山形県天童市で、年の瀬恒例の「歳の市」(つめのいち)が開催されました。これは毎年12月29日に天童中部小学校まえの通りで行われているもので、お正月で使う飾り物や生花、海産物、刃物、まな板などのお店が軒を並べます。今年は雪がまったくない青空の下での開催で、「いまいち正月を迎える雰囲気が足りないなぁ」と感じてしまいました。
天童市の年末恒例「歳の市」(つめのいち)が29日、天童中部小前通りで開かれた。小春日和の陽気に誘われて、お正月の準備に追われる市民が繰り出した。
車両通行止めにした役200メートル区間に、20店舗ほどが軒を連ねた。カズノコやコンブなどおせち料理の食材を扱う海産物店、松やセンリョウなどの縁起物が並ぶ花店は大にぎわい。木工製品店では柿の木を使った高級皿を「一生ものだから」と思い切って買ったり、打刃物店では包丁の研ぎ方を尋ねたりする姿が見られた。
大量にゴボウを買った同市乱川、佐藤静子さん(71)は「大みそかに戻って来る息子家族にきんぴらを食べさせたくて」と話した。
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