株式会社モンテディオ山形の決算報告記者会見が4月27日に行われ、新スタジアムの運用開始が2025年から2027年に変更することが発表されました。
モンテディオ山形の相田社長が、新しいスタジアムの建設時期について言及しました。きょうの決算報告会見で記者の質問に答えました。
天童市を建設予定地としている新しいスタジアムは、去年3月には「2025年中の使用開始を目指す」としていました。
また昨年度は、営業収益が21億9200万円と過去最高になったことが報告されました。その理由として、スポンサー収入が9億4000万円、グッズ売り上げ収入が1億8000万円と好調だったことを挙げています。
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また、2025年の運用開始を目指してきた県総合運動公園の駐車場に建設予定の新しいスタジアムについて、相田社長はコロナ禍で調整に時間がかかっている上、物価上昇で建設コストが上がっていることなどから、2025年のシーズン開幕には間に合わないという見通しを示しました。
サッカーJ2・モンテディオ山形の本拠地を想定して建設を目指している新スタジアムについて、株式会社モンテディオ山形の相田健太郎社長は27日、目標としていた2025年中の運用開始は不可能との見解を示した。
同社の決算報告の記者会見で質問に答えた。相田社長は新型コロナウイルス禍や物価上昇に伴う数十億円規模のコスト増などの影響を挙げ、「(建設に向けた動きが)停滞しているわけではない。工事期間を考えれば、物理的に25年の完成は難しい」と述べた。今後については「27年には間に合わせるという目標でやっていきたい」とした。
新スタジアムは県有地である天童市の県総合運動公園南側特設駐車場が建設予定地に決まっている。
22年度(22年2月~23年1月)の決算は、売上高が前期比3億4500万円増の21億9200万円で、2年連続で過去最高を更新。純利益は1千万円。売上高の主な内訳は、スポンサー収入が1億6900まんえん増の8億6800万円、入場収入が5400万円増の2億3400万円、グッズ販売収入が5300万円増の1億8千万円。
選手獲得などに充てるチーム人件費には過去最高の7億8700万円を投入し、営業費用は3億5900万円増の21億9500万円となった。
Jリーグの開幕時期を8月ごろに移行する案について相田社長は個人の見解とした上で「世界のサッカーに合わせるためなら仕方ない」と述べ、「ウインターブレーク(12月~翌2月の休止期間)があれば、試合を行う時期は変わらないが、降雪地域のクラブが練習や選手獲得の面において不利にならない配慮が必要だ」とした。
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