3月11日に発生した東日本大震災で山形盆地断層帯のひずみが解消され、地震発生が先送りされた可能性のあることが11月8日までに明らかになりました。これは、長谷見晶子(はせみ・あきこ)山形大学理学部地球環境学科教授らが調査の結果を発表したことによるものです。
長谷見教授らは、山形大学、東北大学、国土地理院がそれぞれ設置している衛星利用測位システム観測点(GPS基準点)の位置情報を分析し、震災前と震災後の変化を調べました。その結果、山形盆地断層帯をはさんで東側の観測点は東南東へ、西側の観測点は北西から西北西へ動き、最大で50センチ離れたことが分かりました。東日本大震災前の調査では、山形盆地断層帯をはさんで天童市と山辺町の距離が年3センチの速さで近づいていたことが分かっており、今回の結果は、東日本大震災によって山形県の地盤も影響を受けたことになります。
西側の観測点 | 東側の観測点 | 移動距離 |
---|---|---|
西川町 | 東根市 | 約50センチ |
山辺町 | 山形大学(小白川キャンパス) | 約30センチ |
山辺町 | 天童市 | 約30センチ |
長谷見晶子教授は、地盤のズレについて以下のように説明しています。
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