山形県おうとう作柄調査委員会の発表によると、今シーズンのサクランボの予想収穫量は、平年よりもやや少ない1万2600トンになるそうです。これは、記録的な不作となった昨年実績の1万800トンを上回る数字ですが、10アールあたりの収量は平均の546キログラムを大きく下回る470キログラム程度となる見込みです。
今シーズンの着果数は、4月18日に強い霜が降りたことが影響し、不作だった昨年とおなじ程度になっています。また、5月10日から5月17日までの低温によって、果実の肥大も遅れ気味になっています。さらに、5月27日の夕方には雹(ひょう)が降り、果実に傷がつく被害がありました。これによる減収は300トンと推計されています。
春の訪れが遅かったため、今年の最盛期は佐藤錦(サトウニシキ)が昨年よりも6日程度遅い6月25日ごろ、紅秀峰(ベニシュウホウ)は4日程度遅い7月5日ごろになる見込みです。サクランボ狩りは6月末から7月初旬がいいかもしれません。
- (関連ページ)
- ■2005年のサクランボ、生育は「やや遅め」(2005.05.26)
- http://www.ikechang.com/news/2005/ne0505j4.html#050526
- ■観光果樹園の紹介
- http://www.ikechang.com/fruits0.htm