画像:天童市の観光ガイド タイトル
天童のニュース(令和4年8月22日)
(最終更新:2022年8月27日)

2022年8月22日(月) 天童市プロ棋士育成教室の黒沼亮人さんが奨励会合格

画像:最高気温最高気温 31.9度 画像:最低気温最低気温 19.6度 画像:はれ天気:はれ)

 天童市のプロ棋士育成教室に通っている黒沼亮人(ゆきと)さんが、プロへの登竜門である奨励会への入会を果たしました。天童は将棋駒の生産では全国的に有名ですが、将棋を指すほうではまだプロ棋士がいません。天童駅の2階には、将棋に関わる方々の目標でもありスローガンでもある「将棋のまち天童から名人を!!」の横断幕が掲げられています。

写真:将棋のまち天童から名人を!!
天童駅2階の天童市観光センター内に掲げられた「将棋のまち天童から名人を!!」

黒沼君(東根中部小6年)奨励会合格 将棋・県内4年ぶり 努力重ね、プロへ一歩

天童市「棋士育成教室」1期生

 プロ棋士を養成する日本将棋連盟(日将連)の奨励会の入会試験で、東根市東根中部小6年の黒沼亮人(ゆきと)君(12)=東根市中央2丁目=が21日、合格内定を得た。本県からの合格者は4年ぶり。「まだ実感が湧かない。まずは昇級、そして最終目標のプロを目指したい」と意気込みを語る。

 試験は19~21日、東京の将棋会館で行われた。黒沼君は初挑戦で、受験者同士の対局で争われる1次試験を4勝2敗でクリア。2次試験は級位を持つ奨励会員との3番勝負で1勝するのが条件だったが、2人目の相手に勝利した。筆記や面接も含めた合格通知が近く郵送される。

 試験を振り返り黒沼君は「最初から黒星スタートだったので不安もあったけれど、最後まで諦めずに指し続けたことが結果につながった」と語る。父好和(よしかず)さん(54)は「これまで結果が出せず、悔しい思いを続けてきたことが、今回の頑張りにつながったと思う。これからが本番。家族みんなで見守り続けたい」と話した。9月から月2回、将棋会館に通って腕を磨く。

 黒沼君は四間飛車党で粘り強い棋風が特徴。幼稚園年中で将棋を始め、小学2年から天童少年少女将棋教室に通っている。将棋のまちからプロ棋士を輩出しようと天童市が2019年に始めた「プロ棋士育成教室」の1期生で、奨励会合格者は黒沼君が初めて。

 育成教室の運営を担う日将連天童支部の村岡良雄支部長は「熊坂学五段の指導もあるが、それ以上に本人の努力がなければ達成できなかった。黒沼君の頑張りを褒めたい。来年以降も合格者が続くと期待している」と語った。

 本県出身の現役プロ棋士は阿部健治郎七段(酒田市出身)と岡部怜央(れお)四段(鶴岡市出身)の2人。奨励会には2級の高橋大輝さん(天童高3年)が通っている。

(山形新聞2022年8月22日 第24面より)

(関連ページ)
天童のニュース:将棋

画像:前へ前の日へ... 今月の見出しへ... 次の日へ...画像:次へ


「天童市の観光ガイド」は個人が開設している天童市応援サイトです。リンクはご自由にどうぞ。
広告掲載など各種お問合せはWebサイトのご利用についてをご覧ください。

画像:バナー 画像:バナー 画像:バナー 画像:バナー 画像:バナー
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
このページに掲載されている文章や写真の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 1997-2022 Tetsuya TAKAHASHI and "Ikechang" All Rights Reserved.