天童市は国の緊急地域雇用創出特別交付金を活用し、2002年（平成14年）1月以降に24名を臨時雇用することを決めました。これら緊急雇用創出計画については、市議会の12月定例会に関連補正予算案を提案し実施されることになります。事業費は745万円で、採用の内訳は次のとおりです。

＜天童市緊急雇用創出計画における採用の内訳＞

介護認定者の実態調査	10名
河川敷の木材伐採	8名
観光地の環境美化	2名
幼年消防クラブ育成事業	2名
水田台帳整理	1名
雇用相談	1名

　雇用対策というとどうしても年輩の方のリストラを想定してしまいますが、現在は高校や大学を卒業した人たちも仕事がないような状況になっています。そういった若い人たち向けの雇用の創出についても検討していく必要があります。小中学校ではパソコン教育にあたる人材が不足しているそうですので、常駐のパソコン講師なども検討してみる価値はあるのではないでしょうか？

（関連ページ）

▼時事通信社 (10/26)地域雇用特別交付金に3500億円＝「先行プログラム」決定−経財諮問会議

http://www.jiji.com/edit/topics/data2001/200110/1026shimon/

　浦和レッズなどJ1チームからのオファーがあることから去就が注目されていたモンテディオ山形の柱谷幸一監督が、契約を更改し来季も監督を務めることが正式に決定しました。今回の契約更改で、柱谷監督は2003年1月1日までモンテディオ山形の指揮を執ることになります。柱谷監督が契約更改の条件として最も重きを置いていたのは、資金面ではなく「山形県にサッカー文化を根付かせる」ということでした。「ジュニア・ユースの育成やサッカーの普及活動をとおして、東北地方のなかのサッカー王国を目指す」といった環境面での充実を運営母体である山形県スポーツ振興21世紀協会に要望し、協会側もそれに応えることで続投を決意したようです。

　柱谷幸一監督は自身の公式サイトで「サッカーのフェアープレー精神は社会のルールを守ることに繋がる」ということもおっしゃっています。また会員になろうとしている人に対して「単純に『トップチームがJ1にあがるための強化にお金を払うと』いうことではなく、『山形県にサッカー文化を育てるため、地域の子供たちを育てるために会費を払うんだ』という気持ちで財布の中からお金を出してください」ともおっしゃっています。柱谷監督は、シーズン中「みんなのモンテディオなんだから応援しに来てくれ」ということを盛んにアピールしていました。柱谷監督が来季続投を決めてくださった気持ちに感謝し報いるためにも、ホームゲームはいつも満員になるようスタジアムに応援に出かけましょう！

（関連ページ）

▼モンテディオ山形

http://www.montedio.or.jp/

▼柱谷監督のコメント（柱谷幸一監督公式サイト「KICK OFF」）

http://www2m.biglobe.ne.jp/~hasira/column2.htm

　6月から10月末まで山形−函館便を運行してきた中日本エアラインサービス(NAL)が、今年いっぱいで運行をやめることを国土交通省大阪航空局に届け出ました。今年の利用率は55.3%で昨年よりも9.7ポイントのアップ、利用者数は9,415人で昨年よりも1,681人増加も増加していただけに、山形県関係者も突然の発表に驚いているようです。

　中日本エアラインサービスでは休止の理由として次の3つをあげています。

• 過去最高の利用者を記録したものの、割引運賃の団体利用が増えた
• 通常料金である個人客が伸びず収益改善に至らなかった
• 景気の悪化やアメリカの航空機テロの影響で、飛行機の利用者が減少している

　山形空港の路線で休止となったのは、1998年（平成4年）4月の福岡線以来のことです。山形県では2003年（平成15年）での路線の復活を目指して、活動していくようです。

（関連ページ）

▼中日本エアライン

http://www.nals.co.jp/
（11月28日現在、この件についての情報は提供されていません）

　日本列島上空に入り込んだ寒気の影響で、天童市内は雪がちらつく朝となりました。昨年は11月18日に降りましたので、9日遅れの初雪となりました。平年よりは11日遅いそうです。朝の出勤時間帯ぐらいしか降らなかったため道路も濡れる程度でしたが、近くの山々はお昼ぐらいまではうっすらと白く雪化粧されていました。今週はあと2〜3日ぐらい雪が降る予報が出ていますが、その後はまたいつもの年のように晴れる日が続き、クリスマスの頃から本格的な雪のシーズンにはいるのではないかと思われます。

（関連ページ）

▼初雪で山形自動車道が通行止め（天童のニュース：平成12年11月・第3週）

http://www.ikechang.com/news/2000/ne0011j3.htm#001118

▼県内各地に降雪〜来た！白い季節（山形新聞）

http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20011127/0000009624.html

　日本将棋連盟天童支部の大泉義美・四段（56歳）が、日本将棋連盟から棋道指導員に任命されました。公認将棋指導員制度では棋道指導員は棋道師範に次ぐ位置づけになっていて、現在は棋道師範となった酒田市の土岐田勝弘さんに次ぐ快挙となりました。棋道師範と棋道指導員が両方いる都道府県は、愛知県、岡山県、北海道そして山形県だけだそうです。

　公認将棋指導員制度は「棋道師範」「棋道指導員」「普及指導員」の3段階に分かれていて、最初の段階となる普及指導員になるには3段以上でなければなりません。大泉義美・四段は1997年（平成9年）から普及指導員として活動し、2001年（平成13年）11月17日付けで棋道指導員に昇格しました。天童市は将棋駒の生産地として広く知られていますが、プロ棋士は未だかつて誕生したことがありません。大泉義美・四段が棋道指導員に任命されたことを契機に、この長年の夢が実現する日も近づくかもしれません。

（関連ページ）

▼公認将棋指導員制度の沿革・概要（日本将棋連盟）

http://www.shogi.or.jp/sibu/sidouin.html