国家又は公共に対し功労のある方、社会の各分野における優れた行いのある方などを表彰する令和5年春の叙勲が4月29日付けで発令され、「天童将棋駒」伝統工芸士の国井孝(くにい たかし)雅号「天竜」さんが瑞宝単光章(ずいほうたんこうしょう)を受章されました。
瑞宝単光章は、公務等に長年にわたり従事し成績を挙げた方に贈られるもので、国井さんは伝統工芸業務功労として贈られます。
ことしの春の叙勲の受章者が発表され、県内からは各界で功労があった59人が受章しました。
さまざまな分野で顕著な功績があった人に贈られる旭日章は、合わせて16人が受章しました。旭日中綬章が1人、旭日小綬章が6人、旭日双光章が4人、旭日単光章が5人となっています。
また、公共の仕事に長年従事し功績があった人に贈られる瑞宝章は、合わせて43人が受章しました。瑞宝中綬章が2人、瑞宝小綬章が8人、瑞宝双光章が11人、瑞宝単光章が22人となっています。
瑞宝単光章を受章する、天童市の将棋駒職人・国井孝さんです。駒に下書きをせずに彫り始める「すかし彫り」とよばれる技法の持ち主です。
国井さんは、10代の頃からおよそ70年にわたって手作りでの将棋の駒の製作に携わってきました。
「春の叙勲」の伝達式は、今月9日に山形市の文翔館で行われる予定です。
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