天童市三日町で小出仏壇を営む小出光勇さん（68歳）が、伝統的工芸品産業功労者に対する経済産業大臣表彰に選ばれました。小出さんは、山形仏壇を制作する山形県仏壇商工業協同組合役員として長年に渡って指導的役割を担い、事業活動や運営などを通じて伝統的工芸品産業の発展に貢献してきました。現在は、組合理事長を務めています。これらの活躍が評価され、今回の受賞に結びつきました。

　今年度は全国で33個人・6団体が選ばれていますが、山形県からの受賞は2000年度以来8年ぶりとなる快挙です。表彰式は、11月12日に岐阜市で開催される伝統的工芸品月間国民会議全国大会の席上で行われる予定です。

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■天童のニュース：いろんな人々

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■天童のニュース：商工業

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　プロ野球の新人選択会議（ドラフト会議）が10月30日に東京都港区の品川プリンスホテルで行われ、山形中央高校の鈴木駿也（すずき・しゅんや）選手がソフトバンクホークスから7位指名を受けました。鈴木駿也選手は天童市出身で、182センチ、75キロの投手（右腕）兼外野手です。

　天童市立天童北部小学校時代にスポーツ少年団で野球を始め、天童市立第二中学校に入ってからは硬式野球チームの山形中央リトルシニアで活躍し、山形県立山形中央高校へ進みました。そして、高校2年の秋からは投手を兼任するようになりました。それまでは外野手や遊撃手（ショート）を務めていたことから、内外野もこなせる器用さも持ち合わせています。

　最速147キロの速球と落差の大きいカーブが持ち味で、今年の夏の山形大会では3試合に登板し、12イニングを投げ、被安打6、奪三振12、自責点0の成績を残しています。ソフトバンクホークス関係者からは、球威に加えて柔らかいひじの使い方などが高い評価を受けたそうです。

　ドラフトが行われた10月30日は、「ドラフトを気にしないで過ごそう」と授業後にグラウンドでチームメイトとともに練習していたそうです。そんなときに、バッテリーを組んできた武田勝也・捕手がいち早く情報を入手し、「ソフトバンク7位」と絶叫しました。それを聞いた鈴木選手は「いつもの冗談だろう」と思ったそうですが、その後に球団側から連絡を受けた庄司秀幸・監督がグラウンドに姿を現して、夢がかなったことを実感したそうです。

　10月29日には、天童市出身のプロ野球選手として「先輩」の広島東洋カープ・栗原健太（くりはら・けんた）選手がゴールデングラブ賞を受賞しました。天童市民はもちろん、山形県内の野球ファンには嬉しいニュースが続いた2日間ですね。

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■天童のニュース：野球

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　プロ野球の守備の名手に贈られる三井ゴールデングラブ賞の発表が10月29日に行われ、天童市出身のプロ野球選手・広島東洋カープの栗原健太（くりはら・けんた）選手がセ･リーグの一塁手として初選出されました。栗原選手は今シーズン、4番ファースト（一塁手）として全試合に先発出場し、打率3割3分2厘、23本塁打、103打点で、セ・リーグ第3位の打率で今シーズンを終えています。

　三井ゴールデングラブ賞は全国の新聞、通信、放送各社のプロ野球担当記者の投票で決められるもので、今年の有効投票数はセ・リーグ177、パ・リーグ143でした。一塁手はほかに阪神の新井貴浩（あらい・たかひろ）選手も選ばれ、セ・リーグでは15年ぶりのダブル受賞となりました。

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■広島・栗原健太選手、打率3位で今シーズンを終了 (2008.10.12)

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■天童のニュース：野球

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　2008年度の宮城浩蔵賞授賞式が、城山公園の宮城浩蔵胸像前で10月18日（土）に開催されました。これは天童市教育委員会が市内の中学生を顕彰するもので、今年は菅藤祥貴くん（市立第一中学校3年）、鈴木優斗くん（市立第二中学校3年）、目黒貴史くん（市立第三中学校3年）、千葉紗彩（さあや）さん（市立第四中学校3年）の4名が受賞しました。いずれも学業成績が優秀で、生徒会役員として生徒の模範となっているほか、部活動でも顕著な活躍を見せていることで選ばれました。

　式典には宮城家の宮城陽さん（石川県金沢市在住）をはじめとした関係者およそ50名が出席し、沼沢政辰（ぬまざわ・まさたつ）天童市教育委員長が記念の盾と副賞をそれぞれ手渡しました。

　宮城浩蔵（みやぎ・こうぞう）は天童織田藩の出身で、明治大学の前身である明治法律学校の創立者の1人です。宮城浩蔵賞は、宮城のように天童から飛躍する人材を育てようと、天童市教育委員会が市内の中学生を顕彰するもので、2003年に創設されました。

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■宮城浩蔵のブロンズ像、郡役所資料館に建立 (2002.10.13)

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　サッカーJ2の第41節、モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で第4位の湘南ベルマーレと対戦し、ロスタイムにMF渡辺匠（わたなべ・たくみ）選手がミドルシュートを決め、1対0で勝利しました。勝ち点を65から68に増やしたモンテディオ山形は、J1自動昇格圏内の第2位をキープしています。そして、残りのホーム2試合、アウェイ2試合を3勝0敗1分けとし勝ち点10をあげれば、自力でのJ1昇格が確定します。

山形新聞社が配った応援フラッグ

試合後ガッツポーズするディーオ

　この日は、モンテディオ山形がJ2に参戦して以降、ホームゲームの観客動員数が100万人の大台に乗るかどうかについても注目を集めた試合でした。前節までの通算入場者数は99万3,040人で、100万人を超えるためには6,960人以上のお客さんが来てくれなければなりません。天気は曇り空で、いまにも雨が降りそうな空模様です。これまでの流れからすると「5,000人集まればいいほうかも？」という状況だったでしょう。

　しかし、豊田陽平選手の雄叫び写真を使った「目撃者求む！」の広告やテレビCMが功を奏し、スタジアムには11,345人もの人たちが応援に駆けつけました。前日はもちろん当日も天気予報で雨マークが出ていたり、強風が吹くなかでの試合だったにしては、上出来の観客動員数だったのではないでしょうか。いままでのホームゲームでは考えられない「好プレー」だと思います。

　試合はモンテディオ山形と湘南ベルマーレが一進一退を繰り返し、そのたびに歓声や安堵のため息がスタジアムを覆いました。キャプテンのMF宮沢克行（みやざわ・かつゆき）選手は「良いプレーで沸き、シュートを外したら残念がる。ああいう声が力になった」とコメントしています。残りホームゲーム2試合、J1昇格に向けて1人でも多くの声援で、選手を後押ししましょう！

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■天童のニュース：モンテディオ山形

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■モンテディオ山形：湘南ベルマーレフォトギャラリー（外部サイト）

http://www.montedio.or.jp/photo/photo_l0841.htm