天童市猟友会・荒谷(あらや)分会の4名が、天童市東部の石倉山(いしくらやま)でイノシシを仕留めました。イノシシはエサを掘り起こして食べるのですが、東北地方では冬になると雪がつもってしまうため、宮城県南部と福島県東海岸にしか生息していないとされています。今回イノシシを仕留めた柴田哲夫さん(55歳)、佐藤一さん(64歳)、村形利夫さん(66歳)、今野高志(46歳)の4名も「山形県でイノシシをとらえたのは恐らく初めてのことだろう」とコメントし、専門家も「宮城県側から奥羽山脈を越えて迷い込んだのだろう」と解説しています。柴田さんは7年前に山寺付近でイノシシに遭遇してからずうっと機会があるごとに狙っていたそうで、念願がかなってとても良い年明けになったのではないかと思います。今年1年はいろいろいいことがあるかもしれませんね。
- (関連ページ)
- ■イノシシの解説(TBS生物図鑑)
- http://www.tbs.co.jp/inpaku/seibutsu/zukan/mam/htmls/mam_06.html
天童市とその周辺自治体のゴミ処理などをおこなっている「クリーンピア共立」(東根市外2市1町共立衛生処理組合)で、し尿汚泥を堆肥化する新しい施設がもうすぐ完成することになりました。完成のあかつきには、汚泥のすべてを土に返すことができる山形県内で唯一の汚泥コンポストシステムができあがることになります。コンポストシステム(Compost System)は日本語で表すと「有機肥料化する体系・制度」のことです。
クリーンピア共立ではこれまでにも汚泥を堆肥にしてきましたが、1日当たり約10トンを超える汚泥すべてを処理することはできませんでした。それら残った汚泥は重油を使って焼却するしかありませんでしたが、東根市が環境ISO14001を取得したことに合わせて施設を刷新し、燃やすのではなくすべての汚泥を土に返す方法を選択しました。
- (関連ページ)
- ■クリーンピア共立
- http://www.kurinpia.or.jp/
超早出しサクランボの栽培に取り組んでいる荒谷(あらや)地区の斎藤清邦さんが、今シーズンの出荷を始めました。昨年はクリスマスシーズンに合わせて出荷しましたが、今年は以前のように年明けのご祝儀相場に合わせて出荷しました。昨年は1ケース5万円の競り値がついたそうですが、景気の悪い今年はいったいどのくらいの値段がつくのでしょうか? サクランボは、桐の箱やワイングラス型のプラスチックケースに入れられ、主に関東方面に出荷されました。
さくらんぼについては、家電製品と同じように中国での生産が進んでいて、数年後には日本に上陸するのではないかといわれているのだそうです。畳に使う藺草(いぐさ)やネギのセーフガード発動が昨年はニュースになりましたが、近々もしかするとサクランボについてもそういうことを心配しなければならない時代が来るのかもしれません。
- (関連ページ)
- ■超早出しサクランボの出荷が開始(天童のニュース:平成12年12月・第4週)
- http://www.ikechang.com/news/2000/ne0012j4.htm#001219
雪の少なく過ごしやすい年末年始でしたが、昨年同様、忘れた頃にドカッと雪が降ってきました。首都圏へ戻る帰省客の足を直撃し、飛行機が欠航したり山形自動車道では速度規制などがおこなわれましたが、立木の伐採などを徹底しておこない大雪に備えた山形新幹線にはあまり影響は出なかったようです。不況の影響もあってか、今年はあちこち出かけたりせずに実家でのんびり過ごすというのが多かったようです。
- (関連ページ)
- ■「雪害」で交通機関がマヒ(天童のニュース:平成13年1月・第1週)
- http://www.ikechang.com/news/2001/ne0101j1.htm#010105