原子力発電所の事故を受けて、天童市スポーツセンターには福島県南相馬市などから100名を超える方々が身を寄せています。そんな皆さんを音楽で元気づけようとする音楽療法士の二瓶明美(にへい・あけみ)さんが、4月6日のNHK山形のニュースで紹介されました。以下、ニュース映像の紹介です。
「子どもをいやすチャイムの音」
避難生活をしている人たちのためにさまざまな支援が寄せられる中、天童市では、歌や独特の楽器を使った音楽療法と言う手法で子どもたちを支えようという取組みが始りました。
(映像は歌を歌う二瓶さんと音楽家のみなさん)
避難所を訪ねた音楽療法の専門家・二瓶明美(にへい・あけみ)さんと県内の音楽家です。音楽療法は、歌や音楽で心や体を健やかに保つ取り組みです。まず、体を動かし歌おうと促しました。使った楽器の1つ「トーンチャイム」は、特に気持ちを落ち着かせる効果があるといいます。
(映像は「ドレミの歌」に合わせて子どもたちがトーンチャイムを奏でる様子)
音大を卒業後、子育てで悩んだ経験から、大学院で音楽療法を学んだ二瓶さん。避難所暮らしをしている子どもたちの役に少しでも立てば、と考えました。効果は目に見えなくても、反応は悪くありませんでした。
- 参加した女の子
- 「楽しかったです。」(どんなところが楽しかった?という問いに)「なんか、みんなでダンスをしたりしたのが楽しかったです。」
効果は心のケアにとどまらないと二瓶さんは言います。
- 二瓶明美さん
- 「音楽を聞いたり、歌ったり踊ったりすることで、血液の循環がよくなって免疫力があがるっていう、ちゃんとしたかいて(=効果?)があるので、音楽療法で今後も親子、みなさんを支援していきたいと思います。」
(NHK山形ニュース2011年4月6日より)
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:東日本大震災・地震
- http://www.ikechang.com/news/earthquake.html
- ■天童のニュース:ボランティア・各種団体
- http://www.ikechang.com/news/news160.htm
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