|
天童市子ども会育成会連合会の主催で「第1回天童市子ども会安全雪灯ろうまつり」が開催されました。これは子どもたちが安心して安全な環境の中で家庭生活や学校生活が送れることを願って企画されたもので、市内各地区で一斉に雪灯ろうがつくられました。このうち、天童市西部の寺津地区では、市立寺津小学校のグラウンドを会場にして、大人から子どもまで、未就学児を含むおよそ50名が参加しました。
|
参加者は4つぐらいのグループに分かれて、1月24日から25日にかけて降り積もった雪をかきあつめて雪山をつくっていきました。子年(ねどし)にちなみネズミの形をつくるグループや、雪を固めているうちに「穴を掘りたい!」という子どもたちの声で「かまくら」をつくるグループなど、大人と子どもが協力しながら雪灯ろうをつくりあげました。
高擶(たかだま)地域で先日行われた同様のイベントでは、鈴立山若松寺(れいりゅうざんじゃくしょうじ)の「不滅の法灯」が分灯されましたが、これに負けじと、寺津地区では虫眼鏡を使って太陽の光を集めることで火をおこしました。あたりが薄暗くなり始めた午後5時前、「聖なる火」を使ってロウソクが灯されると、その穏やかな・温かみのあふれる光に子どもたちも大人たちも見入っていました。なかでも、バケツで型を取った雪のかたまりを山のように積み上げ、なかにロウソクを灯したものがとても印象的でした。「あれこれ手を加えたものよりも、こういうシンプルなものの方が案外キレイかも?」と思いました
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:ボランティア・各種団体
- http://www.ikechang.com/news/news160.htm
- ■高擶地域、「高擶の雪灯り」を開催 (2008.01.20)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0801j3.html#080120
旅行新聞新社が主催する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の表彰式が1月25日に東京・新宿の京王プラザホテルで開催され、天童温泉の「滝の湯」「湯坊いちらく」「ホテル王将」の3つが各部門で100位以内に選ばれました。この企画は、全国の旅行会社からの投票を、旅行作家や旅行雑誌編集者などで構成される選考委員会がランキングを決定しているものです。
部門 |
部門推薦理由 |
順位 |
施設名 |
総合 |
− |
第89位 |
ほほえみの宿 滝の湯 |
もてなし部門 |
おもてなしや心配り、対応、案内、清潔さなど |
第48位 |
ほほえみの宿 滝の湯 |
料理部門 |
献立や配膳(出し方・下げ方)、器、味、質、量など |
第58位 |
湯坊いちらく |
企画部門 |
旅館の特徴づくりと総合演出、企画商品、商品開発など |
第59位 |
ホテル王将 |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:天童温泉
- http://www.ikechang.com/news/news970.htm
- ■天童温泉の紹介
- http://www.ikechang.com/spa.htm
- ■旅行新聞新社
- http://www.ryoko-net.co.jp/
山形県に2軍の本拠地を置くプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスは、元プロ野球選手が専任講師を務める常設の少年野球教室「楽天イーグルス・BASEBALL SCHOOL 山形校」を4月に開校すると1月25日に発表しました。これは楽天の地域密着活動の一環で、東北地区のジュニア世代のレベル向上が目的とされ、これまで行われてきた単発の野球教室とは異なり、週1回、合計40回程度実施される計画です。
開校時期は4月下旬から翌年3月末までで、定員・対象は小学校3年生から6年生までの60名です。毎週水曜日に天童市の山形県総合運動公園多目的屋内コートや野球場などで、小学校3年生と4年生は午後5時から、小学校5年生と6年生は午後7時から行います。受講料は未定ですが、年会費を合わせておよそ15万程度が想定されています。
- 安部理ヘッドコーチのコメント
- プロ野球で経験したことを伝え、子どもに夢を与えたい。
- 今関勝コーチ
- すべてのポジションを経験させるなど、少年野球チームとは違った指導方法で子どもたちの可能性を引き出したい。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:野球
- http://www.ikechang.com/news/news820.htm
斎藤弘(さいとう・ひろし)山形県知事が地域の人たちと直接意見交換する「出前知事室」が1月23日に天童温泉「ほほえみの宿 滝の湯」で行われました。今回は「いざ出陣”平成鍋合戦”−青年部事業を通した地域活性化」というテーマで、天童商工会議所青年部のメンバーなどおよそ20名が出席しました。まず「平成鍋合戦」の現状について青年部が説明したあと意見交換が行われました。
<出前知事室での主なやりとり>
- 天童商工会議所青年部の意見
- 「これ以上の予算はかけられない中で、全国イベントにしていくためには、PR面での県の絶大な協力が必要」
「イベント分野の山形セレクションとして認定してもらえないか」
- 斎藤弘・山形県知事の回答
- 「PRは全面的に協力するが方法については相談させてほしい」
「山形の芋煮会フェスティバルの実行委員会が県庁の各課を回って募金を集めているように、近隣を含めた自治体での募金活動も予算確保の1つの手段」
「サービス分野での山形セレクションは現在、検討中でありもう少し時間をもらいたい」
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:できごと全般
- http://www.ikechang.com/news/news110.htm
- ■平成鍋合戦
- http://www.ikechang.com/pot/
「天童市健康センター(仮称)」の計画変更案について、天童市は先に提示した内容を「白紙撤回」し、これまでどおりの計画で整備を進めることを1月22日に議会各会派の会長に対して伝えました。「天童市健康センター(仮称)」は、2008年4月1日にオープンする新天童病院に併設する形で建設が計画されてきましたが、天童市はこれまでの計画を変更して、西側の隣接地を新たに購入しそこに建設するという変更案を1月18日に市議会へ打診しました。しかし、市議会からは「納得のいく理由が見当たらない」ということで猛反発を受け、その後の対応が注目されていました。天童市が計画変更案を掲げた理由は以下のとおりです。
<天童市健康センターの建設計画変更案の提示理由>
- 公営企業債で整備した病院敷地内に、健康センターを整備するのはなじまないと山形県から指摘を受けた
- 特定健診・特定保健指導の義務付けにより来所者数の大幅な増加が見込まれる
- 新病院との配置の関係で、建築基準法の斜線制限により建物の設計・レイアウトなどに制約が出る
- 病院と共用になる駐車スペースが足りない
変更案を撤回してしまうことで、依然としてこれらの問題は残ってしまいます。その対応策として、天童市では以下のような方策を提示することで、議会側からの理解を得ました。議会側からは、解決できる問題を理由に挙げて安易に計画変更を議会に打診した市側の姿勢に疑問の声も出ているようです。しかし、市側では「こうした方がよりよい形になる」という思いがあっての提案だったと思いますので、すぐにもとに計画に戻さず、時間をかけて議会側に説明・説得しても良かったのでは、という声も聞かれます。
<天童市健康センターの建設計画変更案の白紙撤回に伴う対応策>
- 公営企業債の問題
- 公営企業債で整備した病院敷地のうち、健康センターにかかる部分のおよそ4,000万円については一般会計から繰り上げ償還して対応する。
- 建築基準法の問題
- 当初予定していた3階建ての建物を2階建てに変更し、間取りを工夫することで必要なスペースを確保する。
- 駐車スペースの問題
- 健康センターに大人数が集まる事業は、病院利用者が多い午前中は行わない。それでも不足するようであれば、職員駐車場の用地を周辺地域に賃貸で確保する。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:市立天童病院
- http://www.ikechang.com/news/news680.htm
- ■天童市健康センター、計画変更に議会反発 (2008.01.18)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0801j3.html#080118
日本航空の山形−東京便で運行されてきた双発旅客機MD-87型機(134席)が、1月31日をもって引退することが分かりました。日本国内では3月末日をもってすべての機体が現役を退くことになっています。
MD-87型機は1988年(昭和63年)から1992年(平成4年)にかけて日本エアシステム(JAS)が導入し、地方路線を中心に運航されてきました。同じエンジンを積んでいるMD-81型機(163席)と比べると胴体部分がおよそ5メートル短縮されているため座席数が少なくなっていますが、その分運動性能が高く、短い滑走路でも離着陸が可能となっています。小型で馬力があるものの、燃費の悪さがネックになっていました。関係者によると「ぐいぐい駆け上がっていく加速感は、小型機ならではの乗り味」とのことで、マニア向けにMD-87型機に乗ることが目的になっている羽田空港発着のツアーも企画されているそうです。
山形−東京便でのMD-87型機は、1月31日(木)、山形空港着14時15分、折り返しで山形空港発14時50分がラストフライトになります。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:山形−東京便廃止問題
- http://www.ikechang.com/news/news2.htm
天童市学校給食センターの納入業者らでつくる「天童市学校給食協力会」(黒田一夫・会長)と、市内の生産者団体「天童市野菜研究会」(佐藤武志・会長)は、学校給食における地産地消を進めるため、野菜8品目ついて地場産品100%を目指し取り組んでいます。これは、天童市内すべての小中学校の給食およそ6100食分を調理するような大規模センターとしては山形県内でも例がない、として注目を集めているそうです。
天童市では以前から学校給食における地産地消の推進に取り組んでいて、大根とネギについては2005年度末、大豆とトマト、チンゲン菜については2006年度末に天童市内産の割合が30%を超えました。2005年度末における山形県産の割合は、白菜81%、大根60%、小松菜52%、ネギ48%などとなっています。しかし、地場産品の多くは市内の市場にほとんど出荷されておらず、まとまった量を確保するのが困難な状況にあります。また、大量の野菜を機会でスライスするため、規格に合わないものが多い地場産品は利用しづらいという面もあります。
そんななか、国は2006年3月に食育推進基本計画を策定し、学校給食における地場産品の使用割合を2010年までに30%以上にするよう目標値を掲げました。これを受けて、天童市は天童市野菜研究会と天童市学校給食協力会などに協力を呼びかけ、学校給食における地産地消について協議を重ねた結果、2007年8月7日に青果物8品目の購入契約を締結しました。これは、大根、白菜、キュウリ、ナス、ネギ、ホウレンソウ、小松菜、カブの8品目について、それぞれ地元で供給可能な旬の時期は天童市野菜研究会から100%購入するという内容になっています。購入価格は過去3年間の平均値とし、生産者の安定収入が確保してあります。また、天候によって生産者側が必要量を供給できない場合には、天童市学校給食協力会が給食センターに食材を納入することになっています。スタート以降、天候不順の影響で欠品となることもありましたが、おおむね順調に推移しているそうです。
- 天童市学校給食協力会事務局(天童商工会議所)のコメント
- 「天候や品種、統一規格への対応など、具体的な課題が見えてきた。これらの改善を図りながら、今後も顔の見える安全安心な地元産食材の供給をしっかりと進めていきたい。
- 天童市野菜研究会のコメント
- 耕作面積を増やすなどして、安定供給にこれからも努めていきたい。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:学校給食
- http://www.ikechang.com/news/news610.htm