3月11日(金)午後2時46分ごろ、牡鹿半島の東南東130キロメートル付近を震源とする観測史上最大規模マグニチュード8.8の大地震が発生しました。天童市役所に設置してある地震計「天童市老野森」では震度5弱を記録しましたが、天童市西部の天童市寺津、天童市蔵増では「中山町長崎」の震度5強と同規模のゆれがあったと思われます。
発生当時はたまたま屋外にいたのですが、駐車してある車同士がぶつかりそうになるぐらい前後左右に動き、私自身も腕を広げてバランスをとらないと立っていられないぐらいの大きな揺れでした。揺れている途中から市内全域で停電になり、信号機も止まってしまいました。市街地はあっという間に大渋滞になり、無理やり通行しようとする車もあって、非常に身の危険を感じながらなんとか職場にたどり着きました。普段なら10分程度で到着する距離ですが、1時間ほどもかかってしまいました。
家屋やビルの倒壊といった被害はありませんが、ラジオのニュースではJR天童駅の階段を歩いていた女性が転倒して軽い怪我をしたそうです。真っ暗闇の市街地は非常に不気味で、唯一明かりがついている天童市役所が印象的でした。水道は生きていましたが、電気・電話・携帯が使えない状況が続きました。
「災害時には最低でも3日間は自力で生き延びなければならない」という覚悟していましたが、幸いにも電力は翌3月12日(土)午前中から順次進み、自宅も午後7時35分に復旧しました。それで初めてテレビを見て「天童市はホントに恵まれているなぁ」「生きてられるだけで幸せなんだなぁ」と改めて実感しました。
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- ■天童のニュース:東日本大震災・地震
- http://www.ikechang.com/news/earthquake.html
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