サッカーJ1・モンテディオ山形は、宮城県仙台市のユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台とJ1第24節「みちのくダービー」第2戦を戦いました。ベガルタ仙台は勝ち点32で第7位、勝ち点17で第17位のモンテディオ山形がJ1残留を果たすためには、絶対に負けられない相手です。
3月11日に発生した東日本大震災から半年近くが経ちました。ユアテックスタジアム仙台の最寄り駅・泉中央駅の周辺では大きな傷跡は目に付きませんでしたが、足場を組んで改修中のビルがいくつかありました。ただ、ボランティアで出かけた多賀城市では、津波や地震で被害を受けた建物が数多くあり、ようやく復旧が始まり復興はこれから、といった印象でした。
泉中央駅の1階には、「リスペクト!おかげさまプロジェクト」に賛同するアスリートや指導者からも応援メッセージつきサイン色紙が掲げられていました。張り紙には
と記されていました。リスペクト!おかげさまプロジェクトでは「おかげさまの心」にご賛同いただいたアスリートや指導者の皆様よりご協力いただき被災者に向けた応援メッセージを集め掲示することにいたしました。今後は被災地の競技を越えた様々なスポーツ施設等に巡回展示をしていきたいと考えています。このメッセージが多くの被災者の皆様に有機と希望を与え、復旧・復興の一助になることを願っております。
私たちのスポーツは、普段あまり気にも留めていないところで多くの仲間に支えられています。私たちが自由にスポーツを楽しめる環境を支えてくれている人やモノに「おかげさま」の心を膨らませていこう!と、宮城県サッカー協会・ベガルタ仙台・仙台大学・ベガルタ仙台ホームタウン協議会で推進しているプロジェクトです。
泉中央駅からユアテックスタジアム仙台のほうを眺めると、ちょうど真正面に大きなレプリカユニフォームが掲げられています。胸には「がんばろう!宮城・東北」の文字がプリントされています。
途中には図書館があるのですが、改装中のためか、ビルの入り口にテントを出して仮設の窓口を設けていました。スタジアム自体も被災したのですが、あらかた改修工事が済んでいるためか大きな傷跡には気づきませんでした。
ユアテックスタジアム仙台に来たのは、2008年、オリンピック帰りの豊田陽平(とよだ・ようへい)選手がヘディングシュートを決めて劇的勝利を収めたとき以来でした。あの時はそんなにうろちょろできなかったような記憶があるのですが、今回は青いユニフォームを着たままでもずうっと反対側まで行くことができました。
そんななか、メインスタンド側のコンコースでベガルタ仙台のマスコットキャラクター「ベガッ太」と遭遇。思わず写真を1枚。今回、われらがディーオは残念ながら参戦していませんでした。
「なんかおいしそうなスタジアムグルメないかなぁ〜」と歩き、「そいえば前にも牛タン食べたっけな」と思い出して牛タンどんぶり3種類を購入。写真の「牛たん坦丼弁当」「牛カレー丼弁当」のほかに、しょうゆ味を「牛たん丼」もありました。
昨年のみちのくダービーに引き続き、今年も「炎のカリーパン」がスタジアムに参上しました。「どこで売ってるんだろう?」とドキドキしながら仙台サポーター席のほうまで行ってしまいましたが、メインスタンド裏のコンコースで販売してました。ホームゲームではないので「対戦相手を喰っちゃおー!」とはアピールされていませんでしたが、「タンシチュー入りカリーパン」「かき入りカリーパン」「カツ入りカリーパン」そして「チーズ入りカリーパン」が販売されてました。
試合は1対2で敗れてしまいましたが、「負けた!」という結果よりも試合内容にがっかり…。ロスタイムにパス交換って…。攻撃面でも、8月にサンフレッチェ広島から加入したMF山崎雅人(やまざき・まさと)選手が孤軍奮闘しているようなそんな状況。サポーターの応援は今年最高なんじゃないかと思うぐらいにまとまっていたと思うのですが…。「負けて悔しい」という気持ちよりも「こんな状況でどうなるんだろう…」と落胆する気持ちで満たされてしまいました。
あらかじめネット上で「犯行予告」があったので、すぐにスタジアムから出てしまいましたが、メインスタンド裏を歩いているときにすざまじいブーイングが。詳しくは以下の Youtube などをご覧下さい。モンテディオ山形は崖っぷちで大変な状況ですが、ベガルタ仙台のほうが考えようによってはもっと大変な状況かも?
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