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天童のニュース(平成20年1月・第5週)
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2008年1月31日(木) 「やまがたの和牛増頭振興大会」が天童ホテルで開催
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 県産和牛の増頭運動に向けた「やまがたの和牛増頭振興大会」が1月31日に天童温泉の天童ホテルで開催されました。これは国内有数の畜産事業家や食肉加工業者などの基調講演、県内若手畜産農家によるパネルディスカッションを通じて、高い品質とブランド力を持つ県産和牛の素牛(子牛)増頭を目指すために行われたもので、生産者や農業団体、行政などの関係者およそ300名が出席しました。

 和牛の繁殖雌牛や肥育素牛の生産頭数が減少するなか、質の高い山形牛の生産拡大を目指す推進組織「やまがたの和牛増頭戦略会議」が昨年発足され、県を挙げた運動が展開されています。年間200頭の繁殖雌牛の増頭運動が今年度からスタートし、2006年では4560頭だった繁殖雌牛を、山形県・肉用牛生産近代化計画の最終年次にあたる2015年には6310頭まで増やすことにしています。

<基調講演の要旨>

松永直行・農事組合法人「松永牧場」
今後、近い時期に講師相場は暴落する可能性がある。値段が安いときに増頭戦略を打つのは最高のタイミング。消費者が求める安全、安心に応える意味でも、国産和牛の安全性を訴えると同時に、輸入牛肉の危険性を生産者自ら消費者に伝えていかなければならない。
山口和志・蔵王ミート代表取締役
山形生まれ山形育ちの山形牛を増産していくためにも、県内での子牛の自給率を高めていかなければならない。実入りのいい畜産経営を目指す上で、消費者の志向を的確にとらえていく努力が必要であり、消費者の声は、ものづくりの基本だ。
(関連ページ)
■天童のニュース:農業政策
http://www.ikechang.com/news/news682.htm

2008年1月30日(水) 天童市、2008年7月から水道料金を値下げ
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 天童市は、2008年7月から水道料金を引き下げることと下水道使用料を引き上げることを決め、関連する条例の一部改正案を市議会3月定例会に提案することにしました。現在は上下水道とも基本水量が設定されていますが、改定案ではこれを廃止し、従量制による料金体系へ切り替えられます。

上水道使用料値下げの理由

  1. 単身世帯の増加と節水意識の高まりから、実際に使用する水量が基本水量に満たない世帯が多くなってきている。
  2. 公平な受益者負担を考慮する必要がある。

下水道使用料値上げの理由

  1. 下水道施設建設のために発行した市債の元利償還金の負担が増加していて、一般会計からの繰入金に頼らざるを得ない状況になっている。
  2. 平成19年度から汚水処理を委託している山形浄化センターの維持管理負担金が増加している。

■水道料金の見直し案
■下水道料金の見直し案

 上記のような料金改定によって、口径13mmで月20m3を利用する標準世帯の場合、水道料金は4,200円から3,700円へ値下げになりますが、下水道使用料は2,000円から2,500円に値上がりすることになり、両方合わせると180円の値上げになります。

(関連ページ)
■天童のニュース:行政サービス
http://www.ikechang.com/news/public_services.html

2008年1月29日(火) 「安全・安心なまちづくりのための高校生新春フォーラム」が開催
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 「安全・安心なまちづくりのための高校生新春フォーラム」が1月28日に天童警察署で開催されました。これは天童市内の高校に通う生徒と、地域で防犯活動に取り組むボランティアらが一堂に集い、自転車に盗難防止などについて話し合うものです。会合には、天童高校「安全・安心なまちづくり委員会」や山形電波工業高校「高擶駅利用者委員会」で活動している生徒10数名と、防犯関係団体のボランティアなど約50名が参加し、4つのグループに分かれて意見交換を行いました。

<意見交換での主な発言>

 天童市内の昨年1年間の刑法犯認知件数は696件で、前年比39件増、人口当たりの犯罪率は県内ワースト1です。特に自転車盗難は前年比42年増の167件で、JR天童駅、JR高擶駅、JR乱川駅の3箇所での被害が全体の6割以上を占めています。

(関連ページ)
■天童のニュース:行政サービス
http://www.ikechang.com/news/public_services.html
■天童のニュース:ボランティア・各種団体
http://www.ikechang.com/news/news160.htm

2008年1月28日(月) 天童市消防本部、携帯心マッサージ機搭載の高規格救急車を配備
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 天童市消防本部は、3台目になる高規格救急車を1月28日に配備しました。今回の救急車には、山形県内で初めての導入になる、持ち運び可能な胸部圧迫心臓マッサージ装置「オートパルス人工蘇生システム」が搭載されています。この装置は装備が大きく電源が必要なため、これまでは救急車内での使用に限られていました。今回導入されたものは、高性能バッテリーを内蔵することで機材がコンパクトになったため、車外に持ち出して利用することができます。連続30分間の利用が可能で、東北地方では秋田県に次いで2台目の導入になります。これによって、階段を搬送する際など人の手では難しかった場所でも一定のリズムで心臓マッサージを行うことができるようになり、蘇生率の向上が期待されます。

 今回導入された高規格救急車には、車外についている1つのコンセントに電源をつなぐだけで、車内に搭載されているすべての機材を充電できる機能がついています。また、車両の左右上部に作業灯が2つずつ取り付けられていて、夜間や視界不良時の災害現場でも救急作業を安全・確実に行うことができます。さらに、市外への応援出動時に備えてカーナビゲーションシステムも搭載されています。

 天童市内では救急車の出動が増加傾向にあり、昨年は初めて年間2,000件を超えました。しかも、2台同時出動は313件、3台同時出動も36件あったそうです。オートパルス人工蘇生システムの約300万円を含めて、今回の高規格救急車の導入にはおよそ3,400万円かかっていますが、市民生活に直結した消防・救命関係には、ケチケチしないでお金を使っていいと思います。

(関連ページ)
■天童のニュース:消防・防災
http://www.ikechang.com/news/news686.htm
■天童のニュース:市立天童病院
http://www.ikechang.com/news/news680.htm

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