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踊躍念仏 (最終更新:1998年7月15日)
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 「踊躍念仏」(ゆやくねんぶつ)は、毎年11月17日に佛向寺(ぶっこうじ)で行われる宗教行事です。正式名称は「佛向寺一向上人開山忌踊躍念仏」(ぶっこうじ・いっこうしょうにん・かいざんき・ゆやくねんぶつ)です。

 鉦(しょう)などを打ち鳴らしながら、念仏や和讃(わさん)を称えて踊躍する念仏踊りの一種で、日本国内でも京都を含めて3カ所ぐらいにしか残っていない珍しい宗教行事です。「宗教行事」なので、集まってくる人は檀家の人たちがほとんど。観光的な要素はありません。

 佛向寺の踊躍念仏は一向俊聖上人によって伝えられたといわれています。7人もしくは9人の奇数で構成されて、導師が先導に立ち、維那(先達)は最後に位置して、仏壇の周りを回りながら念仏を称えます。

  1. はじめは普通に、仏壇の前に座って静かに念仏を称えています。
  2. そのうち、1人を除いて全員が立ち上がり、仏壇の周りを回りながら念仏を称えはじめます。
  3. しばらくすると念仏に節や抑揚がついてくるようになり、念仏というよりも演歌(?)を歌っているような感じになります。そのころになると、念仏に合わせて鉦を体全体を使って打つような感じになり、端から見れば踊りを踊っているように見えます。
  4. その後しばらくするとまた落ち着きを取り戻し、最初のように静かに念仏を称えまて「踊躍念仏」が終了します。

参考:「受け継がれるまつり−天童の民俗芸能−」(天童市教育委員会・天童市立旧東村山郡役所資料館)

お坊さんの説法
説法
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 最初から「踊躍念仏」が行われるのではなく、お坊さんによる説法が行われる。この点からも「踊躍念仏」はあくまでも宗教行事だということがうかがえます。

 最近の世の中の出来事を取り上げて、そこからお釈迦様の教えに導いていく。さすがに話すのは上手で、正味1時間でしたが、聞いていて飽きのこないありがたいお話でした。今回は、山形市のとあるお寺からお呼びしていたようです。

 「踊躍念仏」の始まりです。最初は仏壇の前で、みんなでお釈迦様に念仏を称えます。その間だいたい20分ぐらい。しばらくすると、一番偉いお坊さんを除いて全員が仏壇の周りを回りながら念仏を称えます。

 緑の袈裟(けさ)を着ている人たちがお坊さん。黄色い袈裟(けさ)を着ている人たちは檀家の人たちで、持っているものが鉦(しょう)。金属でできていて、木でできたバチ(?)で叩くとカーンカーンという音がします。

「踊躍念仏」のはじまり
踊躍念仏(1)
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「踊躍念仏」
踊躍念仏(2)
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 念仏を称えながら仏壇の周りを回ります。そうすると、次第次第に気持ちが盛り上がっていって、称える念仏に節や調子がついてきます。

 「なんまぁいだぁぶつだぁぶつだぁぶつ」と、鉦を打ち鳴らしながら抑揚のついた念仏を称えるころになると、お坊さんたちはまるで踊っているように見えます。最初から最後までで、だいたい1時間ぐらいです。

■参考:佛向寺・仏向寺の紹介ページ
http://www.ikechang.com/navi34.htm

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