山形県天童市には、かつて織田信長の子孫が治める天童織田藩があり、将軍家に対して蕎麦(そば)を献上していたと、古文書に記されています。その当時のそばを再現し、まちおこしにつなげる取り組み「寒中挽き抜きそば」賞味会が天童温泉ほほえみの宿 滝の湯で開かれました。
今年で17回目を数えるこのイベントは、天童商工会議所観光部会と天童麺類食堂組合が続けているもので、今年も600人分の前売券はすぐに完売になりました。お店での提供は1月15日(水)から2月29日(土)までの期間限定です。ぜひ、ご賞味ください。
天童織田藩が蕎麦(そば)を将軍家に献上してました
将軍家献上そばはこのノボリ旗のお店でどうぞ
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天童織田藩が徳川家に献上した「寒中挽き抜きそば」の賞味会が14日、天童市の滝の湯で開かれ、多くのそば通が繰り出した。
江戸末期、天童はソバの栽培が盛んで、織田信長公の子孫で第11代藩主 信学(のぶみち)が特産品として将軍家に献上した記録が残っている。これを基に、秋に収穫したソバの実を冬場まで寝かせ、石臼で挽きつぶし、殻を取り除いて再現した。
賞味会は17回目で、前売り券600枚は完売した。打ちたての2500食分が準備され、来場者は3枚、4枚とお代わりに手を伸ばした。主催した天童商工会議所の森谷智昭 観光部会長は「そばはツルツルかめかめと縁起がいい。将棋、温泉、果物と並ぶ観光資源で幸先の良いスタートを切りたい」とPRしていた。
賞味会に先立ち、信長公を祭る建勲神社にそばを奉納した。2月末まで、のぼり旗のある市内8店舗で提供される。
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