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(写真左) 式辞を述べる遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長 |
天童市老野森土地区画整理事業の竣功式が、10月26日(日)午前11時から天童ターミナルビル「パルテ」で開催されました。天童市老野森土地区画整理事業は、1994年(平成6年)3月17日に都市計画決定、1994年(平成6年)8月30日に事業計画決定を受けて進められてきた土地区画整理事業で、事業エリアはJR天童駅前土地区画整理事業の北側に隣接する、都市計画道路山形老野森線(旧国道13号、旧羽州街道)沿いの6.3ヘクタールです。
面積は広くありませんが、住宅移転戸数が70を超える大規模事業で、総事業費はおよそ49億1,000万円です。倉津川にかかる多嘉橋(たかはし)の拡幅改良や都市計画道路山形老野森線の電線地中化、老野森交流広場の確保などさまざまな事業に取り組み、老野森地区は「商住協調地区」として生まれ変わりました。
国、県、市、地権者そして施工業者など関係者およそ130人を前に、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長は「市制施行50周年の節目に、多くの人の協力で一大事業が完成できたことに感謝する」と式辞を述べました。
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- ■天童のニュース:都市計画
- http://www.ikechang.com/news/news510.htm
天童市の市制施行50周年を記念したモニュメントが、天童市役所の南となりにある中央公園に設置されました。10月25日に行われた式典には関係者およそ40人が参加し、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長が「50年後の飛躍する天童市の姿を思い描きたい」とあいさつしました。
その後、モニュメントの除幕式とタイムカプセルの埋設式が行われました。モニュメントは「共生・飛躍」がテーマに3人が肩を組んでいるデザインで、親・子・孫の3世代の共生や産業の発展などをもとに天童市が発展・飛躍し続けるイメージを表現しています。大きさは縦1.2メートル、横1.4メートル、奥行き65センチで、素材には蔵王石が使われています。
モニュメントのとなりに埋められたタイムカプセルには、行政資料や現在の社会状況が分かる新聞・雑誌、天童中部小学校の児童が育てたヒマワリとオクラの種などが入れられました。タイムカプセルは50年後に開けられ、今回、種を育てた児童たちに開封後の種を植えてもらう計画です。
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- ■天童のニュース:行政組織
- http://www.ikechang.com/news/news620.htm
天童市区選出の海鋒孝志(かいほこ・たかし)山形県議が、次期天童市長選への出馬を検討していることが10月24日の山形新聞や毎日新聞で報道されました。先に出馬の意向を明らかにしている山本信治(やまもと・しんじ)氏が正式表明の記者会見を行った10月23日の夜、海鋒県議の後援会役員会が行われました。そして、あいさつの中で、海鋒県議は次期市長選への出馬を検討していることを述べたそうです。
しかし、紙面によって報道内容に微妙な差があります。毎日新聞では、山本氏と海鋒県議の2人の顔写真を並べ、お互いの動きを同じ記事として地方面で紹介しています。これに対して、山形新聞では、正式表明をした山本信治に関する記事は第2面に文字だけで紹介し、海鋒県議の動きについては顔写真入りで第1面に載せています。
山本氏の正式表明に合わせて行われた後援会役員会、そして山形新聞の報道の仕方…。「いよいよ選挙戦が始まったか!」と思えなくもありません。
<山本信治氏の記者会見の内容>
- 出馬の経緯について(毎日新聞)
- 自分の会社のこともあり、今春、話があった時は断った。その後また話があった。以前から政治に興味があり思い悩んだが、9月下旬に出馬を決断した。
- 天童市の現状について(毎日新聞)
- 長い間、首長が変わらず、よどんだり、気の緩みで元気がなくなったりしている。「生まれてよかった」「住んでよかった」「これから住みたい」と言われるまちづくりをしたい。
- 天童市の現状について(山形新聞)
- 現市政を否定するわけではないが、「どうしたんだ天童」と思っている市民は多い。元気・活力のある天童を築くため、民間企業の経営者としての経験、感覚を市政に生かしていきたい。
- 市政運営に対する姿勢(山形新聞)
- 事務事業などを精査した上で、可能なものはできるだけ民間委託し、小さな市役所にしていく。子育て支援や天童温泉を中心とした観光振興、天童ブランドの確立といった農業振興などに力を入れていきたい。
- 市町村合併について(山形新聞)
- 現段階では機運が醸成しているとは思っておらず、まずは市民の意見を聞くことが大事。合併すべきとの声が多ければ市長が先陣を切るのはやぶさかではない。
- 推薦について(山形新聞)
- 【所属】無所属
【推薦】自民党天童支部、公明党山形県本部(依頼予定)
<海鋒孝志山形県議の動き>
- 後援会での、出馬表明したといわれている発言(毎日新聞)
- (出馬表明して)後ろに誰もいなかったら困る。みなさんどう考えているか。
- 後援会での、出馬表明したといわれている発言(山形新聞)
- 腹はもうくくっているが、クリアすべき課題もある。(出馬を促す後援会の)意見を重く受け止め、しかるべき時期に正式に表明したい。
- 山形新聞社に対するコメント
- 行財政改革を進め、市民生活を最優先した政治で元気ある天童市を取り戻すため、市議、県議の経験を生かし、頑張る決意を固めた。
- 出馬に対する海鋒県議本人のコメント(山形新聞)
- 腹を固めているが、まだ、家族や親せきに相談していない。総選挙もあるので情勢を見て決断したい。
- 出馬に対する後援会役員のコメント(山形新聞)
- 出馬は99.9%決まった。
- 天童市の現状について(毎日新聞)
- 市民から近隣市町に比べて天童は元気がないと言われている。元気の出るまちにしなくてはならない。
海鋒県議は県立山形南高等学校卒業で、天童市の東北パイオニア労働組合委員長や同社課長を経て1995年(平成7年)に天童市議になりました。そして、2期目途中で県議に転向し、現在は県議2期目で県議会会派の山形県民クラブ代表を務めています。
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- ■天童のニュース:行政組織
- http://www.ikechang.com/news/news620.htm
「第20回全国くちびる美人コンテスト」の審査会が10月20日(月)に天童温泉・天童ホテルで開催されました。「くちびる美人コンテスト」は天童温泉の宿泊客を対象におこなわれているイベントで、天童温泉協同組合やお駒会(女将さんたちの団体)、天童市、天童商工会議所など関係者が審査にあたりました。6月1日から9月30日まで応募された合計3,453点のなかから1次審査を通過した2,109点について厳密に審査した結果、天童市南町三丁目の滝口晴奈さん(26歳)が第20代のベストリップ賞に輝きました。
- ベストリップ賞
- 滝口晴奈さん(天童市南町三丁目)
- セクシーリップ賞
- 寺嶋光子さん(山形県長井市)
- ダンディーリップ賞
- 庄司一輝さん(山形県河北町)
- カップルリップ賞
- 黒田大輔さん・律子さん(東京都)
- チャイルドリップ賞
- 田中渚さん(宮城県)
- インターネット賞
- 金吉かずみさん(群馬県)
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- ■天童のニュース:天童温泉
- http://www.ikechang.com/news/news970.htm
- ■天童温泉の紹介
- http://www.ikechang.com/spa.htm
JAてんどう(天童市農業協同組合)が、天童特産の果物「ラ・フランス」の出荷式を10月19日(日)に開催しました。塚野目(つかのめ)地域にあるJAてんどうラ・フランスセンターで行われた出荷式では、新関義平(にいぜき・ぎへい)組合長が「安全・安心なラ・フランスを全国に発信し消費拡大につなげていこう」とあいさつした後、早出し用のラ・フランスを積んだトラック2台が、関東・関西方面の市場に向けて出発しました。
今回出荷されたのは、早期追熟させるためにエチレンガス処理された5キロ詰め4,500箱、合計22.5トンです。今年の天童産ラ・フランスは玉伸びがよく、糖度も上々です。集出荷量は例年並みの約2,400トンで、台風の被害を受けた昨年よりも4割ほど多くなる見込みです。また、山形県の「山形セレクション」に認定されている厳選ラ・フランス「スーパーラフ」は、約150トンの出荷が見込まれています。
出荷式のあとには、ラ・フランスセンター周辺の農道をコースにした「第1回ラ・フランス『ふれあい』マラソン大会」が開催され、小学校3年生から中学校3年生までの男女合わせて175名が参加しました。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:ラ・フランス
- http://www.ikechang.com/news/lafrance.html
- ■天童市の観光果樹園
- http://www.ikechang.com/fruits0.htm
天童市議会9月定例会で否決された2008年度一般会計補正予算について、天童市は議会から反発される要因となった「まちづくり交付金事業」に関連した予算4億2,210万円を一括カットした内容で上程し、採決の結果、原案通り可決されました。
「まちづくり交付金事業」は、久野本地区に耐震性貯水槽を整備したり、舞鶴山一帯の土地を公有化して市民の憩いの場として整備したりするもので、3月定例会で平成20年度当初予算としてあげられました。しかし、「全体的なビジョンが示されない中で、土地・建物などの購入ありきの計画であり、市民の理解を得られない」「将来的な計画性や補正予算に組むべき緊急性、必要性がない」「議会に対する説明が不十分」などとし、半年たった今でも、与党的な意味合いの「政和会」以外の議員は一貫して反対しています。
天童市では「全体計画や年次計画を変更した上で、議会側にも十分説明しながら、年度内に再度、補正予算として提案していきたい」とコメントしています。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:都市計画
- http://www.ikechang.com/news/news510.htm
- ■天童のニュース:市議会
- http://www.ikechang.com/news/news640.htm
三浦秀一・准教授(写真左)と武内賢二・会長 |
10月19日、市民講演会「ストップthe地球温暖化(地球を守るため、みんなで手をつなごう)」が天童市市民文化会館で行われました。これは、天童市地球温暖化防止対策推進会議(会長:武内賢二氏)が主催し、共催に天童市生活環境課という形で行われたイベントで、講師に東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科の三浦秀一(みうら・しゅういち)准教授をお迎えして「家計と地球にやさしい地域のエネルギー対策」と題した講演会が行われました。
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講演会は、先生の専門分野から、住まいや暮らし方の観点から地球温暖化を防ぐお話になりました。最近「オール電化住宅」を耳にする機会が多くなりましたが、灯油と電気を比べた場合、実は灯油よりも電気のほうが二酸化炭素(CO2)を多く排出するそうです。
エネルギー源 |
価格 |
二酸化炭素(CO2)量 |
電気 1kWh |
23円 |
0.4kg |
灯油 1リットル |
120円 |
2.5kg |
熱量で換算すると、灯油1リットルは電気10kWhに相当するので…
エネルギー源 |
価格 |
二酸化炭素(CO2)量 |
電気 10kWh |
23円×10=230円 |
0.4kg×10=4.0kg |
灯油 1リットル |
120円 |
2.5kg |
となり、電気は灯油に比べて経済的にも環境的にも良くないようです。ただし、オール電化住宅の場合、電気料金は深夜電力の契約をしますので、これよりも安く済むことがほとんどです。
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左のグラフのとおり、電気を使う暖房器具(電気ヒーターや蓄熱式電気暖房機)は、旧来の石油ファンヒーターやガスヒーターよりも環境に与える影響(二酸化炭素(CO2)排出量)が大きいことが分かります。
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調理器具について考えた場合も、電気を使うIH電磁調理器の方が、都市ガスやプロパンガスを使うコンロよりも二酸化炭素(CO2)排出量が大きく、環境に対しては良くありません。
IH電磁調理器のメリットは、直接的に火を使わないことによる安全性のようです。
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「エコエネルギー」というと太陽光発電が思い浮かびますが、雪が降る山形県ではあまりメリットがないのではないかというイメージがあります。しかし、年間を通して見てみると、全国平均とあまり変わらないそうです。たしかに、冬型の天気になる11月から3月ぐらいまでは全国平均を下回る発電量になりますが、梅雨の期間が比較的短いため、4月から10月ぐらいまでは全国平均を上回る発電量が期待できるそうです。太陽光発電に対する国の補助制度は打ち切りになってしまいましたが、天童市では平成17年度から「村山地域地球温暖化対策協議会住宅用太陽光発電システム設置事業補助金」として最大で24万円の補助金が受けられますので、導入しようという方には助かるのではないでしょうか。
また、太陽の利用方法としては、もう1つ、太陽の熱エネルギーを給湯や冷暖房に使う太陽熱温水器があります。1年の半分ぐらいは40度を超える温度が期待できるようなのでお風呂にそのまま使えますし、それ以外の期間でも、水道水をそのまま使うよりも灯油などの燃料が少なくて済みます。太陽光発電に比べて安価に設置できるのもウリの1つです。
「エコ」も、あまり気張りすぎると重荷になってしまいます。意識しなくてもひとりで勝手に「エコ」になっていたというのも1つの手かもしれません。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:環境政策
- http://www.ikechang.com/news/news684.htm