天童市老人クラブ連合会(会長:大山惣右エ門)が、「交通死亡事故0運動推進署名運動」を初めて10年以上にわたって展開しています。今年は「事故にあわない、あわせない」を合言葉に署名活動を行い、9月13日、大山会長など関係者が柴崎和也・天童警察署長に3844人分の署名簿を手渡しました。
天童市老人クラブ連合会事務局によると、署名活動は高齢者の交通事故が増加傾向にあったなか、会員の事故防止意識を高めていこうと10年以上前に開始されたそうです。8月の1ヶ月間を「交通安全月間」として署名活動を展開し、集落単位などで組織している各老人クラブの代表者が会員世帯を訪問したり、回覧板形式で書いてもらったり、集会の際に協力をお願いするなどして、さまざまな方法で署名を集めています。
署名をした人たちの事故防止に対する意識も高まっていて、会員が亡くなる死亡事故も長く発生していません。天童市内では2008年(平成20年)11月4日から交通死亡事故が発生しておらず、9月14日で680日間になりました。天童市老人クラブ連合会では「署名活動以降、確実に会員の事故防止意識が高まっている。会員が関係する交通死亡事故も長く起こっていない」と話しています。
天童警察署では「こうした取り組みを大々的に展開している老人クラブは少ないのではないか。管内での死亡事故の減少に大きな効果を発揮している。今後も継続してほしい」と話しています。
(山形新聞2010年9月25日より)
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