サッカーJ2の第35節、モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で首位のサンフレッチェ広島と対戦し、0対4で完敗しました。敗れはしましたが勝ち点は58のまま、自動昇格圏の第2位をキープしています。
連休の試合とあって、この日もイベントが盛りだくさんです。コンコースには、8月10日(日)第30節の愛媛FC戦で行われた企画「浴衣でナイト!」の写真が掲示されました。浴衣姿の山田拓巳(やまだ・たくみ)、内藤友康(ないとう・ともやす)両選手と一緒に写った、ファン1人1人の写真が壁にたくさん貼ってありました。自分が写っているものを持ち帰ることができたため、みなさん、自分の写真がどこにあるのか1枚1枚じっくり眺めていました。
「浴衣でナイト!」の写真がたくさん張り出されました |
「もんてらんど」に向かう途中、決めポーズのディーオ |
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試合の翌日が「敬老の日」ということで、敬老の日スペシャル優待デー「一緒にモンテさいぐべ」が企画されました。「おじいちゃん」か「おばあちゃん」(60歳以上)と一緒に行くと、大人のチケット1枚だけで最大で家族5人まで入場できるものです。
さらに、孫世代も一緒の三世代来場家族は「もんてらんど」のエアゴールで「家族対抗シュートスピード測定」に挑戦することができました。最高スピード家族にはサイン入りボールがプレゼントされるとあって、孫のためにがんばるおじいちゃんの姿もありました。
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おなじく「もんてらんど」では、サポーター有志による「世界にひとつだけ!君だけのオリジナルフラッグを作ろう!!」が行われました。こちらのイベントは、小学生以下の子どもたちと保護者のみなさんが対象です。みなさん、サポーターが用意した青色の旗を1本ずつ受け取り、クレヨンを使って思い思いの応援フラッグを作っていました。
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こういったスペシャル企画に加えて、海保宣生(かいほ・のぶお)理事長が「最終戦まですべてのホームゲームで1万人を集めよう」と呼びかけたり、マスコミ各社が観客動員に協力したり、といった取り組みが功を奏したのか、この日はスタジアムに14,392人が応援に駆けつけました。これは、6月15日に行われたベガルタ仙台戦の15,422人に次ぐ記録です。
通路に立ち見が出るほど多くの人がNDスタに駆けつけました |
しかし、仙台戦の時と違って広島サポーターがいるアウェイ側はガラガラの状態だったため、立ち見の人たちが通路にあふれることになってしまいました。おそらく、キックオフの時間ギリギリにスタジアムに到着した「一度行ってみようかな?」という人たちなのではないかと思います。ハーフタイムには、前にも後ろにも進めない人たちで通路が埋め尽くされていました。
これからのホームゲームでも1万人以上の来場者を期待しているハズですので、全然人が入っていないメインスタンドを開放するとか、ユアテックスタジアム仙台のようにアウェイ側のスタンドを少し狭くしてそちらにも人が入れるようにするとか、ケガ人が出る前に何らかの対応策を検討して欲しいと思います。
来場者数は今季2番目の14,392人 |
しかし結果は大差での完敗… |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:モンテディオ山形
- http://www.ikechang.com/news/montedio.html
- ■モンテディオ山形、「みちのくダービー」でベガルタ仙台に完勝 (2008.06.15)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0806j3.html#080615
- ■モンテディオ山形:サンフレッチェ広島戦フォトギャラリー(外部サイト)
- http://www.montedio.or.jp/photo/photo_l0835.htm
世界最大規模のワインコンテスト「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(International Wine Challenge)」で「チャンピオン・サケ」に選ばれた「純米吟醸酒 一路」の蔵元、出羽桜酒造の仲野益美(なかの・ますみ)社長のインタビューが各社の紙面に掲載されました。
- あらためて受賞の感想を。
- 重く受け止めている。吟醸酒が一般化する前から、吟醸にこだわり、磨きを重ねてきた。吟醸酒がトップに輝いたことは当社にとって大きな意味を持つ。山形に育てられた味が、世界に通用したことも自信になった。
- 海外は日本酒をどのように見ているのか。
- 果物を原料としない酒が、芳醇な香りを放つことは驚きのようだ。ヨーロッパでは、酒と食が一対で、日本酒の人気は日本食ブームに重なる。長寿、美肌、健康などが海外で抱かれるイメージで、ステータスも高い。酒を造る土地柄、風土、文化を含めて評価してくれる。
- 国内の日本酒が焼酎、ワインに押されている要因は。
- 日本酒は、健康や美容効果をPRせず、味と質を追い求めてきた。蔵人のこだわりは大切だが、対象範囲が狭く、価格帯も含めて気軽に楽しめる商品が足りなかった。二日酔いしやすいとのイメージについては、酒の合間に飲むやわらぎ水の効果など、飲み方を普及することも必要だ。
- 振興に向けては。
- 海外での評価を高め、イメージを逆輸入することも一手。広島県で開催している全国新酒鑑評会を京都で開き、外国人を招く構想もある。販促イベントも酒単品ではなく、食と組み合わせることで効果が広がるはず。澄んだ色で発泡性のある新商品の開発も進めており、ビールに代わるような初夏の商品としたい。日本人に日本酒を誇りに思ってもらうことが、最も重要だ。
- 山形の酒造りについて。
- 酒造りに資本力は関係なく、取り組み姿勢が大切だ。山形は中小規模の蔵元が独自の味を持ち、技術力は全国上位。互いに協力関係にあるのも特徴だ。産地イメージを高めながら、日本酒の新しいスタンダードを山形から創造したい。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:出羽桜酒造
- http://www.ikechang.com/news/dewazakura.html
- ■出羽桜酒造の「一路」が世界一に (2008.09.05)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0809j1.html#080905
JAてんどう(天童市農業協同組合)が、天童特産のラ・フランスでつくったゼリーを学校給食にプレゼントしました。9月10日に水戸部知之(みとべ・ともゆき)天童市教育長を訪問した新関義平(にいぜき・ぎへい)JAてんどう理事長は、「生食用だけではない地元産ラ・フランスのおいしさを広く知ってもらい、地産地消につなげていきたい」と、目録を贈呈しました。およそ2,100個のラ・フランスゼリーは、天童市内の4つの中学校でデザートとして提供されました。
ラ・フランスは洋ナシの一種で、天童市が全国一の生産量を誇っています。見た目がデコボコ・ゴツゴツしているため、「みだぐなし」(地元の方言で「見た目が良くない」という意味)とも呼ばれたりしますが、とろけるような食感と甘さが大変好評で、最近ではカクテルやサワーなどのお酒にも使われています。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:学校給食
- http://www.ikechang.com/news/news610.htm
- ■天童のニュース:ラ・フランス
- http://www.ikechang.com/news/lafrance.html
岩手県奥州市の江刺中央体育館で8月31日行われた第20回全日本ロボット相撲大会東北大会で、山形電波工業高等学校3年の海谷和幸さん(18歳)が、高校生の部自立型で5位に入賞しました。大会には、人が操縦する「ラジコン型」とプログラムを組んでロボットが自動的に動く「自立型」の2種目があり、どちらも直径およそ1.5メートルの土俵の外に相手を押し出せば勝ちになります。
山形電波工業高等学校の情報技術科は、毎年3年生が選択授業のなかでこの大会に出場するロボットの製作に取り組んでいます。山形県内からは今回唯一の出場で、先輩から受け継がれてきたロボット「天の童(てんのわらべ)082」で出場した海谷和幸さんは、同校3年の渋谷和貴さん(17歳)との5位決定戦に勝利し、全国大会への切符を手にしました。
整備員として全国大会に同行することになった渋谷和貴さんは「最後まで戦い抜けるようにしっかりサポートしたい」、海谷和幸さんは「昨年ベスト8まで勝ち進んだ先輩を超え、ベスト4目指してがんばりたい」と意気込んでいます。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:いろんな人々
- http://www.ikechang.com/news/news170.htm
- ■全日本ロボット相撲大会(外部サイト)
- http://www.fsi.co.jp/sumo/
パイオニアレッドウィングスの選手たちが、東根市と村山市で「リーディングブック2008」を行いました。この活動は、地元住民と選手との交流をより深め、さらに地域に愛されるチームづくりを進めようと、吉田敏明(よしだ・としあき)監督の方針で2006年から行われているものです。今回は東根市と村山市の保育園・幼稚園あわせて6施設に、選手たちが2人〜3人1組になって訪問しました。
出身幼稚園の神町幼稚園を訪れた芦野李沙(あしの・りさ)選手は「後輩たちの笑顔を見て元気をもらった。より一層練習に励みたい」とコメントしていました。
<パイオニア「リーディングブック2008」の訪問先>
背番号・選手名 |
施設名 |
(15)細川麻美(ほそかわ・まみ)選手 (12)小濱ゆみ(こはま・ゆみ)選手 (21)沼田さくら(ぬまた・さくら)選手 |
東根市立ひがしね保育所 |
(16)内田役子(うちだ・ゆきこ)選手 (2)杉本早希(すぎもと・さき)選手 (19)芦野李沙(あしの・りさ)選手 |
学校法人東陽学園神町幼稚園 |
(8)今野加奈子(こんの・かなこ)選手 (25)滝沢ななえ(たきざわ・ななえ)選手 |
東根市東根児童センター |
(20)吉田真未(よしだ・まみ)選手 (24)冨永こよみ(とみなが・こよみ)選手 |
村山市立戸沢保育園 |
(4)庄司夕起(しょうじ・ゆき)選手 (6)南早希(みなみ・さつき)選手 |
村山市立ひばり保育園 |
(0)佐々木みき(ささき・みき)選手 (18)高橋美帆(たかはし・みほ)選手 (23)香野晶子(こうの・あきこ)選手 |
学校法人花岡学園楯岡幼稚園 |
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:パイオニアレッドウィングス
- http://www.ikechang.com/news/pioneer.html
- ■パイオニア:リーディングブック2008(外部サイト)
- http://pioneer.jp/topec/sports/v_topics/20080908.html
天童市出身で北京オリンピック・女子新体操日本代表のキャプテンを務めた三沢樹知(みさわ・なち)選手が9月4日に帰郷し、所属する新体操クラブ「山形RG」で結果報告を行いました。そして、9月8日には母校・山形県立山形北高等学校や山形県庁、マスコミ各社を表敬訪問しました。
日本代表チームは予選1種目目のロープで9位、決勝に進出できる8位以内を目指した2種目目のフープ・クラブではフープが場外に出るミスが響いて0.600点差で10位となり、決勝進出を果たすことはできませんでした。
<三沢樹知選手の帰郷時のインタビュー要旨(9月4日)>
- オリンピックに出場したことについて
- オリンピック出場権を懸けた世界選手権(ギリシャ)はピリピリし感じだったけど、北京では「全世界の人が見ている」という違った緊張感があった。それでも落ち着いてできたし、周りも見えていた。
- 2種目目フープ・クラブでの失敗について
- ロープで9位だったので、(フープ・クラブで)力を出し切れば決勝に行けると思っていた。何で失敗してしまったのか、悔しいというより「何で」という気持ちが強い。今でもあの瞬間を思い出す。
- 代表選出(2006年7月)以後の生活について
- みんなとは親元を離れて多くのことを分かち合い、一緒にやれたことは宝物。チームとしては満足できないけど、個人的にはやりきれたと思う。
<三沢樹知選手の山形新聞社でのインタビュー要旨(9月8日)>
- オリンピックという夢の舞台に立ったことについて
- オリンピックは勉強になった。
- 予選10位で決勝に進めなかったことについて
- ミスの印象が強く残っている。だが、この失敗でまた頑張りたいという気持ちになった。
- 今の心境について
- 張り詰めた思いでやってきたので、家に帰って気持ちが緩んだ。でも、緩み過ぎないようにしなければ。
- 今後について
- 来年からはルールが変わる。(世界の)どこも一からのスタートになるので、戦えるように準備したい。(オリンピックでの)悔しい思いをぶつけ、また活躍したい。
三沢選手は9月9日から山形市総合スポーツセンターで行われる東京女子体育大学の合宿に参加し、9月11日に東京都のナショナルトレーニングセンターに戻る予定です。
- (関連ページ)
- ■オリンピック女子新体操団体、三沢樹知選手が表敬訪問 (2008.07.10)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0807j2.html#080710
- ■天童のニュース:スポーツ全般
- http://www.ikechang.com/news/news890.htm