今度の日曜日に開催される第18回天童冬の陣「平成鍋合戦」へ、初参加する酒田商工会議所青年部の「冬限定 酒田沖幻のガサエビこくうま鍋“極”」が、山形新聞の地域面で紹介されました。
酒田商工会議所青年部(佐藤香奈子会長)は、来月2日に天童市の県総合運動公園で開かれる第18回平成鍋合戦に向け、庄内沖のガサエビを使ったポタージュ風スープ「冬限定 酒田沖幻のガサエビこくうま鍋“極”」を開発した。昨年の鍋合戦で人気を博した鍋の改良版で、メンバーは「ことしこそ鍋将軍を奪還する」と意気込んでいる。
ガサエビは甘みやうま味が強く、主に日本海で捕れる。漁獲量が少ないことから「幻のエビ」とも言われているという。今回の鍋は昨年とほぼ同じベースで、ガサエビを殻ごとミキサーにかけ、ホワイトソースなどで煮込んだ濃厚なポタージュ風スープ。具材はガサエビの身、地元産のカブイ、カボチャ、ニンジン、ブロッコリー。岩ノリを乗せて焼いたガーリックトーストを添えた。今回は、最後にガサエビのエビ油をたらし香りや風味を倍増させたのが特徴だ。当日は1杯300円で販売する。
同青年部は第1回鍋合戦から連続参戦し、「庄内どんがら汁」で計4回優勝している強豪。前回の「ガサエビこくうま鍋」」は4位だった。鍋合戦のために庄内浜文化伝道師の認定を受けたという元料理人のメンバー斎藤弘之さん(34歳)は「ガサエビの質にこだわり、よりこくのある鍋に仕上がった」と胸を張る。佐藤会長は「庄内の自慢の味を楽しんで欲しい」と話している。
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