サッカーJ2の第30節、モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で愛媛FCと対戦し、3対0で勝利しました。勝ち点は47から50に増え、順位は第2位をキープしています。
この日はイベントが盛りだくさん! 恒例の「浴衣でナイト!」では、浴衣、甚平、作務衣で来場したファンを対象に、浴衣を羽織った選手との記念撮影やドリンク券の無料プレゼントが行われました。今年はモンテディオ山形が誇るイケメン、GK内藤友康(ないとう・ともやす)選手とMF山田拓巳(やまだ・たくみ)選手がお目見えし、あちこちから「黄色い声」があがっていました。
恒例の「浴衣でナイト!」で、多くの人たちが浴衣で訪れました |
試合開始前にファンサービスで会場を回るディーオ |
7月25日のザスパ草津戦から始まったサマースタンプラリーは、この日で2試合目です。内藤選手と山田選手が羽織った浴衣はサマースタンプラリーの2スタンプ賞品になっていて、3スタンプで応募できるセレッソ大阪戦アウェイツアーではなく、コチラを狙いに行くファンも多そうです。
そして、U-23サッカー日本代表として北京オリンピックに出場している豊田陽平(とよだ・ようへい)選手を応援しようと、「豊田まつり」が開催されました。豊田選手の好物やオリンピックにちなんで(こじつけて?(^_^;))、いろんな出店で限定商品が販売されました。
<「豊田まつり」スペシャルメニュー>
「クリームシチューが好物なんです」ということで… |
クリームシチューパン |
「焼きそばも好きなんです」×「北京といえばジャージャー麺」ということで… |
ジャージャー麺焼きそば |
「肉食動物の様だと言われましたが…まぁヒレ肉が好きです」ということで… |
山形牛ヒレ肉の串焼き |
世界に100枚しかないという… |
豊田選手のトレカ |
ブルーハワイ、ぶどう、イチゴ、レモン、メロンの5色の… |
スペシャルカキ氷 |
5つの丸い具材をトッピングした… |
特製ピザ |
シリーズ企画「対戦相手を喰っちゃおー」を展開している「炎のカリーパン」は、愛媛にちなんでみかん入り! 具の中に缶詰の?みかんが入っているものですが、「ピリカラのカレーと甘いみかん、結構アリかも?」と思わずうなってしまいました。
「対戦相手を喰っちゃおー」で、みかん入りカレーパン |
豊田まつり企画のクリームシチューパン |
試合開始前には、モンテディオ山形の勝利の女神・山形北高チアリーダー部「B☆SPARKY」が登場! いつものようにディーオも一緒に出てきましたが、いつもと違って、豊田選手の日本代表ユニフォームを身にまとって姿を現しました。豊田選手よろしく、しっかり髪留めまでしちゃってます! ハーフタイムに会場を回るときには、モンテディオ山形のユニフォーム姿に戻っていましたが、試合終了後には、また豊田仕様でファンをお見送りしました。
山形北高チアリーダー部と競演するディーオ |
しっかり髪留めまでしちゃってます |
選手入場直前には、中国にいる豊田選手、そして崖っぷちの日本代表に対して、スタジアム全員でエールを送りました。モンテディオ山形の勝利、そして豊田選手のゴールで日本代表も勝利、を信じて会場が盛り上がるなか、宮沢克行(みやざわ・かつゆき)選手、そしてチーム500ゴール目を長谷川悠(はせがわ・ゆう)選手が決め、その後もう1点長谷川選手が得点を決め、3対0で愛媛FCに完勝しました。日本代表は試合に敗れてしまいましたが、豊田選手は今大会の初得点を決めてくれました。得点するタイミング、そして途中の「空振り」具合、あまりにも長谷川悠選手とシンクロしすぎてて、かなりビックリでした!
入場者数はこの日の目標値5,000人を上回る5,322人でしたが、中山町の豊田小と長崎小、天童市の一中、二中、四中そして村山市からも多くの児童・生徒が応援にかけつけたことがよかったようです。ただ、メインスタンドどまんなかのガラ空きがあまりにも目立つのが…。「順番に小学校を招待するとかしても良いのでは」「どまんなかの一番いい席で見て、そしてモンテディオが勝ってくれれば、リピーターにつながるんじゃないか」という声も聞こえました。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:モンテディオ山形
- http://www.ikechang.com/news/montedio.html
- ■モンテディオ山形:愛媛FC戦フォトギャラリー(外部サイト)
- http://www.montedio.or.jp/photo/photo_l0830.htm
全農ライフサポート山形の葬送セレモニーホールが、鍬ノ町土地区画整理事業(くわのまち)地内に完成し、8月7日に現地で落成修ばつ式が行われました。セレモニーホール「やすらぎ天童ホール」は山形市、東根市に次いで3番目のホールで、敷地面積およそ5,500平方メートル、鉄骨平屋の葬祭棟(床面積およそ850平方メートル)と木造平屋の通夜棟(床面積およそ240平方メートル)、およそ300台分の駐車場が整備されています。総事業費は約4億5,000万円で、天童市内を中心に年間約150件の利用が見込まれています。
セレモニーホール「やすらぎ天童ホール」は、当初、天童温泉の足湯のとなりに建設が計画されました。しかし「観光地の中にふさわしい施設かどうか疑問である」として問題になり、天童市が天童市消防本部のとなりに代替地を用意することで決着していました。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:鍬ノ町(くわのまち)開発
- http://www.ikechang.com/news/news5.htm
- ■足湯(鍬ノ町ポケットパーク)の紹介
- http://www.ikechang.com/ashiyu.html
広島に原爆が落とされた8月6日、鐘つき堂がある天童市内の寺院24ヶ所で「平和の鐘」が打ち鳴らされました。これは天童ユネスコ協会と天童市仏教会の主催で行われたイベントで、今年で開山1300年を迎えた鈴立山若松寺(れいりゅうざんじゃくしょうじ)では、地元の子どもなどおよそ40人が集まり、原爆投下時刻の午前8時15分から参加者が順番に鐘をつき、世界の平和を願って合掌しました。
子供会で参加した津山小学校3年の斉藤百香ちゃん(8歳)は「戦争をしないで、みんながいつまでも平和に暮らせるよう祈った」とコメントしていました。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:遺跡・史跡
- http://www.ikechang.com/news/news960.htm
- ■鈴立山若松寺(若松観音)
- http://www.ikechang.com/navi3.htm
山形市、天童市、上山市、山辺町、中山町の3市2町で組織される山形広域行政協議会が、8月6日に山形市役所で開かれました。市川昭男(いちかわ・あきお)山形市長が7月22日の定例記者会見で「3市2町で組織している広域行政連絡協議会の開催回数を増やす形で、合併を前提とせず、広域連携の強化について首長同士で意見交換していきたい」と表明していることを受けて、この日は、事務局を務める山形市から「定住自立圏構想」が提案されました。
「定住自立圏構想」は総務省が平成20年5月に示した構想で、病院やショッピングセンターなどの都市機能を「中心市」が、自然環境や食料生産などの機能を「周辺市町村」が果たすよう市町村間で協定を結び、相互連携することで地方圏での定住、自立、発展を可能にしていくものです。しかしながら、現段階では財政措置や権限移譲などの具体的な内容は示されていません。
<「定住自立圏構想研究会報告書」前文(抜粋)>
少子・高齢化、人口減少、厳しい財政状況の中、地方圏の現状は、あと少しで、容易に引き返すことができなくなる衰退の淵にある。今こそ、東京圏への人口流出をくい止め、地方圏への人の流れを創出する積極的な政策が求められている。
(略)
もはや、すべての市町村にフルセットの生活機能を整備することは困難である。政府は、強いリーダーシップを発揮して、「集約とネットワーク」の考え方で地方に関する政策を再構成すべきである。
(略)
中心市の機能と周辺市町村に確保されるべき機能が有機的に連携して、「定住」のための暮らしに必要な諸機能を確保するとともに、「自立」のための経済基盤や地域の誇りを培い、全体として魅力あふれる地域を形成していく。
会議には各市町の首長も出席し、今後は副市長や副町長らを加えて勉強会を継続していく考えで一致しました。また、道路整備などのハード事業や公共サービスでの協力の提案も行われました。会議のあと、市川昭男・山形市長は「合併ありきではなく、まず広域連携を進めていく。その1つの手法として定住自立圏構想の研究を続けていくが、将来的に合併という選択肢が出てくる可能性もあると考えている」とコメントしています。
「定住自立圏構想」の各種資料を見てみると、地方の代表例として山形県が取り上げられています。しかし、それは村山地方(山形市周辺)ではなく最上地方(新庄市周辺)であり、「周辺市町村」というのは、どうやら人口規模1万人程度の自治体のようにみえます。人口規模の点では、天童市は「周辺市町村」ではなく「中心市」の位置づけになります。
さらに、「周辺市町村」の役割は自然環境の保全や食料生産とうたわれているように、事実上、新たな開発や都市整備は抑制されるようにも思われます。買い物するのも体の具合を診てもらうのも「中心市」へ行くように、そのための足は「周辺市町村」が応分の財政負担をして路線バスなどを確保する、というようなこともうたわれています。
天童市が「中心市」となって定住自立圏を構成するのは良いと思いますが、山形市が「中心市」となる内容では、結局のところ山形市に合併するのとなんら違いがないように思えます。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:広域合併(周辺市町の動き)
- http://www.ikechang.com/news/news720.htm
- ■総務省:定住自立圏構想(外部サイト)
- http://www.soumu.go.jp/menu_03/shingi_kenkyu/kenkyu/teizyu/index.html
天童市は8月5日に天童市レジ袋削減懇談会を開き、10月1日からレジ袋を有料化することで合意した、と発表しました。参加する企業は、おーばん(市内2店)、野川食肉食品センター(市内1店)、フードセンターたかき(市内1店)、マックスバリュ東北(市内1店)、ヤマザワ(市内4店)、ヨークベニマル(市内1店)の6社、計10店です。
天童市は、市内に店舗を持つ食品系スーパー6社や消費者団体などと7月16日に初めてレジ袋削減懇談会を開き、レジ袋削減の方向性を確認、有料化を検討してきました。そして、8月5日の懇談会では天童市廃棄物減量化推進懇談会、天童市地球温暖化防止対策推進会議の関係者なども出席し、10月1日からレジ袋の有料化を決めました。今後は
- 有料化するレジ袋の単価を統一するか
- 各スーパーごとに取り組んでいるマイバッグ持参者へのポイント制をどうするか
などについて協議を進め、8月25日に天童市、各スーパー、市民団体が相互に協定を締結することにしています。
天童市の推計によると、市内で1年間に消費されるレジ袋は1,512万枚、石油に換算すると200リットル入りのドラム缶1,380本分になるそうです。天童市内では2002年からマイバッグ持参運動が展開されていますが、持参率は20〜30%にとどまっていたそうです。しかし、先行する山形市では有料化後の持参率が90%まで上昇したという結果もありますので、天童市でもおなじような結果が期待できるのではないかと思います。今後は、市民団体などの支援を得ながら消費者への周知を図るほか、食品系以外のスーパーや個人事業主などにも参加を呼び掛ける予定になっています。
東根市が山形県内で一番最初に取り組み、続いて山形市が取り組んで、あいだに挟まれてる天童市では一向にその動きがない…という状況が続いていて「天童市はどうなってんだ?」と思っていましたが、とりえあず動きが見えてきて、個人的には「やっとかよ」という気持ちと、ホッとした気持ちと半々な感じです。
と同時に、東根市に対してちょっと不信感…。レジ袋のほとんどは結局ゴミとして処理されていますので、レジ袋削減=ゴミ削減とも言えます。そして、ゴミ処理はそれぞれの自治体が単独で対応しているのではなく、天童市の場合は、東根市、村山市、河北町の3市1町で一部事務組合を組織し、共同で対応しています。「レジ袋の有料化に取り組もう!」となった段階で、東根市が天童市や河北町、村山市にも声をかけて良かったのでは、と思ってしまいます。「東根の市長さん、単に目立ちたいだけなんじゃないの?」と思ってしまうところが、どうも最近多いような…。いいことであれば、なおさらみんなで一緒に取り組んだほうが良いと思うのですが。
<参考:レジ袋有料化の自治体>
自治体名 |
実施日 |
協定締結日 |
天童市 |
2008年10月1日 |
2008年8月25日 |
東根市 |
2008年5月30日 |
2008年3月27日 |
山形市 |
2008年7月1日 |
2008年5月7日 |
鶴岡市 |
2008年9月1日 |
2008年7月16日 |
三川町 |
2008年10月1日 |
2008年8月18日 |
河北町 |
2008年10月1日 |
2008年8月27日 |
新庄市 |
2008年10月26日 |
2008年8月22日 |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:環境政策
- http://www.ikechang.com/news/news684.htm