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天童のニュース(平成24年6月12日) (最終更新:2012年6月14日)

2012年6月12日(火) 伊藤市議、芳賀地区のJR新駅設置について一般質問

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 芳賀土地区画整理事業地内(天童芳賀タウン地内)に天童市が設置を要望しているJR新駅について、日本共産党天童市議団の伊藤和子(いとう・かずこ)議員が6月12日に行われた天童市議会6月定例会「市政に対する一般質問」において質問しました。

 伊藤和子議員は

  • 昨年度の奥羽本線高擶天童間新駅設置基本計画調査の結果はどうだったのか
  • 新駅設置にかかる必要経費と費用負担はどうなるのか
  • 新駅構想について市民への説明がまったくない
  • 市民の声をどうとらえているのか
と述べたのに対して

 山本信治(やまもと・しんじ)天童市長は

  • 調査の結果、新駅設置は技術的に可能と示された
  • 現在は利用者数の確保について協議している
  • 新駅設置にかかる経費は総工事費およそ2億2300万円+ソフト関連経費1億5000万円から2億円
  • 機会をとらえながら、新駅設置計画について市民に周知していく
と応えました。

<伊藤和子 議員の質問>

 今定例会最後になりました日本共産党の伊藤和子でございます。最初に芳賀の新駅設置について伺います。新駅については、昨年度JR東日本東北工事事務所に850万円の予算で奥羽本線高擶天童間新駅設置基本計画調査を委託しております。昨年度の予算審議のなかで、精度の高い調査をすることで具体的な設置費用、維持管理費用が算出される、JRでも維持管理費用がどのくらいかかるか採算性が取れるか大きな課題であり、天童市でどのくらいの負担が必要か、それらを検討するための精度の高い資料をつくるための調査、と説明がありました。

 その調査結果が示される前に、今年度当初予算にJR新駅の基本調査設計と地質調査費用として1600万円が計上され、予算審査が行われました。調査結果がどうであったのか、なんの報告もないまま設計委託料を計上したことについて、反対討論を行いました。5月末になって経済建設常任委員会に新駅について報告がされました。されておりますが、この昨年度の850万円で出した委託の調査結果の内容についてお示しいただきたいと思います。

 また、鉄道施設の総工事費やその他にかかる経費、今後の管理経費、駅前広場、駐車場、駐輪場、トイレなどの環境整備に必要な経費と費用負担はどうなるのか、合わせてお示しいただきたいと思います。

 また、市民に対して新駅構想についての説明はまだなされておりません。市民の声をどうとらえているのか、お聞かせいただきたいと思います。

<山本信治 天童市長の答弁>

 伊藤和子議員のご質問にお答え申し上げます。

 初めに「芳賀の新駅設置について」の「新駅設置基本計画調査結果について」申し上げます。海鋒孝志議員のご質問にお答えしましたとおり、調査の結果、新駅設置は技術的に可能であるとの判断がJRから示されました。新駅実現のための今後の検討課題として、多くの市民が生活している天童南部地区や山形県総合運動公園から利用しやすい環境を整備すること、駐輪場を整備したり、バスの運行等を工夫して利用者の増加を図ること、芳賀土地区画整理事業が計画どおりに推進すること、などが挙げられております。

 また、JR側の検討課題として、駅施設の設計をより具体的にすることが挙げられており、これを受けて、本年度は新駅設置基本調査をJRに委託し、協議を深めてまいりたいと思っております。これまで、JRと協議を行ってきた中で、新駅の設置は技術的に十分可能ということが確認されております。なお、現在は利用者数の確保について協議中であります。

 次に「新駅概算工事費について」申し上げます。総工事費はおよそ2億2300万円と示されており、その内訳は、ホームや待合室、信号機器などの本工事費およそ1億8000万円、工事に伴う管理費などおよそ4300万円とされております。工事費に加えて、ソフト関連経費として1億5000万円から2億円かかるとされております。駅舎はJR側の施設でありますので、維持管理はJRが行うため市の負担はありませんが、駅前広場や駐輪場などについては、市内の他の駅と同じように、市が整備し管理することになります。

 次に「市民の声をどうとらえているのか」について申し上げます。市内の各駅では、朝晩を中心に送迎する自家用車で駅周辺が大変混雑しており、改善を求める声も寄せられております。芳賀地区へ新たに駅ができれば、これらの混雑が解消され、駅を利用する方にとっても、また、駅周辺にお住いの方にとっても、利便性が高まり満足していただけるものと考えております。今後、機会をとらえながら、市民の皆さまに対し新駅設置計画について周知してまいります。

<伊藤和子 議員の再質問>

 再質問を行います。新駅の問題であります。「技術的には問題がないという結果が出た」ということで、具体的な基本調査をまた今年度しておりますが、「機会をとらえて市民に周知する」というような答弁をいただきました。この間、新駅設置につきましては、平成16年・17年から始まったと思いますが、その当初から、予算の審査の中でも「こういった調査をする」ということは表面に出ないまま決算審査の段になって「これはなんの調査費だったのか」ということで、「いや実はこういう調査をした」という風なことで、その調査結果が出たときに新駅に向けた調査であったということが明らかになったという経過がありました。当初からそうした表面に出さないまま調査を進めてきたということに対して大変憤りを感じました。当時で350万ほどの調査設計費、使っていますが、そのあと、第1次の調査結果が出ましたが、今回の850万の調査結果については、このあいだ経済建設常任委員会にこの報告書のみが出されまして、詳しい前のヤツは出ていません。そんななかで、一番こう問題にしていたのは第1回目の調査をしたときに主な問題が出されておりまして、それが今回の調査ではクリアされてきた、ということです。

 315万の調査費でしたね。その当時には、いまの天童駅と高擶駅から乗る乗降客がどの程度あるのか、そういった調査のなかで新しい駅ができた場合に天童駅、高擶駅からいったいどの程度移るのだろうかという風な試算なんかも示されておりました。天童駅は乗客のだいたい半分が定期利用者で、定期以外の方がそれの半分という比率でありますし、高擶駅は定期がほとんどで、5対1の割合で一般客は少ないということのなかで、新駅ができた場合に、そのうちどのくらい移動があるのか、というような統計なんかも出されておりました。このなかで、新駅設置のためのクリア事項については、収支条件ですね、についてはちょっと難しいんだろうという風な調査結果が出ておりました。

 それで、年間8100人ほど増加をしないとムリだ、ということなんかもありまして、総合運動公園でのいろんな大会をやるときに県や市、大会主催者などにも協力を得て、駅を利用していただくような働きかけとか、あと、駅前広場からバスを出して利便性を図ること、それから臨時列車運行してもらうようJRに協力を呼びかけるとか、そういったことなんかで改善をしながら乗降客を増やさなければという風な問題点が出ておりまして、途中、やはりこの駅についてはムリなのではないかといったようなことで、一時なくなった訳ですが、去年、一昨年ですね、新たに新駅設置の動きが出てまいりまして、そのなかでまた、この850万をかけた調査費がつけられたわけであります。

 これの最後のほう、第7章と第8章のさわりをこのあいだ資料としていただきましたが、このなかで、新駅設置のための基本的な要件という項目がありまして、6項目についてすべてクリアしなければならないとなっておりました。1つは技術的な要件については前回の調査でも問題がないということで、今回も問題がありません。輸送上の要件については、これ、計画上要件を満たしているということでありますが、その下、3、4、5、6についても十分検討する必要があるということでありまして、そのなかでやっぱり新駅の収支条件、これらなんかがどうなのか、それから建設費の負担ですが、さきほど駅舎の整備、それから駅舎の建設費、この経費はJRが負担しますが、それ以外のものの広場や駐輪場等の費用、それから開業設備費等については、請願者が負担するということになっていますが、この請願者というのは天童市がすべて負担するということになるのでしょうか? それから、土地については芳賀区画整理事業で準備している土地を使わせていただくんだということでありますが、そのへんの整備について区画整理で持つのか、それらも合わせて天童市が負担しなければならないのか、その負担要件についてもう一度お願いしたいと思います。

<山本信治 天童市長の答弁>

 新駅についてはですね、請願駅という扱いでありますので、請願者が負担するということになります。駅前の広場の用地確保、あるいは周辺の道路整備については区画整理組合が役割を担っていただくと、こういうことになろうかと思います。そういうようなことで、この新駅についてはですね、組合あるいは区画整理組合、連携しながらやっていくということだろうと思っております。

<伊藤和子 議員の再質問>

 請願者ということで全部市が負担すると、土地については区画整理組合、そっちのほうのいただいた土地といいますか、広場等の整備についての負担はどこでやるんですか? 協力してやると言ってもどちらが工事費を持つのでしょうか?

<山本信治 天童市長の答弁>

 請願者であります天童市だと思ってます。

<伊藤和子 議員の再質問>

 それでいきますと、18億と2億、そうじゃない、1億8000万と2億ですね、ハイ。それと、こちらのほうにはSuica、プリペイドカードを利用した場合はまた別途負担と書いてありますが、このへんはどのくらいかかるのか、4、5億かかる、合わせてね、全部で4、5億かなという風にみていますが、このくらいのお金をかけて駅をつくる理由をやはりきちんと市民に説明する必要があるのではないかというようなことを思っています。この先ほどの新駅設置のための基本的な要件の最後「その他の要件」となってますが、そこに「自治体、地元住民の合意形成」という項目がありますが、これらの合意形成の取り方についてはどのような工程で行くのでしょうか?

<山本信治 天童市長の答弁>

 先ほど申し上げましたように、わたくしの自身の口からもですね、さまざまな機会をとらえてやってまいりたいと、こういうように思います。そのなかで、やはり、今後、現時点では確定をしてないという状況でありますので、早い段階でできるだけ協議を進めていきたい、と。そして最終的には国の許可も必要な訳でございますので、認可も必要な訳でございますので、そういうようななかで経過も含めてですね、市民の皆さんにお知らせをしていく。

 それで、この新駅の必要性というようなことでございますが、わたくしは、これはいま日本の国がすべてそういう方向でみんな頑張ろうとしているところの低炭素化社会というんでしょうか、そういうところの取り組みだろうと思っております。特に、この県内の内陸、非常に公共交通網が不十分でありまして、やはり買い物とか通勤を車を利用していると、こういう状況だろうと思います。そういうようななかで地球にできるだけ負担をかけない、いうようななかでの街づくりが求められている、こういうことでございますので、環境に配慮したなかでの整備だろうと思います。

 また、この駅ができることによっての利便性、こういうものがですね、いま天童駅あるいは高擶駅の主な利用者の、「駅勢圏」というような言葉があるんだそうで、これ半径1キロぐらいあるんだそうですが、それから外れる方々、これが約、南部地区に7000人ほどいらっしゃいます。そしてなおかつ、今後このニュータウンができますとそこに4000人、ということですから、約1万1000人、完成のあかつきには定住人口者が出てくると、生活圏者が出てくると、こういうようなことでございますので、これらについてはですね、高擶駅あるいは天童駅の朝夕の混雑等の解消にもですね、大きく寄与すると、いうようなことだと思っておりまして、こういう困難が分散されると、こういうことだと思っております。

 それからですね、この駅については、運動公園等の関係もございまして、県の後押しもございます。いま現在ここに100万人ぐらいの年間の利用者が来てるということでございますけれども、ほとんどの方が車で来てるか、あるいは、天童駅あるいは高擶駅あたりから歩いていくと、こういう状況になってるものだろうと思ってます。そういうようなことのなかでですね、これができますと、特に最寄の駅からはですね約13分ぐらいで行けると、こういう状況になりますので、利用される方も多くなってくるんだろうと、こういうようなことを考えてるところでございまして、それによって街を歩くかたが多くなるということは街のにぎわいを醸し出してくれる、交流人口にも寄与すると、こういうことだと思います。

 また、今回この事業はご質問にもあったように、大きな事業でございます。本市にとっては、ぜひ成功しなきゃあならない事業であります。そういうようなことのなかで、この駅をつくることによっての宅地化の促進が図られるだろうと思っております。事業完了まで約500区画を売る訳でありますので、それらについてはですね、新駅の設置の住宅地の評価、あるいは利便性の高まりによって、お買い求めいただけるかたも多くなると、こういうような効果も多くあるんでなかろうかと思っております。

 その他、回遊性とかあるいは今般の地震の折の停電とかの、でガソリンがなくなったとかということのなかではですね、災害時の足の確保等々なんかにも一定の役割を果たしていただけるであろうというように思います。どうぞひとつ、そういうようなことのなかでですね、さまざまな機会があるごとに、わたくしの口からもお話をしてまいりたいというように思います。

<伊藤和子 議員の再質問>

 駅はあったほうが確かに便利だろうっていうような声があります。で、ただ、これまでやはり「調査しているから確実なことは言えない」ということで市民にも知らせずに進めてきました。16年、17年の基本調査、23年、今年度の調査ということで2750万か、ぐらいのお金をいま使ってきている訳なんですけれども、ただ、その何も説明もせずにこれまで来てしまったということに対して、やはり市民からの批判が多くある訳です。

 で、今年度の3月の予算特別委員会でも意見を申し上げたところですが、昨年の9月に日本共産党天童市議団が行ったアンケート、市民アンケートを取りましたけれども、そのなかでやはりあの、「賛成」「反対」「どちらともいえない」「わからない」「無回答」という、この段階の集計したヤツがある訳なんですが、やはりあの「賛成」は15.8%、「反対」が54.8%、「どちらともいえない」「わからない」「無回答」というところで27%ぐらいあるんですが、この「どちらともいえない」「わからない」ていう「無回答」のなかには、やはり、まだ説明もされておらず内容が分からないので判断できない、っていう風な声があって、そのなかでもやはり「天童〜高擶間あまりにも近すぎる、あいだにもう1つ駅が必要なのか」、それからやはり「新設の理由が分からない」「理由を示して賛否を市民に問うべきではないか」という風な意見が多くありました。

 ですから、内容をきちんと市民に知らせながら、意見を聞く必要があるかと思うんです。さきほどの要件のなかで「自治体、地元住民の合意形成」というのがありましたが、それが「機会あるごとに説明をしていく」と市長申されましたけれども、どうやって市民の意見を集めるのか、その判断をどうするのか、そのへんついてこれからの進め方ちょっとうかがっておきます。

<山本信治 天童市長の答弁>

 進め方についてはですね、今後、最終的な決定はJR側にあります。採算性の問題等も含めてですね。ですから、仮定の話で物事を進めるっていうのはなかなか難しいところもあります。なにも知らせずに今回進めてきたんだと、平成18年とかなんか言っておりましたけれども、それについてもですね、一定の分でですね、やはりそういう状況があったのかなということを理解しておりますが、やはり市民の皆さまにしっかりお知らせすると、いうようなことのなかで進めていくということは大事でありますので、今後についてはですね、説明をして参りたい。

 しかし、現時点でまだ決定しておりません。そういうようなことのなかでですね、できるだけ早く協議を進めながら、国の許可をいただいて最終的に完成ができるようなことをですね、やっていく。説明の機会についてはですね、わたくしの口から、あるいは担当部局のなかでですね、担当のなかでさまざまな機会あるごとにですね、皆さんにお話しするような、そのへんについてはもう少し、皆さんにお知らせの方法についてはですね考えて参りたいと、こういう風に思います。

 それから、先ほどアンケート調査というようなことでお話がありましたけれども、やはり、どういうサンプリングをしてるのか、そういうものもですね、数字を表す場合にはね、やはり何パーセントとかこういうことが数が多くある、こういうようなことを言う場合にはですね、やはりここは公式の場ですから、サンプリングの型についてもやはり一定の数字を提供していただきたい、こういうように思います。

<伊藤和子 議員の再質問>

 ま、あの、パーセントで申し上げたのは、その、あの、全市的にまいたアンケートですから、全市、各地からのこう集まってきたもので、数字をあげなくてもパーセントでいいかなと思って、お話しただけのことですが、やっぱり反対という風な意見のなかには「そういった中身も知らせないで判断できない」という声が多かった、それから、「どれくらい費用がかかるのかそれも示さないでそんな勝手に進めていいのか」っていう批判があったということをお伝えしたかった訳です。

 で、やはり、「まだ決まっていない」と、「JRが決定して国の許可をもらわないと最終的には進めないんだ」ということでありますが、そのへんがいつころになるのか、またそれが決まってから「んじゃあもう決まったのであとは進めますよ」と言うしかなくなってしまうのか、ということですね。天童市としてつくって欲しいという要望を出しているから、JRが決めればすなわち造らざるを得なくなってしまうのか、そのへんの決定はやはりJRが握っているということだけなんでしょうか?

<議長の発言>

 伊藤議員、アンケートの回収率とかね、何名にアンケートを出して、何名回収なった、そういった数値的なことをね、きちっとやらないと答弁のしようがないんです。そのへんのところ答弁してください。そのね、アンケートによって誘導的な質疑になる可能性もありますんで、きちっとした数字を出してください。

<伊藤和子 議員の再質問>

 あの〜、全市に2万枚近くアンケート用紙をお配りしたということです。そのなかで返ってきたのが200ちょっとかな、ぐらいです。まぁ、回収率は極めて低い訳なんですが、それだけ(日本共産党天童支部として)意見をお聞きしたかったということでのアンケート調査でありました。

<山本信治 天童市長の答弁>

 けっしてですね、わたくしがそういうものを求めたということでね、それに対して反論するということでなくて、いま言った意見についてはですね、謙虚に反省をしながら市民の皆さんにご理解をいただくという方向で参りたいと思います。ぜひひとつ、そういうこともですね、ご理解したなかで議論させていただければと思っておりますので、どうぞひとつ、なんか困ったようなことを求めたわけでは決してないんで、それだけ理解してください。

 JRの決定においてされたということであれば、やはり天童市としてはこの事業はこの芳賀駅についてはですね、将来まちがいなく天童市のためにとっては大きな利便性を確保するものと、こういう判断をしておりますので、しっかりと進めていきたい、このように思ってます。そのための理解を得る努力を最大限していくと、こういうことでございます。

<伊藤和子 議員の再質問>

 ま、あの〜、JRの決定を待ってそれが決まったら、まぁやっていくというようなことですが、やはりそのへんは市民に「このくらいの予算がかかる」と、利便性も示しながら、市民の理解を得るための努力っていうのはやっぱりされなければならないという風に思います。そのへんをどう運んでいくのかっていうところが一番のところなんですが、その時期等についてはまだ全然わからないということ、JRの決定がいつになるのか。

<山本信治 天童市長の答弁>

 時期等についてはですね、分かりません。現時点では。ただ、現時点で分かってることのなかでですね、やはりいま先ほどわたくしが申し上げましたように、この駅に対するわたくしの思いも、あるいは天童市にとって将来どうなるかということも含めてですね「よし」と判断したものでありますから、そういう方向のなかで、現時点の状況のなかでですね、市民の皆さんにご報告させていただく、そういうことだと思ってます。

<伊藤和子 議員の再質問>

 さきほど答弁のなかでやはり区画整理事業の保留地がどれだけこう売れるか、それの、にもかかっているんだと、この新駅建設が、ということを申されましたが、やはりきのう狩野議員も言っておりましたが、大型店誘致と都市計画道路の延伸と、それとこの新駅というのが3つの要件が芳賀土地区画整理事業に密接にからんで進んでいるんだな、ていうことが明らかになったのかなっていう風に思います。

 で、やはり、市民の声のなかでは「それほどの金をかけて、将来的に見れば住宅が張り付いて利用がなるんだ」っていうようなことは言われるわけですけれども、「いまのこの時点で、そのぐらいのお金をかけるのであれば、もっと別に使うところがあるんではないか」といった声が多くありましたので、やはりそのやり方、説明の仕方、っていうのをもっとどうしていくべきか、考えなければならないのかなという風に思います。広く市民の声を聴くための公聴会を開催するとか、そういったことも必要なのではないかと思いますが、そのへんについてはいかがでしょうか?

<山本信治 天童市長の答弁>

 それらについてはですね、庁内いろいろ揉みながら、考えてまりいたい。現時点で先ほどから何度も申し上げますように、現時点で分かっていることを市民の皆さまにご報告申し上げながら、市民の皆さんのご理解をいただいてこの事業を進めていきたいと、こう思います。

<伊藤和子 議員の発言>

 「現時点で分かっていることを市民に伝えながら」と言いますが、まだそれがやられていないということからこういった意見が出てくると思うんですね。いままでなかなか確定していないので言えなかったということがあるかもしれませんが、ここまで来てこの1600万の予算も本年度つけたわけですから、この時点において、どういう計画で進めるのか、そのへんについてはやっぱり早く市民に知らせるべきだと思います。そのへんのところをお願いいたします。

(関連ページ)
■天童のニュース:芳賀土地区画整理事業
http://www.ikechang.com/news/haga.html
■天童のニュース:JR新駅設置
http://www.ikechang.com/news/new-station.html
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