天童市の地域おこし協力隊に、埼玉県久喜市出身の浜田拓実さん(25)が新たに着任ました。天童市の協力隊員は、浜田さんで4人目です。
天童市で4人目となる地域おこし協力隊として、浜田拓実さん(25)=埼玉県久喜市出身=が7日、着任した。鳥獣被害対策担当としての活動に、「地域の人に寄り添い、勉強させてもらいながら、対策に励みたい」と抱負を語った。
浜田さんは専門学校で自然環境保全などについて学んだ。岐阜県の食品加工会社を退職後、自転車で約2年かけて全国47都道府県を巡った。その際、自然の豊かさと生活の利便性のバランスから、東北での暮らしをイメージ。「自分の能力を生かすことができ、自分が持っている『いい田舎』の感覚に合致している」と、自転車の修理でとどまった縁もあって、天童での協力隊員の道を選んだ。
市役所で行われた辞令交付式で、山本信治市長から「サル、イノシシなど効果的な被害対策ができていない。被害に遭われている農家と連携を高めてほしい意」と激励を受けた。新型コロナウイルス感染症の影響で、内定した春から待機していた「(新天地の)不安もあるけれど楽しみが大きい。人とのより良い関係性を築くことも意識しながら仕事に取り組みたい」と語っていた。
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