天童市の山形県総合運動公園総合体育館で、「総合型地域スポーツクラブサミットin山形」が10月24日に開催されました。これは「総合型地域スポーツクラブの関係者が一堂に会し、クラブの一層の発展・充実や魅力づくりと安定した経営に向け、各クラブの現状を把握するとともに、地域におけるクラブの役割の再確認やクラブ間の情報交換、連携の促進を図ることを目的」として、山形県教育委員会、財団法人山形県体育協会、山形県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会が主催したものです。
まず、シドニーオリンピックソフトボール銀メダリストの松本直美(まつもと・なおみ)さんが「『総合型地域スポーツクラブのさらなる発展に向けて』〜トップスポーツと地域のスポーツの好循環〜」と題して基調講演を行いました。
県内からおよそ100名の参加者を前に、松本さんは、自身の経験などを踏まえながら、地域の中でのスポーツの環境づくりや指導方法などについて説明しました。指導者はコミュニケーションを取ることが大事とし、「子どもたち1人1人に対し、何か1つ自信になることを見いだしてほしい。トップを目指せる子は少ないかもしれないが、スポーツを通じて学ぶことは必ず社会で生きてくる」と語りかけました。
昼食休憩後からは、山形県総合型地域スポーツクラブ研究協議:シンポジウムとして、「総合型地域スポーツクラブ発展の可能性を探る」と題したパネルディスカッションが行われました。コーディネーターは財団法人日本体育協会クラブ育成委員会中央企画班員の伊倉晶子(いくら・あきこ)さん、パネリストは、富山県のNPO法人こすぎ総合スポーツクラブきらり副理事長・西川秋子さんと、東京都の烏山スポーツクラブユニオン事務局長・土屋由紀さんが務めました。
(山形新聞2010年10月25日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:スポーツ全般
- http://www.ikechang.com/news/news890.htm
- ■山形県広域スポーツセンター(外部サイト)
- http://www.spo-net-yamagata.com/index.html
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