河北町は今年9月におこなった市町村合併に関するアンケートの結果を11月29日(金)町議会全員協議会に公表しました。アンケートは町民およそ21600人から地区や世代、性別を考慮して選ばれた3000人を対象にしておこなわれ、54%にあたる1627通の回答が寄せられました。結果は、合併賛成が45%、合併反対が36%で、過半数に達しなかったものの合併に賛成する意見が上回りました。また、合併の対象としては天童市+東根市、もしくはこれに村山市を加えた、共同でゴミ処理をおこなっている「クリーンピア共立」の組み合わせが大勢を占めました。河北町は広域行政の点では寒河江市などの西村山地区に属していますが、町民はゴミ処理や斎場など市民生活に直結している天童市や東根市の方が身近に感じているようです。
<市町村合併アンケート結果(河北町)>
「必要」 |
20.1% |
合併賛成派 45.3% |
「どちらかといえば必要」 | 25.2% |
「必要ない」 |
20.2% |
合併反対派 35.8% |
「どちらかといえば必要ない」 |
15.6% |
「どちらともいえない」 |
18.0% |
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合併対象 |
割合 |
備考 |
河北町・天童市・東根市 |
38.3% |
合併相手に天童を選ぶ割合が60.0% |
河北町・天童市・東根市・村山市 |
21.7% |
河北町・寒河江市・西川町・朝日町・大江町 |
33.0% |
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その他 |
6.4% |
- (関連ページ)
- ■合併アンケート特集(河北町広報誌「広報かほく」)
- http://yakuba.hinanet.ne.jp/kahoku/files/083kouhou.pdf
- ■天童のニュース:広域合併(周辺市町の動き)
- http://www.ikechang.com/news/news720.htm
11月27日(水)に天童温泉の滝の湯ホテルを会場にして「第1回山形県そば街道フォーラム」が開催されました。山形県麺類飲食生活衛生同業組合、山形県観光協会などが主催したイベントで、JR東日本の伊賀勝栄・山形支店長の講演のあと、県内4ブロックの代表によるパネルディスカッションがおこなわれました。山形県内には現在11のそば街道があり、今後さらに3ヶ所が加わるそうです。山形では冬になると雪や寒さの影響もあって、観光客が激減します。山形県内のそば街道が連携すれば、冬の観光コースとして新たな誘客を期待することができるかもしれませんね。
<山形県内11のそば街道>
- 新庄・最上 そば道楽(新庄市)
- 大石田 そば街道(大石田町)
- おくの細道 尾花沢 そば街道(尾花沢市)
- 最上川三難所 そば街道(村山市)
- 将軍家献上 そばの里天童(天童市)
- そばの月山めぐり(西川町)
- そば街道やまがた(山形市)
- 南山形そば街道(高畠町・米沢市ほか)
- 米沢そば街道(米沢市)
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- (関連ページ)
- ■そば街道 らーめん街道
- http://yamagata-men.com/kaidou/index.html
温泉神社のとなりにある天童温泉観光センターで「天童市地域活性度サーベイ」がおこなわれました。これは旅館やホテルの従業員、関係機関、旅行・輸送業者の天童温泉に対する意識を調査するものです。それぞれの立場に対する質問をほかの立場の人たちにもおこない、当事者の意識と周りの人たちの意識に差があるかどうか、といったことから問題点を浮き彫りにしていこうとしています。調査は郵送して回答してもらうような通常のアンケートとは異なり、会場で記入してもらう形で実施され、およそ120名が参加したそうです。
今年度、天童市は国土交通省から「観光まちづくりプログラム推進事業」に指定を受けています。今回の調査は、このプログラムを策定するために天童市と東北運輸局、リクルート社が実施しました。今後は調査結果をもとにして、来年度の誘客プランをまとめることになります。
- (関連ページ)
- ■観光まちづくりプログラム推進事業の紹介(国土交通省東北運輸局)
- http://www.mlit.go.jp/touhoku/ks/ks7-1.pdf
- ■国土交通省東北運輸局
- http://www.mlit.go.jp/touhoku/
天童フリーマーケット実行委員会が母体となる「ドリームオブ・天童」が特定非営利活動法人(NPO)に8月に認証されたのを受け、11月25日に設立記念講演会が開催されました。毎年4月末に開催されている「天童フリーマーケット」は天童青年会議所の事業として始まり、その後「天童もったいない推進懇話会」が立ち上げられ、1999年(平成11年)からは実行委員会が設立されました。現在ではおよそ130店が出店する県内最大規模のものとなり、多くの市民が参加しています。NPOとなったことを受けて、今後はフリーマーケットや環境に関する講演会を開催したり、街路樹の落ち葉を有機肥料にする事業などに取り組む方針です。
最近は「雨後の竹の子」のようにNPOがポコポコと誕生していて、ある種のブームのように見えてしまいます。NPO設立には
- 利潤を分配しないこと(not profit Distributing)
- 非政府(nongovernmental,private)であること
- フォーマル(formal)であること
- 組織(organization)としての体裁を備えているということ
- 自己統治(self-governing)していること
- 自発性(voluntary)の要素があること
が前提となるそうですが、「今現在もボランティア活動などをおこなっているけれども、サークル活動みたいなもので社会的に認知されるかどうか怪しいからNPOになろう」という理由が最も大きいのかな、と思います。また、法人格を取得すれば行政などからの業務依頼を受けやすくなりそうですが、安い料金で仕事をしてくれる下請け業者みたいな感じになってしまわないかな、という心配があります。NPO側が「わたしたちは社会貢献をしている!」という満足感を得られているんだからいいじゃないか、という意見もあるかもしれませんが...。
- (関連ページ)
- ■NPO情報ネットワークセンター
- http://www.npo-jp.net/
サッカーJリーグ2部第44節、モンテディオ山形は11月24日(日)に天童市の山形県総合運動公園でセレッソ大阪と対戦しました。後半開始早々にワールドカップ代表メンバーにも入っているセレッソ大阪の森島寛晃(もりしま・ひろあき)選手にゴールを決められたものの、高橋健二(たかはし・けんじ)選手がすぐに同点、残り10分の時点でセレッソ大阪の佐藤寿人(さとう・ひさと)選手にまたゴールを決められましたが、ロスタイムに松田英樹(まつだ・ひでき)選手が得点をあげ引き分けとなりました。結果、今シーズンは12チーム中11位となり、最下位だけは免れることができました。
モンテディオ山形 6勝17分け21敗 (勝ち点34→35) |
2−2 後半3分 / 森島寛晃【大阪】 後半7分 / 高橋健二【山形】 後半35分 / 佐藤寿人【大阪】 後半44分 / 松田英樹【山形】 |
セレッソ大阪 25勝12分け7敗 (勝ち点86→87) |
このあと、モンテディオ山形は「第82回天皇杯全日本サッカー選手権大会」に挑戦することになり、第1回戦を12月1日(日)に群馬県営サッカー場で「群馬FCホリコシ」と対戦します。Jリーグでは結果を残すことができませんでしたので、そのぶん天皇杯で暴れて欲しいと思います。
- (関連ページ)
- ■モンテディオ山形
- http://www.montedio.or.jp/
- ■天童のニュース(サッカー・J2リーグ)
- http://www.ikechang.com/news/montedio.html
山形新聞や山形放送、山形陸上競技協会が主催する「第19回山形県女子駅伝競走大会」が上山市(かみのやまし)から山形市までの20.1キロメートルのコースで開催され、昨年大会新記録で優勝した天童・東村山チームがみごと2連覇を成し遂げました。
<総合成績>
第1位 / 天童・東村山 | 1時間6分26秒 |
第2位 / 酒田・飽海 | 1時間8分24秒 |
第3位 / 北村山 | 1時間9分13秒 |
第4位 / 米沢 | 1時間9分56秒 |
第5位 / 山形 | 1時間10分8秒 |
第6位 / 上山 | 1時間10分18秒 |
第7位 / 鶴岡・田川 | 1時間10分40秒 |
第8位 / 長井・西置賜 | 1時間11分17秒 |
第9位 / 寒河江・西村山 | 1時間11分22秒 |
第10位 / 新庄・最上 | 1時間12分58秒 |
第11位 / 南陽・東置賜 | 1時間15分7秒 |
- <第1区(5.5キロメートル)>
- 矢口衣久未(やぐち・いくみ)選手(上山明新館高校)
- 17分32秒(区間1位、チーム順位1位)
- <第2区(2.8キロメートル)>
- 矢口奏未(やぐち・かなみ)選手(天童市立第四中学校)
- 9分46秒(区間4位、チーム順位2位)
- <第3区(3.8キロメートル)>
- 高木美沙紀(たかき・みさき)選手(山形城北高校)
- 12分49秒(区間1位、チーム順位1位)
- <第4区(2.7キロメートル)>
- 東海林幸恵(とうかいりん・さちえ)選手(天童市立第四中学校)
- 8分47秒(区間2位、チーム順位1位)
- <第5区(5.3キロメートル)>
- 石山しおり(いしやま・しおり)選手(山形城北高校)
- 17分32秒(区間1位、チーム順位1位)
昨年の大会と同じ日に石川県金沢市でおこなわれた「第1回中学生駅伝金沢城址・兼六園大会」へ山形県代表として松山中学校が出場し見事優勝を勝ち取ったのですが、そのメンバーが今年の大会に出場しました。個人的には「もしかして今年は厳しいレースになるかも?」と思っていたのですが、2区でちょっと抜かれたもののすぐに追い越してそのまま独走でしたね。でも、昨年よりも各チームのタイム差がなくなってきているので、あまりうかうかしていられません。今後も気を引き締めて練習に励む必要がありますね。
- (関連ページ)
- ■第19回山形県女子駅伝競走大会の結果(山形陸上競技協会)
- http://gold.jaic.org/jaic/member/yamagata/2002/e_w02/KYOUGI.HTM
- ■第18回山形県女子駅伝競走大会、天童・東村山が大会新で優勝(天童のニュース:平成13年11月・第4週)
- http://www.ikechang.com/news/2001/ne0111j4.htm#011125