天童市出身のプロ野球選手・広島東洋カープの栗原健太(くりはら・けんた)選手(25歳)がシーズンを終えて実家に帰省したのに合わせて、地元・山形新聞がインタビューを行いました。プロ8年目を迎えた今シーズンは自身初の全試合出場、自己最多の25本塁打、175安打、92打点を記録していて、来シーズンは4番打者として期待されています。
- 大活躍だった今シーズン。規定打席到達での初の打率3割もマークした。どんな1年だったか?
- 何より全試合に出場できて満足している。夏場を過ぎた9月ごろから、疲労の蓄積もあってシーズンが長く感じられた。それでも試合にはベストの体調に持っていけたし、高いモチベーションを維持できた。数字的には3割、30本塁打、100打点を目指していて、それに近い過去最高の結果を残せた。とても良いシーズンだった。
- 打撃好調の要因をどう自己分析するか?
- スイングのタイミングを試合ごとにうまく微調整できたと思う。毎試合同じ形ではなく、疲れているときなどは状況に合わせた振りを心がけた。うまく(体重を)軸足に乗せて打てた。好不調の波はあったけれど、調子が悪いときでもとりあえずヒットを1つ打てたのが大きかった。連続無安打の試合が少なかったし、リズムをつくることができた。
- 最も記憶に残る本塁打は?
- (9月13日に)広島市民球場で阪神の藤川(球自)から打った1本。意識しているピッチャーで、なかなか打てないので印象に残っている。
- 初めてオールスターにも出場した。
- 宮城の2戦目では山形からたくさん応援に来ていただいたし、オールスターの雰囲気にも慣れて本当に楽しめた。戦いたかった(日本ハムの)ダルビッシュとも1戦目で対戦できた。いろいろな選手と話ができて、あの経験は大きかったと思う。
- 来シーズンは7月に山形県で広島−横浜が予定されている。
- 久しぶりの地元での試合。少しでも良いところを見せられるように頑張りたい。
- 新井貴浩選手が阪神に移籍し、今後は4番を担うことも考えられる。来季の抱負は?
- ことし以上の結果を残せるようにしたい。1月2日にアメリカに渡り、自主トレを始めてシーズンに備える。4番になれば相当のプレッシャーがかかるだろうが、自分を見失わず、普段どおりのバッティングを心がけたい。深く考え込んだら打てなくなる。精神的な部分でも成長できればいい。
- 2000年に栗原選手が広島に入団して以降、山形県から7年連続でプロ野球選手が誕生している。子どもたちにメッセージを。
- 山形からプロ選手が出てくるのは本当にうれしいこと。自分が頑張っている姿を見てもらい、ああいうふうになりたいと思う子どもたちが増えればうれしい。常に目標を高く持って練習に励んで欲しい。
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- ■天童のニュース:野球
- http://www.ikechang.com/news/news820.htm