記録的な猛暑が続いているなか、山形県は9月3日、例年よりも1週間から10日間ほど前倒しして稲刈りをするよう、農協や市町村に対して緊急指導を行いました。
稲の刈り取り時期は、もみの水分が25%の時点が目安で、それ以下になると実に亀裂が入る「胴割れ」が発生しやすくなります。8月31日時点における山形県の主力品種「はえぬき」のもみ水分は、村山地方で28.4%、庄内29%、置賜28.5%で、例年よりも水分量が少なくなっています。今年の刈り取り適期は例年よりも7〜10日早く、村山地方が9月6日から9月16日、最上地方が9月10日〜9月19日、置賜地方と庄内地方が9月7日〜9月16日と決めました。モンテディオ山形のユニフォームスポンサーにもなっている新品種「つや姫」の刈り取り適期も、7〜10日ほど早まりそうです。
6月から8月までの真夏日(最高気温が30度以上)の日数が、1931(昭和6)年の統計開始以降、最多の59日を記録した1978年(昭和53年)と8月末の時点で並びました。酒田、新庄の両市では既に過去の記録を更新しています。6月以降、最低気温が25度以上だった日も山形市が3日、酒田市が12日で、いずれも1位タイの記録となっている。
(読売新聞2010年9月2日、NHK山形2010年9月3日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:農業政策
- http://www.ikechang.com/news/news682.htm
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |