サッカーJ2の第44節、モンテディオ山形は愛媛県松山市のニンジニアスアジアムでJ1自動昇格をかけて愛媛FCとの対戦に臨みました。世紀の第一戦を目の当たりにしようと、飛行機や0泊3日の観戦バスツアーでおよそ400人のサポーターが現地に乗り込みましたが、その他多くのサポーターのために山形県内3箇所(天童市のわくわくランド、鶴岡市の鶴岡Sモール、米沢市の三沢東部小学校体育館)でパブリックビューイングが行われました。
内陸地方の会場となった天童市のわくわくランドには、山形パナソニック株式会社の協力で103インチモニターが1台、50インチ程度のモニターが2台設置されました。あいにくの雨模様、今にも雪に変わるんじゃないかと思うほどの寒さもあってか、午後0時ごろにはまだ100人程度しか集まっていませんでした。しかし、キックオフの時間が近くなるにつれて数はドンドン増えて、最終的には1,000人近いサポーターたちが、モニター越しに遠く松山市までエールを送りました。
わくわくランドの周囲にはモンテの旗が掲げられました |
寒さをしのぐために温かい飲み物も提供 |
ステージ上では数百人が応援しました |
広場の中央までサポーターがあふれました |
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愛媛FCはホーム最終戦、しかも今季で引退する選手がいるとあって、手ごわい相手です。 試合は前半10分にフリーキックで愛媛FCに先制されてしまいましたが、直後の前半12分にFW長谷川悠(はせがわ・ゆう)選手が振り向きざまに左足でゴールを決め、会場は大いに沸きました。 |
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前半32分、再び愛媛FCのフリーキックが直接入ってしまい、1対2とリードされてしましました。惜しいチャンスは何度かあったもののなかなかゴールを割ることはできず「このまま負けてしまうのか?」と思っていると、終了間際の後半43分、DF石川竜也(いしかわ・たつや)選手が芸術的な直接フリーキックを決め、同点に追いつきました。 |
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そして、アディショナルタイム(ロスタイム)3分の掲示が出ると、わくわくランド中で「もう1点!」「もう1点!」が連呼されます。北村知隆(きたむら・ともたか)選手に代わって後半28分にピッチに入ったFW財前宣之(ざいぜん・のぶゆき)選手が、石川選手からのロングボールを受けて、ドリブルで相手ゴール前まで突き進みます。 |
そして、そのボールを後半8分に入ったMF渡辺匠(わたなべ・たくみ)選手がシュート! 相手DFに防がれこぼれたボールを、FW豊田陽平(とよだ・ようへい)選手がシュート! 劇的な逆転J1昇格ゴールを決めると、会場の盛り上がりはピークに達しました。
逆転ゴール直後に試合終了の笛が鳴ると、盛り上がりはさらにヒートアップ! |
ヤ・マ・ガ・タ・ディオ!コールが響き渡りました |
そしてブルイズ。肩を組み「Blue is the colour」で喜びを分かち合います |
その後、J1昇格を祝う垂れ幕とともに、鏡割りが行われました |
鏡割りには、12月いっぱいで辞任する遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長も登場 |
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斎藤弘(さいとう・ひろし)山形県知事に続いてあいさつした遠藤市長は、万歳三唱を行いました。 天童市市制施行50周年の記念の年に、モンテディオ山形が10年越しの「夢」を実現…。体調が思わしくないところを押して駆けつけた遠藤市長にとっても、思い出深い最後の年になったのではないでしょうか。 |
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そして、スポーツ県民歌(モンテディオバージョン)の合唱。会場に詰めかけたサポーター全員でJ1昇格を祝いました。 |
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「祝 J1昇格おめでとう!!モンテディオ山形」の垂れ幕のしたでは、サポーターたちが次々と記念写真を撮っていました。
(追記:2008年12月1日) その後、この垂れ幕は天童市役所の入り口に掲げられています。 |
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会場内では、J1昇格を祝う振舞い酒も行われました。しかし「未成年と車で来た人は絶対に飲まないように!」としっかりアナウンスされてました(笑)
車で観戦に来たのでしょう、「自宅でゆっくり余韻に浸ります」と、水筒に入れて持ち帰るサポーターもいました。 |
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わくわくランドでは、山形新聞と朝日新聞の号外が配布されました。一時、奪い合いになるほどの騒ぎになりましたが、それだけ、多くの人たちがこの瞬間を喜んだということでしょう。 |
次の土曜日、12月6日にはNDソフトスタジアム山形に水戸ホーリーホックを迎えてホーム最終戦が行われます。海保宣生(かいほ・のぶお)理事長が11月26日に緊急コメントを出しているように、J1昇格チームとしてはまだまだ観客の数が足りません。昇格を祝う記念イベントも計画されているようです。凱旋試合となるこの試合、周りの人を1人でも多く誘ってスタジアムに駆けつけましょう!
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:モンテディオ山形
- http://www.ikechang.com/news/montedio.html
- ■J's GOAL:悲願を達成したモンテディオ山形を写真で振り返る(外部サイト)
- http://www.jsgoal.jp/photo/_prog/search.php?start_flag=1&search[team1_head]=&search[team2_head]=455&search[keyword_head]=
天童商工会議所会頭を務める山本惣一(やまもと・そういち)氏(73歳)が、「一身上の都合」により12月1日付けで辞任する意向を11月28日までに固めました。山本会頭の辞任は、12月1日に開かれる常任委員会で正式に決まります。山本会頭の辞任後は、筆頭副会長の押野宏(おしの・ひろし)天童ホテル社長(64歳)が会頭代行を務め、来年3月に予定されている議員総会で後任会頭を選出する予定です。
山本会頭は常議員、副会頭を経て2004年11月に第3代会頭に就任し、昨年11月に再任され、現在は2010年10月末日までの任期で2期目を務めています。これまで「行動する商工会議所」「部会活動の活性化」などを掲げ、会員たちの活動をリードしてきました。山本製作所とさくらんぼテレビジョンの会長のほか、天童ゴルフ社長も務めています。
山形新聞の取材に対して、山本会頭は「多くの人の推挙で再び3年の任期を与えてもらったにも関わらず、個人的な理由でまっとうできず大変申し訳ない。ただ、弟(山本信治氏 / 61歳)が市長選に出馬する中で、わたしが商議所の会頭という立場にあることはふさわしくなく、けじめをつけたい。」とコメントしています。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:商工業
- http://www.ikechang.com/news/news150.htm
- ■次期天童市長選、山本信治氏の出馬が明らかに (2008.10.02)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0810j1.html#081002
森谷仙一郎(もりや・せんいちろう)天童市議(50歳)が、来年1月25日投開票で行われる見込みの山形県議補選に出馬する意向を固め、11月27日に後援会関係者などに伝えました。天童市区選出県議の海鋒孝志(かいほこ・たかし)氏が次期天童市長選に出馬するために12月3日付けで辞職する意向を表明しており、欠員補充のために1月16日告示・1月25日投開票で県議補選が行われる見込みです。
森谷市議は山形商業高校卒業で、2003年(平成15年)の市議選で初当選し、現在は2期目で経済建設常任委員長を務めています。森谷市議は山形新聞に対して、「天童市はまだまだ力がある。その力を引き出すためにも県議補選に出馬する決意をした。県との強固な関係を築き、パイプ役として頑張りたい」とコメントしています。
県議補選には、11月26日付けで辞職した前市議の佐藤正男(さとう・まさお)氏(49歳)がすでに出馬の意向を表しています。森谷市議は、12月3日に行われる見込みの海鋒県議の辞職を待って辞職届けをするそうですが、市議補選の告示日前日(12月13日)までに辞職が許可されれば、市議補選は欠員2で行われることになります。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:市議会
- http://www.ikechang.com/news/news640.htm
- ■天童市議会議員選挙、森谷氏が2連続トップ当選 (2007.09.23)
- http://www.ikechang.com/news/2007/news0709j4.html#070923
12月14日(日)告示、12月21日(日)投開票で行われる天童市長選挙について、12月11日(木)に立候補予定者による公開討論会を企画している天童青年会議所が、質問事項を発表しました。討論会では、まず立候補予定者が5分間でローカルマニフェスト(公約集)を説明し、その後に、各質問項目について1項目あたり3分間で政策や考え方を訴えます。
<天童市長選挙公開討論会の質問事項>
- 天童の文化・スポーツ・歴史
- 少子高齢化
- 教育・福祉
- 環境問題
- 産業
- 財政問題
- 市町村合併問題
討論会には、すでに出馬を表明している株式会社山本産業の社長・山本信治(やまもと・しんじ)氏、山形県議の海鋒孝志(かいほこ・たかし)氏の2名が参加を承諾しています。討論会は12月11日(木)午後7時から天童市総合福祉センターで、先着450名で行われます。
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- ■天童のニュース:行政組織
- http://www.ikechang.com/news/news620.htm
佐藤正男(さとう・まさお)天童市議(49歳)が、11月26日付けで辞職願を提出しました。次期天童市長選に出馬するため、天童市区選出の海鋒孝志(かいほこ・たかし)山形県議がすでに辞職を表明しています。このため、来年1月25日投開票の山形県知事選に合わせて県議の補欠選挙が行われる見込みで、県議補選に出馬する意向を示している佐藤正男(さとう・まさお)天童市議は辞職願を提出したと見られます。
小沢精(おざわ・ただし)天童市議会議長あてに提出された議員辞職願はそのまま許可され、小沢議長は天童市選挙管理委員会に市議の欠員を通知しました。このため、天童市長選と同じ12月21日(日)投開票で市議補選も行われることが事実上決まりました。天童市選挙管理委員会は、市議補選の立候補予定者説明会を12月4日(木)午後1時30分から天童市役所で開催する予定です。
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- ■天童のニュース:市議会
- http://www.ikechang.com/news/news640.htm
佐藤正男(さとう・まさお)天童市議(49歳)が、来年1月25日投開票で行われる見込みの山形県議補選に出馬する意向を固め、11月25日までに後援会関係者などに伝えました。天童市区選出県議の海鋒孝志(かいほこ・たかし)氏が次期天童市長選に出馬するために12月3日付けで辞職する意向を表明しており、欠員補充のために1月16日告示・1月25日投開票で県議補選が行われる見込みです。
佐藤市議は山形大学卒業で、1999年(平成11年)の市議選で初当選し、現在は3期目でこれまで文京経済常任委員長などを務めてきました。佐藤市議は山形新聞に対して「市だけでは解決できない課題も多い。県、市、広域行政がそれぞれ果たすべき役割などをきちんと追求し、県民・市民サービスを向上させるためこれまでの経験を生かしたい」とコメントしています。
天童市長選の告示日10日前に当たる12月3日までに佐藤市議が辞職すれば、市長選とおなじ日程で市議補選が行われることになります。県議補選に対しては、ほかにも出馬を模索する動きがありますので、無投票当選にはならないと思われます。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:市議会
- http://www.ikechang.com/news/news640.htm
- ■前回(2007年)市議選の結果
- http://www.ikechang.com/news/2007/news0709j4.html#070923