12月12日に山形県総合運動公園(NDソフトスタジアム山形前)で開催される「第16回平成鍋合戦」に参戦する酒田商工会議所青年部の「酒田商人米娘鍋(さかたあきんどまいこなべ)」が、山形新聞で紹介されました。
酒田商工会議所青年部は、第1回平成鍋合戦からずうっと参戦している団体の1つです。「庄内どんがら汁」では第3回から第6回まで4連続で「鍋将軍」を獲得し、第12回平成鍋合戦では「庄内黒豚鍋拉麺(しょうないくろぶたなべらーめん)」、第13回平成鍋合戦からは「酒田商人腹黒鍋(さかたあきんどはらぐろなべ)」で参戦しています。
酒田商人シリーズ第2弾となる今回は、約1年をかけて新しい鍋を作り上げました。有名ホテルなどで日本料理調理師を務めた酒田商工会議所青年部のメンバー・斎藤弘之さん(32歳)が中心となり、飲食店や旅館関係者のメンバーと意見交換しながら「酒田商人米娘鍋」を完成させました。
スープは酒田沖で捕れたヒラメやタイなどのアラをベースにした「うしお汁」風味で、飛島産のアゴダシを隠し味に加えてあります。透き通った色とさっぱりとした後味が特徴で、具材はメンバーが田植えから稲刈りまでを手がけた「つや姫」のおにぎりをメインに、岩のり、赤ネギ、イカ、うす揚げ、ジャガイモなどがふんだんに入っています。
酒田商工会議所青年部会長の酒井学さん(42歳)は「食の都ならではの食材にこだわり、酒田のうま味がぎっしり詰まった鍋に仕上がった、つや姫、今が旬の赤ネギにしても地元農家の協力があってこそ完成することができた。鍋将軍を絶対に狙う」とコメントしています。
食べているあいだにスープの中でつや姫のおにぎりをほぐすと、思わぬ味になるそうです。酒井会長は「1つの鍋で2つの味が同時に楽しめる。どんな味になるのかは本番までの秘密」としています。また、来場者や地元の反応を見ながら「酒田の新しい鍋」として普及させる計画もあり、「食材の素晴らしさを発信しながら、酒田の活性化につなげていきたい」とコメントしています。
- (関連ページ)
- ■〜天童冬の陣〜平成鍋合戦トップページ
- http://www.ikechang.com/pot/
- ■[2010.11.24] 相馬市観光協会、平成鍋合戦に「そうま満載もやし汁」で参戦
- http://www.ikechang.com/news/2010/news20101124.html
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