1月4日に出荷された「超早出しさくらんぼ」が東京の太田市場で初セリにかけられ、1箱12万円の値が付いたことが、山形新聞の地域面で紹介されました。
日本一早く市場に出そうと生育の時期を調整して栽培されたサクランボの出荷作業が、天童市で行われました。出荷作業が行われたのは、天童市の農家がハウスで栽培したサトウニシキ、およそ120キロです。サクランボの出荷は毎年6月が最盛期ですが、このサクランボは夏の間、木を冷蔵庫で保管した上で10月からハウスに移すなど生育の時期を調整して育てられました。
きょうは農園の従業員など0人が出荷作業にあたり、摘み取った実の大きさを1粒ずつ確認しながら、桐の箱に詰めていました。去年は10月以降の気温が安定したため、ハウス内の温度もうまく調節でき、去年の4倍にあたる量のサクランボが出荷できるということです。天童市の農協によりますと、この日本一早いサクランボは、関東を中心に60の市場に出荷されるということです。
雪景色一色の県内ですが、初夏の山形の味覚が早くもお目見えしました。新しい年に彩を添える超早出しのサクランボが、きょう天童市の農家から初出荷されました。天童市干布(ほしぬの)の花輪和雄(はなわ・かずお)さんのハウスでは、いまサクランボ「佐藤錦」が真っ赤な実をつけています。このサクランボは6月から10月まで、鉢植えされた240本の木を冷蔵庫で休眠させます。その後、ハウスで加温し、木に春が来たと錯覚させることにより、毎年、年明け早々にサクランボを出荷することができます。今年は加温する10月ごろの天候に恵まれたため、実の大きさ、色づきともに申し分ないということです。
「色づきもまず、非常に良かったんで、ちょっと酸味が残りますけども、非常に甘くできております。」
「4日に合わせるということは非常に難しいんで、いま出荷できるということに対してホッとしてます。」
きょうだけで全体の3分の2以上、およそ100キロを収穫し、1粒ずつ丁寧に桐の化粧箱に詰めらえれました。このサクランボは全国の卸売市場に出荷され、明日の初売りでセリにかけられます。去年は500グラムの桐箱で12万円の高値が付いていて、関係者らは今年も期待を寄せています。
新春恒例の真冬のサクランボ、きょう初出荷を迎えました。通常は初夏に出荷されるサクランボですが、JA全農山形では、新春を祝って毎年1月4日にサクランボの出荷を行っています。サクランボを栽培しているのは、天童市の花輪和雄(はなわ・かずお)さんです。ハウス内には冬に実を付けるように超促成栽培を行っているサトウニシキが240本植えられています。
「サクランボも、まず〜、うまくなった(=果実がたくさんできた)ので、大変よろこんでます」
きょうは小雪が舞うなか、天童市の山本市長やJA関係者が集まって、日本一早いサクランボの出荷を祝いました。そして、作業員が真っ赤に色づいたサクランボの収穫を行いました。今年は花が開花する去年10月上旬の天候が良かったため、収穫量は去年のおよそ3倍の130キロ。実も2センチを超えるものが多く、色づきも申し分ないということです。
「夏と冬、逆転した仕事なもんで、温度管理っていうのが非常に大変です」
ハウス内の温度は25度前後。この冬は冷え込みが早かったため、燃料費は例年の2倍以上かかったということです。
「生産に力入れてつくってますので、1つ1つ味わって食べていただきたいと思います」
収穫されたサクランボは、箸で1つ1つ丁寧に桐の箱に収められ、明日の初セリに向けて全国60箇所の市場へ送られました。この新春サクランボ、去年の初セリでは2L(500グラム入り)が1箱12万円の値が付いています。
「非常に難しいというよりも、今年なった(=果実がたくさんできた)から、ほっとしているというのが本音で、夢中で10年間走ってきただけです」
天童市の農家・花輪和雄(はなわ・かずお)さんは、サクランボの超促成栽培に取り組んで10年目。毎年正月に、全国の市場へ佐藤錦を初出荷しています。今朝は厳しい冷え込みの中、山本信治(やまもと・しんじ)天童市長、JA関係者などが出席し、全国で一番早いというサクランボの出荷式が行われました。花輪さんによりますと、サクランボの超促成栽培は大きなポットに入れた木を夏場冷蔵庫に入れ、秋に冷蔵庫から出し、加温ハウスで育てます。いわば冬から春を感じさせるそうですが、水と温度管理が難しいそうです。ハウス内の温度は日中25度から30度、夜は10度以上に保たなければなりません。昨シーズンは秋の気温が高く、温度調節がうまくいかなかったため、出荷量は例年の5分の1。しかし、今シーズンは秋の天候が安定し、温度調節も順調で、例年並みの150キロの出荷を見込んでいます。
「初心に帰って一からやったということと、気持ちこめて精一杯つくっているので1つ1つただ味わっもたいたいというだけですね」
このサクランボは明日、東京・大田市場をはじめ、全国60の市場でセリにかけられます。
厳しい寒さが続いている県内ですが、天童市では温室で促成栽培された佐藤錦が、各地の初セリに合わせ出荷を迎えました。天童市にある花輪和雄(はなわ・かずお)さんの園地では、1月に出荷する早出しサクランボの栽培を10年前から行っています。この超促成栽培は夏の間にサクランボの木を冷蔵庫に入れ、疑似的な冬を体験させたあと、秋から温室に移すことで実現しています。今朝は外で粉雪が舞うなか、温室では鮮やかに色づいた佐藤錦の実が次々と摘み取られていました。花輪さんによりますと、今年は温室栽培に入った時期の天候に恵まれ、色も大きさも良好に仕上がったということです。
「1年間がんばってきたから、それでホッとしています。」
「精鍛こめてつくったんで、1つ1つ味わって食べていただきたいと思います」
この時期のサクランボは例年、1箱数万円の値が付く高級品で、きょう出荷されたおよそ100キロ分は全国の市場で明日、初セリにかけられます。
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