天童市上貫津(かみぬくづ)の格知学舎(かくちがくしゃ)を会場に、天童秋まつりのイベントの1つ「馬頭琴と朗読の夕べ」が開催されました。馬頭琴はモンゴル語で「モリンホール(馬の楽器)」と呼ばれるモンゴルの伝統的な弦楽器で、バイオリンと同じように玄を使って奏でます。イベントは馬頭琴を中国・内モンゴル出身のナディンバヤラトさん、ボーカルをサローラさん、朗読を「幻耶の会」のみなさんが務めました。参加者は、馬頭琴の音色に合わせた民話「スーホの白い馬」「ラクダの涙」の朗読に聞き入ったり、「紅葉」「赤とんぼ」などの日本の童謡を一緒に歌ったりしました。
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- ■天童のニュース:イベント
- http://www.ikechang.com/news/news9.htm
- ■格知学舎(かくちがくしゃ)の紹介
- http://www.ikechang.com/nature/autumn1.htm
大人200円という低価格が魅力の1つになっている市民保養施設「天童最上川温泉ゆぴあ」が、原油価格高騰などを理由に2006年4月から値上げされることが明らかになりました。検討中の案では、大人料金を200円から300円に値上げしますが、小学生料金や休憩室の使用料などはそのまま維持する計画です。「天童最上川温泉ゆぴあ」は天童市が建設し、第3セクターの株式会社スポーツクラブ天童に管理・運営を委託している施設です。これまでも入浴そのものついては赤字だったのですが、レストランや物販関係の黒字で穴埋めして、なんとかやってきていたようです。大人1人あたり200円の料金収入に対して、昨年度は240円の経費がかかっています。しかし、最近の原油価格高騰で、来年度以降は270円程度まで増加し、今年度決算以降は赤字に転落する見込みになっています。
このような状況に、一部の議員からは「施設改修費用を積み立てておくためにも、入湯税をとるべきだ」という指摘がありましたが、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長は「市民のための保養施設なのだから入湯税はとらない」と反対してきました。今回の料金改定に際しても、入湯税をとると最低でも420円(採算ラインの270円+入湯税150円)と一気に高額になってしまうため、継続して減免する方針です。原油価格の高騰が主な理由とされていますが、「6割以上が市外からのお客さんで市民は3割程度しかいないのに、多額の税金を投入しているのはおかしい」という声にも配慮したと思われます。施設維持にかけた税金の分だけ目に見える形で経済効果が出ていれば問題ないのでしょうが、そういう感覚もありませんので、受益者負担という観点からは「正常な形」になっていくということなのでしょう。値上げ以降の入浴者の動向に注目したいと思います。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:観光施設・文化財
- http://www.ikechang.com/news/news910.htm
- ■天童最上川温泉ゆぴあの紹介
- http://www.ikechang.com/navi42.htm