激励を受けた。台風19号の影響で相馬市の実家は断水が続いてるといい、直前まで地元で水の確保を手伝い、天童に来てからペットボトル12リットル分を送ったという。
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